リニューアル創刊 大阪人 2011.07「どう変わるキタ、どうなる大阪。」

大阪人 2011.07

大阪人 2011.07「どう変わるキタ、どうなる大阪。」(大阪都市工学情報センター)¥680

1925年創刊の「大大阪」をい前身とする「大阪人」が、リニューアルして判型をコンパクトにして月刊から隔月刊に。内田樹、橋爪紳也らを編集委員に迎え、Meets Regionalを創刊し編集長もつとめた江弘毅が責任編集。実用的かつ読み物としても充実した雑誌に変身しました。

リニューアル第一弾の特集は大阪、キタ。「大阪ステーションシティ」として生まれ変わった大阪駅や、2013年の開業に向けて工事が進む「うめきた」など、常に変わり続ける街、キタ。北新地や中津、福島、中崎町など、周辺の街の変貌ぶりや表情も満載。街を歩き、人に出会い、歴史に学ぶ……、大阪キタの大特集。

《特集》
「梅田アースダイバー」中沢新一
週刊現代の人気連載、中沢新一の「大阪アースダイバー」の梅田版。梅田が21世紀の今になっても膨張を続けるのはこの街の「宿命」なのか? 梅田はどうして「特異な街」なのか? 現場で考えた、梅田を通して見る新しい「大阪誕生物語」。
こう変わる 大阪駅。
2011年春、大阪駅開発プロジェクト(サウス&ノースゲートビルディング)が完成した。新しい大阪駅はいったい何が「すごい」のか。人の流れはどう変わり、商業施設はどのように……。人気の建築ライターユニット「ぽむ企画」平塚桂氏による取材と、細密イラストによる図解。
梅田「ターミナル百貨店」80年
昭和4年(1929)、阪急梅田駅に直結して生まれた百貨店は、世界初のターミナルデパートだった。それから80年余、商業施設が飽和状態になった梅田にまた新しい大型百貨店が誕生し、新宿と同じ「四強時代」に突入。競争による「百貨店文化の復活」ははたして可能か?
変わる北新地の「変わらない」は何だ?
リーマンショック以降、変貌著しい北新地。新しい業態の飲食店や小売店がオープンするなど「変わる」ことばかりが強調される北新地だが、この街の基本的な性格も役割も全然変わらない。なぜそれに惹かれるのか? 北新地と20年以上付き合ってきた3人の雑誌編集者が書く。
ウメダのイマドキ
「梅田は国内屈指のキャンパスタウンになっていた」「キタにこだわる名料理人のたちの挑戦」「茶屋町のビル屋上でミツバチ飼育」など、梅田にまつわる最新コラム。
梅田のひと駅先はこうなっている。
心斎橋に対するアメ村、アメ村に対する南船場・堀江など、一つの中心街がブレイクすると、必ず近くの異なるキャラの街に人が集まりだす。福島、中津、中崎町の「まち」現在進行形。
■梅田の大阪人。
■キタの住民・安藤忠雄 大阪を、キタを語る。
■キタ「これまで&これから」おさらい
■特別座談会〜どんな街になる?「うめきた」

《連載》
巻頭言「大阪を機嫌よく生きる」内田樹
町田康「関東戎夷焼煮袋」
インタビュー「おおさかは遠きにありて」岡田武史(サッカー日本代表前監督)
震災復興支援ニュース
あなたの知らない24区
新明解 現代大阪語辞典 「【ジブン】て誰?」
オオサカノオト「有山じゅんじと御堂筋」
観ごろ、聴きごろ大阪の席
大阪を読み解く
つながる書店魂
大阪名物製造工程「マジックインキ」
24区「らしい」店
オオサカ・インストラクチャー〜橋

B5判128P
なお、本誌とは別に,エリアやテーマを掘り下げる別冊も年4回刊行する予定だそうです。

また、タコシェではこれまでの大阪人のバックナンバーもお取り扱いしています。