大橋裕之のひとり連載漫画雑誌『週刊オオハシ 03』が入荷しました。
●大橋裕之『週刊オオハシ 03』/A5判、92P/525円
これまで『謎漫画作品集』『音楽』などの作品集を発表してきた知られざる鬼才・大橋裕之が、一人でいくつかのペンネームを使いわけながら複数の作品を連載する個人雑誌の第3号。タイトルは「週刊」ですが、ほぼ月刊ペースで刊行中。タカシとヤヨイは宇宙で漫才師デビューするはめになるわ、ジャンプ少年ヒトシは格闘リング「LOVE」に上がる前にオッサンに秒殺されるわ、ますます快調に混迷の度合いを深めていく連載に加え、今回は初心者が取っつきやすいように読み切りマンガも収録しています。特に巻頭の「父」は、『謎漫画作品集』の頃のタッチを彷彿とさせるセンチでホラーな佳作。
日別アーカイブ: 2006 年 9 月 28 日
『見沢知廉よ永遠なれ』入荷!
2005年に他界した作家・見沢知廉の追悼文集『見沢知廉よ永遠なれ』が入荷しました。
●見沢知廉君一周忌実行委員会『見沢知廉よ永遠なれ』/A5判、53P/1000円
作家・見沢知廉の一周忌法要にあわせて作られた私家版・追悼文集。運動、文壇関係の知人はもちろんのこと、高校時代の先生からストーカーだった女性まで、生前の見沢氏を知る様々な人々が寄稿している。
目次:孤高の作家を喪った(青木誠也)/見沢知廉さんとお母様(安部譲二)/見沢知廉に捧げる最後の手紙(雨宮処凛)/追悼 見沢知廉(大熊雄次)/「神意」のままに肉体と精神を捧げた見沢知廉(木村三浩)/文学に殉死した男(切通理作)/”あしたのジョー”のように(小山荘司)/文学としてのテロから、テロとしての文学へ(今一生)/見沢知廉さんのこと(佐伯紅緒)/裸形の精神(坂本忠雄)/現代の特攻隊を生きた人(塩見孝也)/シミズの思い出に寄せて(設楽秀行)/原点に立ち返ろうとしていた見沢さん(島田雅彦)/蒼白い維新者(朱斑羽)/悪魔の囁きに見沢知廉は耳を貸さなかった(鈴木邦男)/見沢知廉の革命魂は永遠に不滅である(田中義三)/Requiem―見沢知廉に捧ぐ―(中川佳南)/見沢先生の遺志を継いで(中野ジロー)/見沢知廉氏の死を悼む(蜷川正大)/ラスコーリニコフと見沢知廉(早見慶子)/私にとっての見沢知廉、清水浩司先輩を偲んで(針谷大輔)/日の丸Tシャツを着た見沢知廉(PANTA)/見沢知廉は人生を卒業〈アウフヘーベン〉した(平野悠)/勇気を与えてくれた友、見沢知廉(深笛義也)/我が身を滅ぼすような文学の修行(福田和也)/夕焼け(古澤俊一)/見沢知廉獄中句/見沢知廉の意味(堀雅昭)/廉潔の君(三次真一郎)/運命人(正狩炎)/ストーカーより愛をこめて(松本せいこ)/見沢知廉氏を偲ぶ(森垣秀介)/本籍は純文学にあらず(山平重樹)/輝ける日輪となるために(横山孝平)/喉仏(高橋京子)