玉置豊「私的標本 捕まえて食べる話」¥1260
子供の頃から生き物を捕まえるのが好きだった延長で、学生時代を過ごした山形では自然の恵みを捕っては食べ、卒業して首都圏に戻ってきてからも、漁場や珍しい釣り方を聞けば、自転車や車で捕りに行き、食べる生活を送ってきた筆者。
近場では、自宅から自転車で10分ほどの東京の川で天然うなぎを釣って食べるなど、「特定分野の専門家というわけでないので、素人目線の生ぬるい経験談ばかり」と、あくまで趣味の域にありながら、趣味ゆえに誰に頼まれるでなく車を地方まで走らせる情熱もあれば、読んだ人に”自分にもい釣れるかも?”と思わせる現実感もある、キャッチ&イートの記録。
「生き物を捕まえて食べる」一期一会を記録したブログが10周年を迎えるにあっての、自主制作での書籍化です。
内容は—
東京の川で天然うなぎを釣って食べたい
世界で二番目に臭い料理、ホンオフェを作って食べたい
富山湾のホタルイカを掬って食べたい
干潟でアナジャコを筆で釣って食べたい
穴に塩を入れてマテ貝を捕って食べたい
巨大外来種、ウチダザリガニを捕まえて食べたい
サメが釣れたからフカヒレの姿煮にして食べたい
どこにでもいるミズクラゲを普通に食べたい
天麩羅の高級ネタ、ギンポを針金ハンガーで釣って食べたい
ヤツメウナギを捕えて食べたい
イラスト・漫画 渡辺なお
A5判110P