僕のマリ「常識のない喫茶店」

僕のマリ「常識のない喫茶店」(柏書房)¥1400+tax

他者とのディスコミニュケーションや、人と向き合うことで傷ついた記憶を、切ないほど赤裸裸に綴った「いかれた慕情」の僕のマリさん。

そんな社会に適応しづらい彼女が文筆業のかたわら働きはじめた喫茶店は、「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」という理念の、常識にとらわれないお店だった。

失礼な客には、店長でなくとも店員が容赦なく「出禁」を言い渡す。
女性店員になめた態度をとる客には「塩対応」。
セクハラ、モラハラ、はもちろん許しません。

おかしいのはお店か? お客か?
サービスする側も、受ける側も、うううううむと考えさせられるお仕事エッセイ。
お客さんからしたらちょっと怖い、店員さんの辛辣なエピソードや指摘だけでなく心地よい関係や仕事についても思いを馳せる一冊です。

■メニュー(目次)
Ⅰ 魅惑の喫茶
プロローグ
妖怪在庫荒らし
出禁です
同僚観察記
やさしい人
いかれたマスター
お仕置きです
推しの客
緊急事態喫茶
SNS警察
ガチ恋の翁
グレーゾーン村の人々
不惑の喫茶

Ⅱ おかわり
ここだけの話
喫茶店員あるある
わたしの喫茶紀行
特別なお客さん
厨房は戦場
卒業
人生の分かれ道

四六判176pages

田中流 写真集「Dolls in labyrinth〜田中流・人形写真館」

田中流 写真集「Dolls in labyrinth〜田中流・人形写真館」(アトリエ・サード)¥1636+tax

四半世紀にわたって、数多くの人形作家の作品を撮り続けている田中流による球体関節人形写真集。
12人の作家の、人形の可愛らしかったり妖しげな表情をおさめています。

◎収録人形作家
En、櫻井紅子、清水真理、垂狐、千代田梓、月、土谷寛枇、蕾、泥方陽菜、FREAKS CIRCUS、森下ことり、ようし

◯田中流  たなかながれ
写真家。舞台、ライブ、人物、ワークショップなど多岐にわたり活動中。
近年は数多くの人形作家の作品を撮影。
2019年10月球体関節人形写真集「Dolls〜瞳の奥の静かな微笑み〜」をアトリエサードより刊行し、ヴァニラ画廊(東京銀座)にて出版記念展覧会を開催。
2021年9月に待望の新刊「Dolls in labyrinth――田中流・人形写真館」をアトリエサードより刊行。
==書籍==
清水真理人形作品集「Wonderland」「Wachtraum 〜白昼夢〜」「Miracle 〜奇跡〜」、
林美登利人形作品集「Night Comers〜夜の子供たち」「Dream Child」、
木村龍作品集「光速ノスタルジア」、
ホシノリコ作品集「蒼燈のばら」、
安蘭画集「BAROQUE PEARL」、
石神茉莉短編集「蒼い琥珀と無限の迷宮」 以上アトリエサードより
その他、「FREAKS CIRCUS-人形作品集-」ヴァニラ画廊、
影山多栄子人形作品集「遠くをみている」、ようし人形作品集「迷いの森へ」ほか多数。

A5判 並装112pages
※タコシェでお買い上げの方に、田中さんの落款とサイン入りの2Lサイズの表紙写真の紙焼きをさしあげます。

田中さんにご用意いただいた紙焼きの特典(右)

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「人形写真家・田中流の眼差し」展
2021年9月11日(土)〜10月31日(日)
9:30〜17:00
月曜休※9月20日(月・祝)は開館、翌火曜休
※期間中、ワークショップ・サイン会あり。詳細は横浜人形の家HPへ。
観覧料/大人〈高校生以上〉600円、子ども〈小中学生〉300円
※入館料(大人400円、子ども200円)含む、未就学児は無料
場所/横浜・元町・中華街 横浜人形の家2階多目的室

ラチビア・リガ発のコミック誌 š! #42「Scientific Facts」

š! #42「Scientific Facts」 ¥1091+tax

2019年からのコロナ禍では、ウィルスの脅威だけでなく、溢れる情報の真偽や取捨も問題になりました。
真実を見極めるヒントになる視点を提案する作品を集めた特集。
「だからといって、書いてあることのすべてを鵜呑みにしないでね!」とのことです。

表紙: Agate Lielpētere (Latvia)
寄稿: Agate Lielpētere (Latvia) Anna Prokofyeva (Russia), Anna Vaivare (Latvia), Christopher Sperandio (USA), Colleen Anderhub (Germany), Cornevu (Brazil), Daphné Geisler (France), Delphine Pauluzzo (France), Ernests Kļaviņš / Andrejs Kļaviņš (Latvia), Gareth Brookes (UK), Jodie Wilders (Belgium), Juan Quintero (Colombia), Julia Trachsel (Switzerland), König Lü. Q. (Switzerland), Kyle Canyon (USA), Maarten Klein (The Netherlands), Mārtiņš Zutis (Latvia), Matei Monoranu (Romania), Namsai Khaobor (Thailand), Omar Cheikh (Italy), Sarah Firth (Australia), Sean Christensen (USA), Stacy Gougoulis (Australia), Tomáš Staněk / Zikmund Bartoníček (Czech Republic), Zane Zlemeša (Latvia)

A6判196P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

š! #41「Dogs」

š! #41「Dogs」 ¥1091+tax

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!41号のテーマは、犬、いっぬ!
人間のベスト・フレンド犬たちを描きます。ちなみに猫特集は15号(完売)。

寄稿: Anna Malicka (Latvia), Catalina Bu (Chile), Dariya Gonzo (Russia), Emelie Östergren (Sweden), Gvidas Pakarklis (Lithuania), Ieva Gvazdaitytė (Lithuania), Inkee Wang (China), James Collier (Canada), König Lü. Q. (Switzerland), Lai Tat Tat Wing (Hong Kong), Liāna Mihailova (Latvia), Līga Spunde (Latvia), Liisi Grünberg (Estonia), Marco Quadri (Italy), Mārtiņš Zutis (Latvia), Nando von Arb (Switzerland), Noemi Vola (Italy), Nuka Horvat (Slovenia), Rebeka Lukošus (Latvia), Sean Christensen (USA), Teddy Goldenberg (Israel)

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

青山希望 リソグラフ初作品集「The Sphapes of the Heart」

青山希望 リソグラフ初作品集「The Sphapes of the Heart」(NEUTRAL COLORS)¥3500+tax

完璧な丸、分裂して直列する惑星、円にささる三角、飛び跳ねる球体など、“こころのかたち”を一日一枚描き、リソグラフで刷り出した限定500部の作品集。

作家が手描きで生み出した、色や形をリソグラフの色域で新たな解釈を試みています。
本文は袋とじですが、中に3枚紙を変えて刷られた作品が鋏込まれているので、見て、触れてお確めください。

表紙は箔押し、クロス装のハードカバー。

◯青山希望 あおやま・のぞみ
94年生まれ。問うk票芸術大学デザインか卒業。
岡本一宣デザイン事務所、NOSIGNER株式会社を経て、2021年にグラフィックデザイナーとして独立、ロゴやパッケージのデザインをはじめ、ブランディングデザインをメインに活動。
希望部数のハンドメイドのアートブック出版レーベル non Editionsを同時に主催し、アートブックの創作活動も行う。

195mm × 133mm 96pages  Japanese/English
特典カードセット(4枚入り)つき