畸人研究25 「アール・ブリュット・宮間さん」 ¥630
最近では、グルメ特集などを組み、本来の畸人色が薄らいでいた「畸人研究」ですが、久々に手応えのある畸人さんのレポートです!
最近、アウトサイダー・アート、アール・ブリュットがますます注目を集めてますが、十数年にわたり、様々な街のクリエーターを調査して発表してきた畸人さんの中でも、畸人研究学会とのおつきあいが特に長い宮間さんが、なんとこのジャンルの総本山的なスイスのローザンヌのアール・ブリュット・コレクションからお呼ばれしてしまったのだから、もうたいへん!
横浜寿町で、廃品やいただきものを利用したデコラティヴなかぶりものを身につけて、自転車で街を軽快に走り路上パフォーマンスをする宮間さんは、これまでも時々、”奇人枠”での取材を受けることはあったものの、都築響一氏の取材や紹介もあって、老いてますます創作に燃える老人を特集した「快走老人」展に招聘され、アート界に遅まきながらデビュー。
そして、これを観たスイスのアート・ブリュット・コレクションの館長さんから、作品のみならず、パフォーマンスも含めて、宮間さんが展示に招待され、70才をすぎて世界に羽ばたくことに。
そんな世界制覇?までのここ数年の宮間さんの軌跡と、スイスでのオープニングパフォーマンスや展示を含め、渡航から帰国後の模様までを、宮間さんと長い間交流し、その流れでサポーター&マネージャー役を引き受けるベテルギウス則雄とその妻が同行レポートする。
A5判36P
ローザンヌの展示の模様は、Collection de l’Art Brutのホームページに、日本語ヴァージョンとあわせて出ています。宮間さんの活躍ぶりや現地での歓迎ぶりも伝わってきます!