岡本健「n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツーリズム/観光社会学の可能性」(北海道冒険芸術出版)¥762+税
全国に各地に出現するようになった「アニメ聖地巡礼」。
これまで、観光の対象になりえなかった地域や史跡が、アニメに取り上げられることで、一躍脚光を浴び、多くの人々が訪れる現象がおこっています。
この現象に着目した、観光のスペシャリスト岡本健は、『らき☆すた』の聖地・埼玉県久喜市鷲宮や『けいおん!』の聖地・滋賀県豊郷町などを、5年以上わたり、ブームにさきがけフィールドワークを行ってきました。
この研究を、NPOの北海道冒険芸術出版が、ムックのような手頃な価格と親しみやすいデザインで本にしました。
観光による他者との出会いと、初音ミクに代表される「N次創作」が持つ情報拡散力が結びついた「n次創作観光」。“観光”と“コンテンツ”が出会うことで生まれる日本発見や地域形成の可能性、観光の未来について考えます。