葛飾二本立て!? かつしかけいた、金子朝一「東東 Toh Toh vol.01」/かつしかけいた「かつしかしか(に版)」

東東 Toh Toh vol.01

かつしかけいた、金子朝一「東東 Toh Toh vol.01」¥476+税

ひとコマ漫画のようなイラスト『かつしかしか』のかつしかけいた(葛飾西部出身)と、『DIORAMA』にも寄稿する金子朝一のよる、漫画とレポやコラムでお送りする“葛飾”。
二人で、金町から四ツ木まで、葛飾区を北から中央に縦断するように二人で歩きながら、その模様をレポしたり、それぞれ、漫画やイラストで、葛飾の日常風景を切り取ったり、コラムで葛飾を語ります。

寅さんと両さんの二大キャラに代表される下町葛飾。しかし、実際にはそんなドラマチックな事もない23区部周縁の暮らしや、複合ショッピングセンターArioの出現や東京理科大学の新校舎オープンが葛飾をどう変えてゆくのかを考えたりと、東京のイーストエンドを定点観測しながら、描写します。葛飾区外の人には、ありそうでない、なさそうである不思議な町の景色かも!?

A5判48page

かつしかしか(に版)

かつしかけいた「かつしかしか(に版)」¥571+税

江戸川と荒川とに挟まれた、東京の北東に位置する葛飾区に育った著者が、下町というありふれた言葉では括りきれない景色や、住民たちにとっては当たり前に見過ごしている風景は、1コマ漫画のように情景+吹き出し入りにセリフとともに描いた作品集。

ありきたりな、しかし葛飾区民にとってはランドマーク的な陸橋や川岸の景色や京成線の駅などを背景に、人々とその会話の断片がリアルに今回も描かれています。
2011年3月、雨で東京(特に北東部で)放射能事故の影響が現れた頃の、いつもと変わらぬ景色と人々の不安を切り取ったようなシーンも。
それらすべて含めて葛飾な作品。

A5判36pages

かつしかしか に判