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仕事文脈 09 ごはんと仕事

仕事文脈vol.9 ごはんと仕事

仕事文脈09 ごはんと仕事 ¥700+税

今号の「ごはんと仕事」特集のために、日々の食事をインスタで記録することにした編集人とスタッフ。見せる用でなく記録用の、地味なごはんの写真をみながら、仕事とごはんの関係を考え、
「インスタ映えするごはんに生きがいを見出し、そこに写らないところは見ないことにしておく」ことがあらゆる事を不自由にしている…と感じる。
この特集はそんな写真に写らない、ごはんと仕事の話。

食肉用にとひきとった鶏と暮らす女性、ベジタリンなぎ食堂が実践するワークシェア。ポートランドの出版社の代理店をしていいる住宅街の食堂やら子供食堂を取材したり…。ごはんを仕事にしている人、仕事している人のごはん、あるいは、はたらかずに食べている人…(ちなみに栗原康「はたらかないで、たらふく食べたい」はこのタバブックスからの出版)
ごはんを通して考えた仕事のことのあれこれ。

特集

ごはんと仕事 コッコたちのことについて。  河本順子
小さなベジ屋のワークシェアの話  小田晶房(なぎ食堂)
ごはん、マイウェイ  編集部
発酵と培養のリズム 盆踊りは灯をともしに行く役目  小林野渉
ブラックニッカ日々  スズキナオ(チミドロ)
ルポ・BAR「半年」のママになってみた  丹野未雪
子ども食堂に行ってみた「油揚げ」と「桜本こども食堂」
ブリトー・川崎・クラフトビール・ポートランド and more
ごはんで見つめる「きれいごと」  新保あずさ
食事と生き恥 餅井アンナ
腹弱 辻本力 シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ 栗原康
#ごはんと仕事

連載
仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
【新連載】 虹色眼鏡  チサ
バンクーバーと仕事・ 人生の手札  太田明日香
これも仕事だ!日記・ 南陀楼綾繁
あちこちふらふら・お仕事放浪記 まきせ記子
文脈本屋さん・ 千駄木往来堂書店
無職の父と田舎の未来・ 文化のための「食っていく」コストと、プラットフォームについて。さのかずや
わけられない仕事と生活 宮川真紀

表紙イラスト makomo
表紙デザイン 永井ミキジ
本文デザイン 小松洋子

A5判96pages  タバブックス

ラトビアのリガ発のコミック誌 š! #26 「dADa」

š! #26 「dADa」

š! #26 「dADa」¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌。
26号は今年で2016年でマニュフェストから100周年になるDadaを記念しての特集。

100年前のDada誕生へのオマージュ的作品から、ダダ的な表現をコミックで表現したもの、Dadaからインスパイアされたもの、といろいろ。

掲載作家は—
表紙: Zane Zlemeša (Latvia)
執筆者: A. Burkholder (USA), Brie Moreno (Canada), Cátia Serrão (Portugal), Daniel Lima (Angola), Dāvis Ozols (Latvia), Dunja Janković (Croatia), Dylan Jones (USA), Ernests Kļaviņš (Latvia), Jaakko Pallasvuo (Finland), José Ja Ja Ja (Spain), König Lü.Q. (Switzerland), Līva Kandevica (Latvia), Maija Kurševa (Latvia), Marc Bell (Canada), Mārtiņš Zutis (Latvia), Olaf Ladousse (Spain), Roman Muradov (Russia), Saehan Park (South Korea), Sammy Stein (France), Vincent Fritz (Germany) and Zane Zlemeša (Latvia). Introduction by: Agathe Mareuge (France).

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

š! #26 「dADa」 š! #26 「dADa」 š! #26 「dADa」

「本と町と人」をつなく雑誌 ヒトハコ 創刊号 2016年 秋

ヒトハコ 創刊号

ヒトハコ 創刊号 2016年秋(ビレッジプレス)¥900+税

本好きたちが、自分で選んだ古本を一箱ずつ持ち寄って、町のそこここで一日だけの本屋を開き、訪れた人たちに町歩きと本を楽しんでもらう『一箱古本市」。
2005年に東京・谷根千ではじまったこのイベントは10年の間に全国各地に広まり、地域の本好きたちの交流イベントへと成長。

イベントの発起人、ミスター一箱古本市ともいえる編集者の南陀楼綾繁と5人の地域編集者が10年間のブックイベントを通して築いたネットワークを軸に本から派生するさまざまなテーマを扱う雑誌「ヒトハコ」を創刊。
「本と町と人」をつなぐ、本の現場、町に根ざした本屋さんの誕生や、イベントの生成など、本のある現場からの声を届ける雑誌です。

目次

◆ホンバコ(エッセイ欄)
半空文学大賞について 岡田陽介
本屋で歌う 世田谷ピンポンズ
本と門と玉手箱 下村信人
街の本屋さんをつなげるサイト 中川充

◆特集 一箱古本市の楽しみ
・一箱古本市とわたし 石井ゆかり(『12星座シリーズ』)

・店主・主催者 なんで一箱古本市やってるの!?
田中あけみ 三木早也佳 オカノヨウコ 山本拡樹 石垣純子 荒澤久美

・ひと顔古本市 レインボーブックスさん 一箱古本市に200回出た男 構成 水野喜之

・助っ人さん座談会 一箱古本市を一番楽しんでいるのは私たちかも!?
古月 日田南 祭田よしこ 司会 ひな菊の古本

◆対談 アートブックターミナル東北 わたしの本づくり
ばったりたおれ屋×ぬまり 構成 清水真介

◆開店まで 第1回 富山 ひらすま書房
本を読まない人にこそきてほしい 本居淳一

◆一箱古本市徹底レポート 第1回
天神さんで一箱古本市(京都府長岡京市)
・全力でフツーを楽しむイベント 中村明裕
・店主さんの見た「天神さんで一箱古本市」 1003 book3355
・店主さんへのアンケート
・全箱ざっと見!+店主さんひとこと

◆わたしの本のまち
新潟県魚沼地方 おざわようこ

◆ヒトハコ解体新書
・啖呵売ふう「私のコアキーナ流儀」 放浪書房 富永浩通
・いろんな工夫 こんな箱もあります!
モロ古書店 Bar Book Box おねいもと

◆本のある一日
アスカ・O 亀貝太治 とろぶかずこ 佐藤ジュンコ tentent 樋口達也 くりもとみき 工藤陽之

◆熊本地震と本
・3か月後の日記
明日はどんな本が 舒文堂河島書店 河島康之
散髪に行く日 モラトリアム ナカムラ佳子
チェーホフ忌 伽鹿舎 加地葉
本を待つ人がいる 本熊本実行委員 木村晴美
まだ本は読めない BARてれすこ 古田雅義

・東京→熊本 移住する古本屋 古書汽水社 佐藤慶太

◆本屋が訊く本屋のこと 第1回
訊く人 Title 辻山良雄
答える人 汽水空港 モリテツヤ

◆メール対話 ブックイベントのはじめかた、区切りかた
Book! Book! Sendai 前野久美子× 海の見える一箱古本市 佐藤友理

◆地域雑誌の肖像 第1回
鹿児島市 『under’s high』編集長・植村隆博さん  聞き手 小村勇一

◆本+αの可能性 第1回 本と宿
長野 街に愉しいハコをつくる 栞日 菊地徹
佐賀 泊まれる図書館「暁」 ひとつ星 白石隆義

◆リレー連載 わたしの手放せない本 第1回
古本いと本 伊藤かおり 森絵都『カラフル』

◆対談 本が地域にできること
鎌倉幸子×南陀楼綾繁

◆一箱古本市の記録 2016年1月~8月

◆マンガ おたぐちのほんほん劇場(1)

◆6JUMBOPINSの妄想ブックフェス!
イラスト ひうち棚

A5判80pages

デザインのひきだし29 和紙

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デザインのひきだし29「和紙」(グラフィック社)¥2000+税

特集も和紙なら、材料も表紙から本文まですべて和紙、そのため、和紙への印刷の印象がダイレクトに伝わる特集です。
手漉きも機械漉きも両方とも取材。
手漉きでは越前和紙の人間国宝、岩野市兵衛さんを訪ねたり、和紙作家の森田千晶さんに取材し、手漉き和紙への印刷や加工の可能性を、様々な種類の和紙のデータとあわせて紹介します。

印刷や加工の実用性を考えて、機械漉きに多くのページをさき、世界一薄い紙である土佐の典具帖紙から、糸を漉き込んだ竹尾のオリジナル和紙や、透かしを加工を施した美濃和紙などの実物見本が綴じ込まれています。
お酒ラベルやお菓子の掛紙などに使われることの多いため、パッケージやラベル用の加工例もあり。

これら印刷・加工見本とは別に30種の紙見本も綴じ込まれて、内容だけでなく手触りや風合い、透け具合まで楽しめる内容になっています。

高級なイメージのある和紙ですが、小ロットでの加工に応じてもらえる業者さんもあり、紙見本、業者情報も収録しているので和紙を使った印刷物やプロダクトを考えている方はぜひ参考に。

006 …… インタビュー 黒栁 潤
010 …… インタビュー デザインフィル
016 …… 和紙づかいのすてきな作品たち
024 …… 和紙ってなんだろう?
030 …… 手漉き和紙編
031 …… 手漉きの極薄・典具帖紙をつくり新たな和紙にも挑戦する
──浜田兄弟和紙製作所
032 …… 人間国宝・9代目 岩野市兵衛さんの手漉き工房を訪ねる
034 …… インタビュー 和紙作家・森田千晶さん
040 …… 手漉き和紙へのオフセット印刷─コマガタ
042 …… 機械抄き和紙編
世界一薄い和紙を抄くひだか和紙を訪ねる
046 …… 落水紙をはじめ多彩な美しい和紙をつくる─モリサ
048 …… チャレンジングな和紙もドンと来い!─高岡丑製紙研究所
049 …… 土佐典具帖紙の技術を活かした
世界一薄い合成繊維紙を開発─廣瀬製紙
049 …… 障子紙からスタートし乾式・湿式両方の不織布をつくる
─三和製紙
050 …… 編集部おすすめ! 和紙紹介
060 …… 和紙見本帳を手に入れよう!
062 …… オリジナル和紙をつくる①
オリンピックカラーの「てまり」をつくる─竹尾
066 …… オリジナル和紙をつくる②
100キロからオーダーできるオリジナル透かし和紙
─丸重製紙
070 …… オリジナル和紙をつくる③
和紙の里・越前でつくるオリジナル透かし和紙
─TAKIPAPER
074 …… 和紙の印刷・加工編/和紙への印刷は難しい!?
本誌はこうしてつくられた
078 …… 耳付き加工の和紙ラベルをつくる─高桑美術印刷
080 …… グラデーションの美しい掛紙の活版印刷─瀬川商店
082 …… 和紙の印刷加工 頼りになる会社紹介
086 …… 特集内に出張 名工の肖像[高木裕夫(揉紙職人)]
090 …… 和紙ならではの加工いろいろ
094 …… 綴じ込み付録目次

《付録》
オリジナル透かし和紙2種類 +オリジナル「てまり」和紙 +耳付き風和紙ラベル
+和紙活版刷りの掛紙 +手漉き和紙にオフセット印刷 +和紙サンプル40種類以上

B5判144pages

デザインのひきだし29 和紙 desiginnohikidashi29_400_2

紙片の写真で色や加工をたくさん見ることができます。
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お酒のラベルは箔押し。和ものパッケージに和紙はマスト。デザインのひきだし29 和紙

30種類のおすすめ和紙が綴じ込まれています。

劇団「地点」が作った劇場「アンダースロー」が創刊した、語り合うための雑誌 地下室 草号1

地下室 草号1

地下室 草号1¥650+税

京都を拠点に、戯曲に限らない多様なテキストを用いて、独自の演劇表現を追求する「地点」が、その稽古場兼アトリエとして作り上げた“アンダースロー”から創刊した雑誌「地下室」。

雑誌不振の時代に、あえてその不自由な?雑誌という形で、観客による観客のための雑誌を作った次第で「まずは、ひとつの草案のように、ひとつの草稿のように、「草号」を編むことからはじめます。この草が、おもいもよらないところにまで、繁茂していくように。」

観客と語りあうための、問題提起だけでなく、語り合うために共有しておきたい「さまざまな時代のさまざまな「よさ」と「わるさ」を歴史と時間の軸に沿って比較できるような知識や見通し」の指標も提示しているので、演劇の知識のない人にも手にとってもらいたい。

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地下室編集部「わたしのマニフェスト」
三浦基「なぜスタニスラフスキー・システムではダメなのか?」
永田靖「だが、そもそも「スタニスラフスキー・システム」とはなにか?」(採録)
松嶋健「あなたのなかの〈群れ〉を発見せよ」
連載戯曲 松原俊太郎「忘れる日本人」

写真 石川竜一

B5判 44pages