日別アーカイブ: 2006 年 9 月 9 日

箱に入ったギャラリー edition/100


edition/100これは10組13人のアーティストによる10作品を詰め合わせた限定100のボックスセットです。
この箱は企画された福本さん、実は美術館やギャラリーでお仕事をされていた方で、タコシェもアートカタログの仕入れでお世話になったことがあります。フリーになられて、スペースや看板を持たなくなった彼が、最初にはじめたプロジェクトが、贈り物をテーマにご自身が共感した若いアーティストたちが作ったそれぞれの贈り物=作品(ドローイング、水墨画、版画、彫刻、映像、写真、サウンドデザイン)をギャラリーならぬ一つの箱の中に詰め合わせて、お店や個人にお届けするというこの“交流 ”です。
 アーティストも贈り物にふさわしく、100の異なる絵を描いたり、水墨画を掛け軸にしたり、受け手の掌で愛でる石膏の立体を作ったりと受け取って完成する形を工夫しています。
 貴重なボックスのひとつをタコシェにいらっしゃるお客様に直接見ていただけるようにと提供していただき展示もしていますので、どうぞ、ご覧ください。小さな紙箱の旅するギャラリーを贈られてみますか??
税込み ¥10000

『PLANETS 02』入荷!

オタク、サブカル、2ちゃねる、クドカン、ライトノベルなどゼロ年代サブカルチャーを扱い、創刊号は好評のうちに完売した同人誌PLANETSの第二号が入荷しました。巻頭写真記事「サブカル聖地巡礼」ではタコシェも紹介されてます。

『PLANETS 02』/A5判 276P/1575円
【インタビュー】
○稲葉振一郎(社会倫理学者/明治学院大学教授)「人文系ヘタレインテリのためのクールダウン・メソッド」:稲葉振一郎、通称「厨先生」。『マルクスの使いみち』『モダンのクールダウン』と新著ラッシュを迎えた啓蒙家が語るその思想と、「人文系ヘタレインテリ」へ送るメッセージ。
○木皿泉(脚本家/ドラマ『野ブタ。をプロデュース』『すいか』) 「野ブタ。パワーの注入法」
2005年、TVドラマ『野ブタ。をプロデュース』でドラマファンを驚愕させた男女ペアの覆面作家に、『週刊 野ブタ。』のスタッフが突撃取材!4時間に渡るロングインタビューをほぼ完全に収録。
○鹿島田真希(作家/『六〇〇〇度の愛』『二匹』『ナンバーワン・コンストラクション』ほか) 「虚無の向こう側へ、建築する意思へ」:作家・鹿島田真希。寡作で知られる前衛小説の担い手が、2005年の三島賞受賞を機に次々と作品を送り出している……。最新作にして第135回芥川賞ノミネート作『ナンバーワン・コンストラクション』を中心に、鹿島田真希の「これまで」と「これから」を抉り出すインタビュー。
○白倉伸一郎(東映「平成仮面 ライダー」シリーズプロデューサー) 「さまよえる“正義”をめぐって」
東映「日曜朝8時」を支えるプロデューサー・白倉伸一郎。「子供番組」と「オタクの消費財」との間で揺れ、「正義なき時代の正義」に正義を語るジレンマを抱え、疾走する番組に込めた思いを語る……!
【特集:ゼロ年代のオタク文化地図】
○竹田アニメの時代
『ガンダムSEED』シリーズから放映中の『BLOOD+』まで……。TBS竹田菁滋プロデューサー作品を徹底解剖!  
○平成仮面ライダーの正義
東映・白倉伸一郎プロデューサーの談話を交え、放映中の『仮面 ライダーカブト』で7作目を迎える「日曜あさ8時」シリーズの魅力に迫る!  
■ライトノベル編集者匿名座談会
出版業界を震撼させる「ライトノベル」ブームと新規レーベルの立ち上げラッシュ……。
その実態を明らかにすべく、3名のライトノベル編集者が集結! 惑星開発委員会だからできる裏話満載の匿名本音トークが炸裂します。
これを読まずして「ライトノベル」を語ることなかれ……。   
■座談会「少年ジャンプの過去・現在・未来」成馬01×青木摩周×岩瀬坪野
■「オタクの終焉 〜批評とノスタルジーの不毛を越えて」  更科修一郎×宇野常寛(善良な市民)
『電車男』のヒット以降、現代の大量消費社会を象徴するスタイルの一つとして認知されていく一方で、
恋愛などのコミュニケーションからスポイルされたネガティブな存在としてのイメージが消費されていく「オタク」像……。その身も蓋もない真実に、当事者であるオタクたちは何を考え、彼らが支えてきた「オタク文化」はどこへ向かっていこうとしているのか?本誌スーパーバイザー更科修一郎と、本誌編集長宇野常寛(善良な市民)が徹底討論!