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太田好治”reach”dedicated to nujabes

太田好治”reach”dedicated to nujabes (Mirror) ¥1890

ジャンルを問わない様々な”作品集”を必要最小限の規模と最適サイズで制作し、広く流通させ新たな出会いを生むことを目的として発足した出版レーベル「Mirror」の第一弾。

clammbonやtoeなどのアーティストの写真を撮り続けて来たフォトグラファーの太田好治。2010年2月26日に他界した nujabesは普段メディアに顔を出す事は無かったが、太田は彼との交流を通し写真を撮り続けた。この作品集「”reach”dedicated to nujabes」はその太田がnujabesへ捧げるメッセージ。
メタモルフォーゼや代官山ユニットでのイベント風景、2011年11月11日に発売される追悼アルバム「modal soul classicsII-dedicated to…nujabes」のジャケット写真、由比ヶ浜にあるnujabesのスタジオ、楽曲タイトルにもなった「雲見」の風景など貴重な写真に加え、太田からのメッセージもおさめられている。

A4変型(262×200mm) 32P
写真:太田好治  デザイン:田中義久

漫画批評 vol.2

MH02

漫画批評 vol.2 ¥500

ジャーナリスティックな視点で、漫画そのものから、漫画をとりまく事象をとりあげる漫画批評。休刊が大きなニュースであったにもかかわらず、掲載作やその後について論じれることが少なかった「ヤングサンデー」について、最終号から約2年を経て、改めて検証。米沢嘉博記念図書館の内部を 見取り図入りで紹介したり、2014年開館を目標にする東京国際マンガ図書館にまで言及(図書館での同人誌取扱いの上での問題点についても触れて問題提起)。また、非実在青少年条例と反対運動の成果と反省点もフォロー。

–コンテンツは—-

■特集1
ロングインタビュー 喜国雅彦:ギャグ漫画にフェティシズムを持ち込んだ奇才

■特集2
最終号から約2年、いま改めて足跡を振り返る!「さよならヤングサンデー」

■特集3
米沢嘉博記念図書館:日本最大級の漫画図書館を明治大学が開設

■特集4
東京都「非実在青少年」条例のゆくえ:著名漫画家たちも猛反発!

【レビュー】
●「CYNTHIA_THE_MISSION」/高遠るい 少年漫画 「萌え」の影にあるダイナミズム
●「珈琲時間」/豊田徹也 青年漫画 演出小道具としての「珈琲」
●「大東京ビンボー生活マニュアル」/前川つかさ 一般漫画 思想としての「ビンボー」
●元競走馬のオレっち」/おがわじゅり 一般漫画 経済動物の現状を明るく描く
●「メッシュ!!」/小野直美 女性漫画 仏像と考古学という奇抜な設定
●「築地あるき」/おざわゆき・渡邉博光 4コマ・短編漫画 実際に食べ歩いた説得力

【連続特集】
–モテ・マン MOTE-MAN 女子にモテる漫画の選び方を研究する
–年度代表漫画選考委員会 完結した作品を改めて最終評価する!

【コラム】

●装丁の範囲 〜表紙まわりのデザインを分析
バーコードを取り外し可能なシールに印刷
「ヒカルの碁 完全版」/ほったゆみ・小畑健

●一巻批評 〜漫画を第一印象だけで評価してみる
2人の主人公の話を別々に進行 ボクシング漫画の新機軸
「マコトの王者」/福井あしび

●バイウェイ! 〜漫画誌以外で連載された名作
『しんぶん赤旗』に週1連載 優しさあふれる6ページ
「宅配ビンちゃん」/Moo.念平

●絶滅危惧作品 〜いまこそ読み返すべきあの作品
「メンドクサイ女性」をリアルに描女性観察眼と表現手法
「他人の家」/深巳琳子

●座右の名言 〜漫画に登場した格言を紹介
“誰かに用意された道には何もない”
「極東学園天国」/日本橋ヨヲコ

●過去からの警鐘 〜漫画に描かれた「未来」は?
米軍普天間基地問題について考える前にこれを読め!
「光る風」/山上たつひこ

●コミ・モノ 〜漫画にまつわるグッズやサービスを紹介
建築設計事務所が開発・デザインしたI壁一面のコミック本棚
margherita「Shelf」(マルゲリータ・シェルフ)シリーズ

●コミックデータルーム 〜数字で見る漫画の秘密
漫画雑誌から「ノンブル」が消えている!

●海外漫画事情 〜MANGAは世界の共通語だ!
翻訳者が日本人か外国人かでは大違い!

●漫画ひょーげん論 〜美術的表現を理詰めで考える
死亡する瞬間を無機質に描写し特異さを表現
「ぼくらの」/鬼頭莫宏

●重箱のスミ! 〜あえて漫画の「アラ探し」
物語の進行に関わるセリフには向かない 「描き文字」
「おおきく振りかぶって」 /ひぐちアサ

A5判100P

アート出版Le Dernier Cri 来日イベントのブログ開設

le-derniercri

南仏の港町マルセイユを拠点に、アナーキーなグラフィック・ジンを送り続けるLe Dernier Cri(ル・デルニエ・クリ)の創設者パキート・ボリノが9月に来日し、東京と福岡で展覧会やイベントを行ないます。それにあわせて、Le Dernier Criやこの出版に参加する作家たち、意匠に富んだ本を紹介するブログLE DERNIER CRI JAPAN TOUR 2010を開設しました。

アーティストでもあるパキートは、自身も創作をしながら、アートディレクターとして国内外の作家の作品を集めた不定期発行のジン“HOPITAL BRUT”を発行しながら、個々のアーティストのアートブックやポスターもコンスタントにリリースしています。どれも数百部の小出版ですが、ひとつひとつが作品にあわせた形をとり、3D本もあれば、表紙が繋がって二冊の本が観音開きに折り畳まれたものもあり、オフセットとシルクスクリーンを併用した刺激的なものがたくさん。何よりも、ヤバイ作品が多いのも特徴のひとつです。また、こ出版活動を通じて、Le Dernier Criは太田螢一、根本敬、市場大介といった日本の作家たちを、いち早くヨーロッパに紹介してきました。

今回の来日・展示にあわせて、HOPITAL BTUTの臨時増刊的な日本特集のジンも用意しています。どうぞ、お楽しみに!!!!

OHTA

なるべく、頻繁に更新したいと思います。

鼻笛(ノーズフルート)

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鼻笛 ¥1000

最近ひそかにブームの鼻笛。鼻と口の部分にこの楽器をあてがい、鼻息でもって音を奏でるのですが、いつもは無音の鼻息がこれを通すことで、ピーピーと高らかに鳴ったり、あるいは朝方「ホーホー」と唸っている鳩みたいな音も出します。(音域は2オクターヴくらい)

お取り扱いしている鼻笛は、ベトナム製でローズウッドでできています。大きさは5センチ×7センチくらい。

吹き方は、まず内側についている丸い穴が上にくるように持ちます。口を「ア」の形に大きめにあけて、下の半円形の穴のまわりの窪みにそうように下唇をあてるようにして、笛で口と鼻をおおいます。そして鼻息を上の丸い穴に送りこむように吹いてみましょう。息が笛の周りから漏れずに、口がうまく開いていれば、小さな鼻息でも音が鳴ります。すぐに音が出ないときは、口の開け方は笛の当て方を微調整して音が出るコツをつかんでみてください。音は演奏者の口の中に共鳴して響きますので、舌の位置を変えることで音程も調整できます。

鼻笛の起源は解明されていないようですが、このタイプの鼻笛のほかに、鼻息で演奏する管楽器というのもあって、ウソや悪いことも言う口にかわって神聖な儀式に用いられたりするのだそうです。

でも、こんな風な演奏の仕方もあるみたいです!

「ある夜のエクス/サウンドセット」

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「ある夜のエクス/サウンドセット」¥1000

黒川直樹が散文、デザイン、詩、写真、タイポグラフィによって描き出し自費出版した長編小説本「ALTAのミラーと夜のマネキンを361体ください。エクステンションはMPEGで。」これを読んだ虹釜太郎(360°records)はの沖縄のアートフェスwanakio art Festival のartist in residenceで現地滞在していたときに制作した『wanakio sound installation 虹釜太郎製作の音響集』の記憶を甦らせた。この音響29曲の中から虹釜が「ある夜のエクス」用に抜粋した音源を、さらに黒川がセレクトした14ヴァージョンの音盤を作製。CDRは20〜30分、全14曲収録です。お値段は据え置きなので、なんだかとってもお得!

黒川直樹批評家養成ギブス第一期(2007)で本格的な執筆活動をスタートさせ「エクス・ポvol.3」でデビュー。『大橋可也&ダンサーズ』に向けたパラレルレビューや、杉浦日向子の『百物語』に綴る「100のポリフォニー」など、既存のジャンルにとらわれない散文を模索し。2009年12月には「カヴァーデザイン~写真・タイポグラフィ・テキスト・リリック~レイアウト」までをトータルで製作した『ある夜のエクス』を出版。

なお、今、皆さんがワールドカップに注目していますが、虹釜、黒川両氏も独自の手法でフットボールを激しくサポート。サッカーをめぐるあることないこと、ありえないことなどなどを鋭意執筆、「フットボール・デカローグ叢書」として世に送り出していますので、こちらもよろしく。

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1000voice』(黒川直樹/Book02  ¥500
スタジアム来客「1000 人」の声を辿ればゲームレビュー&観戦ヒントが読めるという「周縁的(アンチ・マニアック&アンチ・モノトナス)フットボール」の入門書。A4判28P

fd03

『イン・グランズ 1』黒川直樹/Book03 ¥500)
07-08CL ファイナルを花壇にマジック・フットボール・リズムの蕾が膨らんでいく。ネクスト・エクスを予感させる黒川的魔文「イン・グランズ」シリーズScene.1。A4判28P