アンパサンド Ampersand 2nd issue 「詩的なるものへ2号」

アンパサンド Ampersand 2nd issue 「詩的なるものへ2号」(灯光舎)¥2300+tax

「…と…」を意味するタイトル、&=ampersandは、毎回テーマごとに、音楽、美術、文学、映画、日常をつなぎ、多ジャンルの作品や作り手たちが集まる場になることを願ってのもの。

編集とデザインは「空中線離書局」の間美奈子、作家や作品ごとに、冊子、カード、手紙、CDやDVDなど多様な形やメディアを詰め合わせ形式になります。
6号刊行予定で、全部揃えると、一人の作家や連載ごとのコレクションになります。

【コンテンツ】
●創作ノート{ as a butterfly, as a fragment } はなびらとかたみ 大森裕美子

● 手紙小説 遠い場所からの手紙[2]
鞄からの手紙 BOOKSOUNDS〜
「何者からかの手紙」のBOOKSOUNSによる、もうひとつの手紙シリーズ。遠いと思いがちな場所を近くするべく届いた手紙になります。

●レイヤースコープ
写真・文 TORUS [2] 村松 桂
レイヤースコープという、写真と文を重ねて完成させる実験的形態の作品。
透明なシートに写真と短い文が印刷されています。
前号の台紙や白いレイヤーの上に置いてご覧ください。

●回文 わたしたち、言葉になって帰ってくる -抄-
[2] 魚 福田尚代
折本になっていて、のりしろで前号からつなげて長い作品集を作ることもできます

●ポエトリ・エフェメラ
造形・文 INNOCENT[2] 廃船  川添洋司
彫刻家が廃船に感じた詩的なものとは?
写真と活版印刷の深みある文字を二つ折りのカードにおさめています

●エッセイ  Philopoesis I 詩的なるもの
―二十世紀美術家たちの言葉[2] 間奈美子
アーティストが残した「詩的なるもの」をめぐる言葉を集めて綴るエッセイ。
オクタビオ・パスやアルチュール・ランボオ、瀧口修造からポエジーをひもときます。

●500部限定付録 チャップブックーボトロジア通信 第一号
庄司太一(通称:びん博士)
びん収集家の庄司太一による、びんの詩的世界観を綴ったエッセイを小さなチャップブックに仕立ててあります。

※16.5cm×18cmの封筒に各作品が封入されています。
1st issueもございます。

リトルサンダー「わかめとなみのむげんのものがたり」


リトルサンダー「わかめとなみのむげんのものがたり」(リイド社)¥3800+tax

ゆらゆら波に漂うワカメと、ワカメを育みながら、ときに激しく荒れ狂い傷つけてしまうこともある波のような、分ち難い生と死、愛憎を描いた、2019年の香港生まれのコミック。待望の日本語版です。

絶対に結ばれない二人の、切なく激しい愛の物語。
パパと二人暮らしの少女「わかめ」。
ある日狂ったパパに殺されそうになっているところを、
わかめショップの店主「なみ」に助けられてから、彼女の人生は一変する。

他人に興味ゼロのわかめショップの同居人たち、海藻ばかりの食事…ぜんぶ大嫌い。
パパのことは好きじゃなかったけど、パパを殺したなみが憎い。
彼を殺さなければ、私は自由になれないーーー。

パパの死から9年後、わかめが振りかざしたナイフがなみの頭に突き刺さったその瞬間、
わかめはある残酷で絶望的な“真実”に気が付いてしまう…。

因縁で結ばれた〈わかめ〉と〈なみ〉。
愛し合うはずの二人の運命は狂い、何度生まれ変わっても傷つけ合うことしかできない。

「なぜ彼らは生まれ変わって殺し合うのか」
二つ目の真実を知ったの行方は…。

◎リトルサンダー 門小雷
漫画家、イラストレーター。1984年香港生まれ。15歳で漫画を連載開始。
香港だけでなく中国・広東地方の雑誌で漫画やイラストレーションを発表。
受賞歴に2009年「Apple Baby Cat」講談社モーニング国際新人漫画賞副賞受賞、
2011年「KYLOOE」外務省主宰国際漫画賞入賞、小説『武道狂之詩三部作』(著:喬靖夫)など。
2017年「ハピネス香港」プロフェクトで、たなかみさきやCHAIとのコラボレーションが実現。
2019年7月玄光社より画集『SISTER HOOD』を出版。趣味はポールダンスと写真。愛猫家。

B5判168 pages

タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」

タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」(山中企画)¥2000+tax

元「和田弘とマヒナスターズ」のタブレット純が自らのルーツであるムードコーラスの源流を求めて、レジェンドたちを訪ね、貴重なお話を伺う。
スターとファンみたいなツーショットやプライベート感あふれるスナップ写真も味わい深い!

マヒナスターズの松平直樹、東京ロマンチカの鶴岡雅義、ロス・インディオスの棚橋静雄、クール・ファイブの宮本悦朗、ハッピー&ブルーの敏いとう、殿様キングスの宮路オサム、ダークホースの平和勝次をはじめ、「ロマネスクセブン」「J.シャングをリラ」「ジョイベルス東京」「サムソナイツ」などマニアックなグループも登場し、タブレット純本人が旧メンバーに取材しています。

かつてマヒナの一員でもあった著者が元マヒナ・メンバーを訪ねて歩く、「マヒナ浪漫紀行~我が出自(ルーツ)を訪ねて」が最終章になっています。

辿った聖地は—大阪・宗右衛門町、長崎・思案橋、浜町、東京・銀座、赤坂、亀戸、新宿、北海道・小樽、釧路など。

《もくじ》

◆まえがき  です。
松平直樹、マヒナスターズを語る
東京聖地巡礼①~産声の亀戸篇
東京聖地巡礼②~寒月の日比谷篇
*カルトコーラス残響伝①~久保内成幸とロマネスクセブンの巻
棚橋静雄、ロス・インディオスを語る
大川光久、ロス・プリモスを語る
◆東京聖地巡礼③~漆黒の銀座篇
◆東京聖地巡礼④~流麗の赤坂篇
*カルトコーラス残響伝②~山岸英樹とサムソナイツの巻
敏いとう、ハッピー&ブルーを語る
◆東京聖地巡礼⑤~彷徨の新宿篇
*カルトコーラス残響伝③~J.シャングリラの巻
宮路オサム、殿さまキングスを語る
平和勝次、ダークホースを語る
◆大阪聖地巡礼~酩酊の大阪篇
*カルトコーラス残響伝④~三浦正弘とアロハ・ブラザーズの巻
宮本悦朗、クール・ファイブを語る
◆長崎聖地巡礼①~出発の成田篇
~プロローグ 和久井保さんインタビュー
◆長崎聖地巡礼②~残響の「銀馬車」篇
◆長崎聖地巡礼③~枯淡の「十二番館」篇
~エピローグ 藤本雅さんインタビュー
鶴岡雅義、東京ロマンチカを語る
◆北海道聖地巡礼①~粉雪の小樽篇
◆北海道聖地巡礼②~伝説の釧路篇
*カルトコーラス残響伝⑤~ジョイベルス東京の巻
*カルトコーラス残響伝(番外篇①)~マイナー界における私的“松森棚三”とは?
*カルトコーラス残響伝(番外篇②)~ムードコーラス界の“X-JAPAN”とは?
最終章・マヒナ浪漫紀行~我が出自を訪ねて
*マヒナ浪漫紀行①~郷愁の戸越銀座篇
*マヒナ浪漫紀行②~哀愁の蕨篇
*マヒナ浪漫紀行③~小雨の上野毛篇
*マヒナ浪漫紀行④~追悼の京都・鎌倉篇
◆あとがき

A5判224pages

「タブレット純のGS聖地巡礼」もございます!

臓器料理レシピ本 御堂筋ハツ「痛風亭の臓器本 1」

御堂筋ハツ「痛風亭の臓器本 1」 ¥700+tax

バイト先の焼肉屋さんのまかないで、モツ焼肉にハマったのをきっかけに、いわゆる精肉以外の部位に目覚めた著者。
内臓肉を探して料理するうちに、専門のケータリングを行うようになり、レパートリーからレシピ本を制作しました。

牛・豚・鶏の部位の説明にはじまり、つまみ系からメイン、デザートまで34品を紹介。
様々な部位を使って、欧風もあれば中華も和風もあり!

ちなみに中野ブロードウェイ地下のお肉屋さんも臓器の種類が豊富なのだそうです。興味を持たれた方はハシゴしてみてください。

B6判52pages

逆柱いみり『怪獣 riso zine』

逆柱いみり 『怪獣 riso zine』¥1227+tax

ギャラリーであり、活版や孔版印刷を使った出版やグッズ制作も手掛けるトランスポップが、今度はリソグラフで逆柱いみりの新旧の怪獣たちの画集を制作。

ネコカッパ、ファラオス、リルゼなどのおなじみのメンバーから墨壷系や旧車系など、新旧、様々な怪獣51種を収録しています。

表紙は活版印刷。

14.7×21cm 52pages