岩井澤健治「石井輝男闘病日誌」 A5判56P ¥600
2005年8月12日に他界した、石井輝男監督の最期の日々を、学生時代に『地獄』にスタッフとして参加したことを切っ掛けに監督のもとに出入りするようになった若者が記録したもの。
監督が肺癌で緊急入院してから、亡くなるまでの一ヶ月ほど、ほぼ毎日、見舞いや看病に通い、やりとりした会話や監督の様子を綴ったもの。
石井監督のなにげない言葉、病気が重くなり意識が遠くなりながらも現場にいるような発言をする様子などが淡々と描かれています。
筆者はいつも日記をつけていたのだが、偶然にも監督から“死を間近にした映画監督の様子を記録して本にしてみてはどうか”と言われ、没後一年の上映会やメモリアルイベントが終わった後、闘病に関する部分を冊子にした。
A5判 56P