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空想自叙伝をグラフィックノベル化 DIEGO LAZZARIN 「AMINOACID BOY AND THE CHAOS ORDER」

DIEGO LAZZARIN 「AMINOACID BOY AND THE CHAOS ORDER」 ¥ 2315+税

舞台美術を専攻した後、映像ジャンルで活動し、フランスのLe Dernier Criから画集も出版したイタリア人アーティストDiego Lazzarinの初グラフィックノベル。

自身の半生を、人間の行動を理解するために地球に送り込まれたエイリアンになぞらえた空想的自叙伝。
金属肉の有機的構造物として神によって作れたAmino(最初は、ちょっと根本敬の描くタケオ似)は、個々に生存理由を持ち欲望と意志を持って生きる人間を理解すべく神によって地球に送り込まれる。
そのミッションのために彼はDNAまで人間や動物に同化させグイグイと彼らの世界に入り込んでゆくのだが…。

17cm×24 cm 140pages フルカラー


苅部山本「街道のグルメ 国道・都道・県道 ローカル&昭和な味わい巡り 関東版」

苅部山本「街道のグルメ 国道・都道・県道 ローカル&昭和な味わい巡り 関東版」(辰巳出版)¥1500+税

工場跡地やかつての花街周辺など人々の暮らしの跡を辿りながら、いわゆるグルメなお店とはちょっと異なる地元の人に愛される、趣きある大衆食店を探訪する、デウスエクスマキな食卓シリーズの苅部山本さんによる”関東ロードサイド大衆食本”。

プライベートの時間に、北関東や下町に足を運び実際に食べて、そこでしか味わえない物のみを集めたロードサイド郊外めしの集大成。中華、ラーメン、そば、うどん、定食、洋食、喫茶、ドラインブイン、ローカルチェーン店etc.

A5判144pages オールカラー

※一人対談形式で、残念ながら本に収録できなかったお店のことや取材秘話などを語った冊子『街道グルメ特典冊子限定版」を苅部山本さんのご厚意でつけていただきました。

写真集 改訂版「ソウルの銭湯 서울의 목욕탕」

이재영イ・ジェヨン編集 박현성パク・ヒョンソン写真  改訂版「ソウルの銭湯 서울의 목욕탕」(6699press) ¥3500+税

日本同様、ソウルのでも減少の一途を辿る公衆浴場。

1997年には、2202ヶ所であったソウルの銭湯は2018年には967に減り、多くが廃業したり、サウナや健康ランド的なものへと変化したそう。
この本は、現存する銭湯の中から、30年以上の歴史を持ち、懐かしく趣き深い佇まいの銭湯10軒の外観から内部までを撮影したもの。

タイルばりの浴場、煙突や看板、番台?下駄箱やロッカーの鍵、備え付けのタオルや洗面器、入浴するお客さんや湯けむりがたつ浴槽…隣の国の、懐かしいお風呂の景色が記録されています。

カバーをはずすと湯上がりピンク色のやわらかな紙に温泉マーク。

改訂版は、最後の解説やプロフィールがハングルだけでなく、英訳、和訳が加わりました。
また、巻末のソウルに現存する30年以上の銭湯リストも2019年7月のものに更新されています。

171mm×230mm  272pages

武富健治 「古代戦士ハ二ワット 1」

武富健治 「古代戦士ハ二ワット 1」(双葉社)¥680+税

「鈴木先生」の武富健治が、小学校5年のときから、繰り返し描いてきた日本の神話をベースにした変身ヒーローモノ、『古代戦士ハニワット』が、ついに商業ベースの連載となり、単行本にまとまりました!!

長野県長野善光寺市に、なんの前触れもなく突如現れた巨大土偶。街を破壊し、善光寺の参拝客や市民など、行く手を阻もうとする人間を蹂躙しながら漸進する土偶を阻止できるのは、古代戦士ハニワットしかいない!

数十年におよぶ資料研究、取材旅行、幾度もの試作や推敲を経ての武富健治のライフワーク。
神社+縄文+変身ヒーローを追究した結果の壮大でいて荒唐無稽の超古代伝奇ヒーロー譚!! です。

四六判192pages

武富健治 「古代戦士ハ二ワット 月読伝説」¥278+税

「鈴木先生」の武富健治が、小学校5年のときから、繰り返し描いてきた日本の神話をベースにした変身ヒーローモノ、『古代戦士ハニワット』。

諸星大二郎的な壮大な神話世界を予見させつつ、ハニワロボの姿に主人公が変身してしまうという突飛さも併せ持つライフワーク的作品の予告編!?

作者の数々のハニワットものの中から平成3年に描かれたハニワット誕生までのさわりの部分を復刻しています。
巻末には中学~高校時代に描いたハニワットが再録されその変遷がみてとれます。

また、『鈴木先生』完結後に、ハニワットによる長編を描きたいと考える作者が、今後の構想も語っています。(←この冊子を発行した2008年時点)

小学5年生の武富少年の思いを核に、アラフィフにさしかかった漫画家・武富健治が構想30年以上の時を経て、2018年の夏から漫画アクションでついに連載開始!!!! 現在進行中の連載とあわせて、原型「ハニワット」をお楽しみください!

A5判48pages

関根美有「タピシエール 椅子張り職人ツバメさん」

関根美有「タピシエール 椅子張り職人ツバメさん」(秋田書店)¥600+税

椅子の張り替え職人=タピシエールつばめさん。
椅子の声をきいたり、話しかけるのは得意だけど、人間との会話はちょっと苦手で唯一の友達は、アパレル関係の仕事をしている小泉さん。
何でも手作りするつばめさんがつくるおやつを食べにアトリエにやってきます。
椅子と向き合うつばめさんの元には、壊れたり、くたびれた椅子、インテリアに合わなくなって椅子、行き場をなくした椅子たちが持ち込まれ、彼女は、椅子たちを労りリセットして、お客さんの元に戻してくれます。

工房には、お友達のいない小学生たくみくんや木工職人の夏木さん、様々なお客さまがやってきます。
椅子に寄り添い、心も体も支える椅子を作る、街中にふつうにいる、つばめさんという才能を関根美有が暖かく見守り描きます。

自身も生産デザインを専攻していた作者が、現在椅子張り職人となったクラスメートに取材しながら描いた職人さんと椅子の世界。
26の読み切り短編からなるシリーズですが毎回、1つずつデザインチェアーが紹介されています。

18.2 x 13cm 160pages