いま、東京のあちこちのギャラリーやショップで、日独交流イベント『Wir Kinder von UENO ZOO』が行われています。そのうちのひとつに、来春タコシェで展示を予定しているロリータ絵画のStu Meadさんも参加します。なんと、会場は中野ブロードウェイの中、妖精系ロリータファッションのお店pays des feesさんで、11月29日から12月28日の会期になります。
そんなわけで、勝手に連動企画ベルリン特集を行うことにしました。第一回は、ステュミィドさんのアトリエを紹介します。
ステュさんのアトリエはパンキッシュなエリアの、住まいと兼用したアパートの中にあります。手足に障害のあるステュさんは、机の上にお手製パレットを固定し、主要な色はパレットの端っこに並べた固定したフタつき容器に詰め替えるなど、カスタマイズしています。フタつきなのは、乾燥を防ぐためだそうです。イーゼルにもお菓子の空き箱がついていて、カンバスが奥に行き過ぎないよう底上げするのに使っています(写真の左端にちょっとだけ見えます)。そうすることで、カンバスの端まで描きやすくなるからだそう。というように、コックピットのように手の届く範囲に様々なものが計算して置かれたアトリエから、あのかわいいロリータちゃんたちが生まれていたんですね! ステュさんは、ここで、ロリータたちの絵のほかに、肖像画などを時間をかけて丹念に描いています。
ステュミィドの本はタコシェで現在、Frank Gaardとの共著になる「MEN BEG」をお取り扱いしています。
そして、ペイ・デ・フェさんでの展示の詳細はこちらをどうぞ。