Buffalomackee,オカヤイヅミ、石山さやか、河井克夫、友沢ミミヨ、こたお、菅田ミサ、小川泰、二口貴之、河村康輔、Yoshi Yubai、Ben Sanair「COLLABORATION」

Buffalomackee,オカヤイヅミ、石山さやか、河井克夫、友沢ミミヨ、こたお、菅田ミサ、小川泰、二口貴之、河村康輔、Yoshi Yubai、Ben Sanair「COLLABORATION」 ¥6000+tax

南仏アヴニョンに自身の工房La Generale Mineraleを構えシルクスクリーンも手掛けるフランス人アーティストBen Sanair。

彼が2017年末から翌年の年頭にかけて、展示やライブのために来日した際、展示や舞台以外の時間の大部分を、東京在住のアーティストたちーーBuffalomackee、オカヤイヅミ、石山さやか、河井克夫、友沢ミミヨ、こたお、菅田ミサ、小川泰、二口貴之ーーとの即興的なドローイングのセッションに費やしました。

2人、あるいは4人、5人で紙を往復させながら完成させたドローイングに、フォトグラファーYoshi Yubaiの写真と河村康輔による
コラージュを加え、Ben Sanairが編集、デザイン、プリント、製本して完成させたのがこの本です。

繊細に鉛筆のタッチを再現したものもあれば、コミカルな配色もあり…テイストの違う作品を色々と楽しめます。

23 × 30 cm 30pages
40 layers of color シルクスクリーン印刷 手製本

Buffalomackee, Ben Sanair

Buffalomackee, Ben Sanair

オカヤイヅミ、石山さやか、河井克夫、Ben Sanair

二口貴之、Ben Sanair

友沢ミミヨ、こたお、菅田ミサ、小川泰、Ben Sanair

台湾発ドキュメンタリー漫画アンソロジー「熱帯季風 Monsoon vol.3 安静的戦地」

台湾発ドキュメンタリー漫画アンソロジー「熱帯季風 Monsoon vol.3 安静的戦地」(慢工出版 Slowork publishing) ¥3000+税

台中を拠点にするSlowork publishingがタイトル通りに東南アジアのアーティストたちのドキュメンタリー漫画を集めた雑誌Monsoon熱帯季風。
3号目は、その地理的な縛りを少し離れ、抽象的なテーマ「安静的戦地」(静かなる戦場)を掲げます。

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冒頭の必読古典作品紹介のコーナーでは、フランスで90年代のコミックムーブメントを牽引した作家の一人David Dの自伝的BDで
てんかんに罹った兄との関わりと描いた「大発作」と、オーストリアのUlli Lustがパンクスだった自身の17才当時を描いた
「If Today Is the Last Day of the Rest of Your Life」を紹介。
日本の映画監督・原一男の「ゆきゆきて神軍」も出てきます。

『異郷人』は、パレスチナで戦場の取材を続ける記者Versusの原作に新鋭漫画家の高妍(Gao Yan)が 作画を担当。

『安静的戦地』は鐘聖雄による、ベトナム人出稼ぎ労働者の失踪に関する報道を元にした漫画で、テクストを鐘聖雄が担当、アーティストの曽耀慶が作画を担当しています。

今回もそれぞれの作品にあわせて紙と印刷方法を変えた、サザイナー何佳興による美しい造本になっています。
ペンでなく筆を多用した作画、カリグラフィーにも通じたデザイナーによる造本設計…と味わい深い魅力に溢れています。

26cm×18.5ccm 158pages English/Chinese
カラーページが大半で、折り込みページやシルクスクリーンの綴じ込みページあり。


空想自叙伝をグラフィックノベル化 DIEGO LAZZARIN 「AMINOACID BOY AND THE CHAOS ORDER」

DIEGO LAZZARIN 「AMINOACID BOY AND THE CHAOS ORDER」 ¥ 2315+税

舞台美術を専攻した後、映像ジャンルで活動し、フランスのLe Dernier Criから画集も出版したイタリア人アーティストDiego Lazzarinの初グラフィックノベル。

自身の半生を、人間の行動を理解するために地球に送り込まれたエイリアンになぞらえた空想的自叙伝。
金属肉の有機的構造物として神によって作れたAmino(最初は、ちょっと根本敬の描くタケオ似)は、個々に生存理由を持ち欲望と意志を持って生きる人間を理解すべく神によって地球に送り込まれる。
そのミッションのために彼はDNAまで人間や動物に同化させグイグイと彼らの世界に入り込んでゆくのだが…。

17cm×24 cm 140pages フルカラー


3D スコープで見る北朝鮮写真集 Matjaž Tančič「3DPRK」 (2nd edition)

Matjaž Tančič「3DPRK」 2nd edition(Jiazazhi press)¥4444+tax

北京在住のスロベニア人写真家Matjaž Tančič(マティアシュ・タンチチュ)によって2014年に数回にわたり訪れた北朝鮮で撮影された作品群。

ツアーガイド、学校の生徒たち、お店の店員や、清掃員、新婚カップル、空手家、アコーディオン奏者など、様々な人々が、ゆかりの場所で写真におさまっており、双眼鏡のような付属のグラスに、写真をセットして一枚一枚鑑賞します。

映画ポスターが背景になっていたり、街並や建物にもレトロ感があふれ、ディテールまで味わい深いです。
昔の絵はがきのような印刷の粗い仕上げも、その空気にマッチしています。

Matjaž Tančič(マティアシュ・タンチチュ)
1982年生まれ。北京とリュブリャナ(スロベニアの首都)を行き来しながら活動。
雑誌「Mladina」でフォトジャーナリストとしてキャリアをスタート。
2009年、 グーグルフォトグラフィープライズで最終選考に選出される。
2012年、スロベニアプレスアワード受賞。
2013年、ソニーワールドフォトグラフィーアワードの3D部門において受賞。

上海のJiazazhi発行。

233mm x 70mm x 68mm、シルクスクリーンプリントのケース入り。(English/ Chinese)
66枚の3Dカードと、ブックレットとグラスが入っています。マグネット式でふたがとまります。

大人ごはん vol.3 「ひとりの時間を考える」

大人ごはん vol.3 「ひとりの時間を考える」(Incline)¥1000+tax

クラウドファンディングと取材で2年の歳月をかけて完成した「大人ごはん」第3号。

「日々の暮らしは、盛んに報道されるセンセーショナルな事件、ドラマチックな愛憎劇、大文字の政治経済、美しくおしゃれに整えられた暮らしとは程遠く、もっと雑多で、淡々としたものの積み重ねでできています」(前書きより)というわけで、編集長の足のむくまま気のむくままに出会った、その日常が気になる方たちに取材しています。

第一特集「ひとりの時間を考える」は、植本一子、ツレヅレハナコ、高橋順子の3人の女性が登場。
パートナー亡き後のひとりごはん、あるいはひとり晩酌の達人…、それぞれのひとりの時間との向き合い方を食を通して聞きます。

第二特集は「小豆島で農村歌舞伎を観てきました」。
島の人たちによる島の人たちの娯楽「農村歌舞伎」を通して、まかない・おもてなし弁当作りを含めた舞台裏や村の暮らしを見つめ、文化とコミュニティの関係について考えます。

ほか「何食べていきてる?」には、ラテンアメリカ文学の旦敬介と画家の門内ユキエ夫妻宅でのアフロブラジル料理、鶴谷香央理の漫画「元気が出るもの」などなど。

A5判112pages