もんだみなころ 「どこへでもいけるのに、ここにいる」

もんだみなころ 「どこへでもいけるのに、ここにいる」¥500+税

わたしここにいる
たまたま■■■■■■■■■■ここにいる
わたしここにいる
もっともっと違う場所いきたいのに
わたしここにいる
選んでる
どこへいってもいいのに
信念なく
たまたま
選んだ気になって
なんとなくを選んで
わたしここにいるよ
どこへでも
いけるのに
ここにいる           (もんだみなころ)

心の中の声や葛藤、不安や空虚、自己否定と肯定、依存と自立…
揺れ動く心を綴ったコミックあるいは詩画集。

A5判56pages

イスラエル発 性をテーマにしたインディペンデントマガジン Forno

Forno magazine issue11 ¥2000+税

イスラエルの写真家Lilac Madarが編集・発行する”性”をテーマにしたアートジン。
広告を撮らずにインディペンデントに特集ごとにfornoのために、アーティストたちに自由に作品を制作し寄稿してもらっています。年1くらいの割合で発行。

毎回、お題があって、11号のテーマはBUTTOCKS、おしり。
イラスト、コラージュ、写真、コミック、様々な表現で様々なアーティストが作品を寄せています。
日本からカツマタヒデユキ、永井コージが寄稿。

A4判40pages

バックナンバーもあります。(発行元でストックのあるもののみ)

新刊2冊 スケラッコ「平太郎に怖いものはない 前編」「「しょうゆさしの食いしん本」

スケラッコ「平太郎に怖いものはない 前編」(リイド社)¥630+税

日常の登場人物たちを、チクワやしょうゆさしの姿で描いたり、「盆の国」では、亡くなった人たちを日常に呼び込んだスケラッコが、本作では、江戸時代の広島の少年・稲生平太郎の妖怪実見譚「稲生物怪録」をベースに、舞台を現在に移して、シュールにゆるく幽霊のいる日常を描いています。
ちなみに、現在の平太郎は、お好み焼き屋さんを営む16才。
トーチwebにて連載中

B6判160pages

スケラッコ「しょうゆさしの食いしん本」(芳文社)¥619+税

コミックの中で食卓をよく描き、自身のレパートリーを紹介したジンも出したスケラッコの
食いしん坊コミックエッセイ!!

コンビニメニューから、ちょっとぜいたくしてのすき焼き、
パラパラチャーハンとしっとりチャーハン、ありあわせの材料で作る丼もの、
自家製エスニック、自家製あんこを乗せてのトースト、再現ちゃんこ鍋
などなど、外食や買い出しも楽しみながら、家庭用に工夫したりアレンジした
お料理を紹介します。

モノクロの絵で表現された料理、そして食感やおいしさの表現もみどころです!!

出てくるメニューは
ブリトー、シューマイ、すきやき、関西だしうどん、カマスゴのアヒージョ、
やきめし、なんでもたまごとじ丼、トマトキムチ納豆そば、いろいろのせちゃうピザ、
ベトナム風揚げ春巻き、エスニック風おかゆ、小倉トースト、ラザニア、
手巻き寿司、エビフライ、ちゃんこ鍋

B6判160pages

夕タン「Comic Girls and Boy go to TCAF 2017」

夕タン「Comic Girls and Boy go to TCAF 2017」¥278+税

2004年から“よっち”と飼い猫のニャーニャーを主人公にしたフリーコミックを発行する夕タンが
2017年に、20年来の友人で漫画を通した交流やコラボを行ってきたNYの友人Abby Densonと
その彼氏のマットとともに、再びトロントで開催される北米随一のインディーズコミックイベント
TCAF(トロントコミックアートフェスティバル」に参加!!

今回は2度目ということで、余裕を持って?渡航チケットの取り方や旅の計画、フェスへの横暴
会場や関連イベントの様子や、お客さんとの交流、さらには英語圏出版社への売り込みやら宿泊
ちょっと足を伸ばしてのNY旅など、実際的な情報も盛り込みつつイラストとともに記録した冊子。

地元の図書館などを会場に、家族的な雰囲気の中、招待作家も自主参加の作家も、一緒に交流できるTCAFの魅力、楽しみ方が伝わってきます。
海外フェスへの参加を考えている方にも参考になります。初参加の2015年版もあわせてどうぞ!

A6判 12pages 表紙含む

卒業シーズンに読みたい?!「校長先生のはなし」

「校長先生のはなし」(リクロ舎)¥1700+税

ダウンロードなんてできなかった時代、人々は音楽はもちろん、人々は何でもレコードやソノシートに録音していました。
現在に残る名盤とは対極の、昭和の日常を記録した音盤を発掘する田口史人が、今度は学校が卒業生に配布したレコードやソノシートから90人近い校長先生たちの餞の言葉を文字に起こし、年代別に収録しました。

名言、人生訓、叱咤と思いやり、示唆に富む言葉の向こう側に、教育の現場から定点観測された「生の昭和史」が見えてくる。考えさせられてホロリとくる、誰もが体験したその日の言葉たち…。

昭和30年代の校長先生たちは気骨ある明治の人間。戦後の民主主義を担う子供たちに、いずれ社会に出て仲間となる生徒たちに熱い言葉を送ります。
「どうにもならんことには、くよくよするな、どうにかなることには最善の努力を傾けよ」。
潔すぎます!

教育がマニュアル化されるに従い、先生たちの言葉も荒々しさが削がれ、あたりも柔らかくなります。年代にそって、先生たちの言葉を辿ることで、あの頃を思いだしたり、未来に思いを馳せつつ時代の精神の変化も感じることでしょう。

122㎜×186㎜函入りソフトカバー 150pages(リクロ舎)