「本と町と人」をつなく雑誌 ヒトハコ 創刊号 2016年 秋

ヒトハコ 創刊号

ヒトハコ 創刊号 2016年秋(ビレッジプレス)¥900+税

本好きたちが、自分で選んだ古本を一箱ずつ持ち寄って、町のそこここで一日だけの本屋を開き、訪れた人たちに町歩きと本を楽しんでもらう『一箱古本市」。
2005年に東京・谷根千ではじまったこのイベントは10年の間に全国各地に広まり、地域の本好きたちの交流イベントへと成長。

イベントの発起人、ミスター一箱古本市ともいえる編集者の南陀楼綾繁と5人の地域編集者が10年間のブックイベントを通して築いたネットワークを軸に本から派生するさまざまなテーマを扱う雑誌「ヒトハコ」を創刊。
「本と町と人」をつなぐ、本の現場、町に根ざした本屋さんの誕生や、イベントの生成など、本のある現場からの声を届ける雑誌です。

目次

◆ホンバコ(エッセイ欄)
半空文学大賞について 岡田陽介
本屋で歌う 世田谷ピンポンズ
本と門と玉手箱 下村信人
街の本屋さんをつなげるサイト 中川充

◆特集 一箱古本市の楽しみ
・一箱古本市とわたし 石井ゆかり(『12星座シリーズ』)

・店主・主催者 なんで一箱古本市やってるの!?
田中あけみ 三木早也佳 オカノヨウコ 山本拡樹 石垣純子 荒澤久美

・ひと顔古本市 レインボーブックスさん 一箱古本市に200回出た男 構成 水野喜之

・助っ人さん座談会 一箱古本市を一番楽しんでいるのは私たちかも!?
古月 日田南 祭田よしこ 司会 ひな菊の古本

◆対談 アートブックターミナル東北 わたしの本づくり
ばったりたおれ屋×ぬまり 構成 清水真介

◆開店まで 第1回 富山 ひらすま書房
本を読まない人にこそきてほしい 本居淳一

◆一箱古本市徹底レポート 第1回
天神さんで一箱古本市(京都府長岡京市)
・全力でフツーを楽しむイベント 中村明裕
・店主さんの見た「天神さんで一箱古本市」 1003 book3355
・店主さんへのアンケート
・全箱ざっと見!+店主さんひとこと

◆わたしの本のまち
新潟県魚沼地方 おざわようこ

◆ヒトハコ解体新書
・啖呵売ふう「私のコアキーナ流儀」 放浪書房 富永浩通
・いろんな工夫 こんな箱もあります!
モロ古書店 Bar Book Box おねいもと

◆本のある一日
アスカ・O 亀貝太治 とろぶかずこ 佐藤ジュンコ tentent 樋口達也 くりもとみき 工藤陽之

◆熊本地震と本
・3か月後の日記
明日はどんな本が 舒文堂河島書店 河島康之
散髪に行く日 モラトリアム ナカムラ佳子
チェーホフ忌 伽鹿舎 加地葉
本を待つ人がいる 本熊本実行委員 木村晴美
まだ本は読めない BARてれすこ 古田雅義

・東京→熊本 移住する古本屋 古書汽水社 佐藤慶太

◆本屋が訊く本屋のこと 第1回
訊く人 Title 辻山良雄
答える人 汽水空港 モリテツヤ

◆メール対話 ブックイベントのはじめかた、区切りかた
Book! Book! Sendai 前野久美子× 海の見える一箱古本市 佐藤友理

◆地域雑誌の肖像 第1回
鹿児島市 『under’s high』編集長・植村隆博さん  聞き手 小村勇一

◆本+αの可能性 第1回 本と宿
長野 街に愉しいハコをつくる 栞日 菊地徹
佐賀 泊まれる図書館「暁」 ひとつ星 白石隆義

◆リレー連載 わたしの手放せない本 第1回
古本いと本 伊藤かおり 森絵都『カラフル』

◆対談 本が地域にできること
鎌倉幸子×南陀楼綾繁

◆一箱古本市の記録 2016年1月~8月

◆マンガ おたぐちのほんほん劇場(1)

◆6JUMBOPINSの妄想ブックフェス!
イラスト ひうち棚

A5判80pages