HB vol.02 特集:ドメスティックな世代? ¥500
“雑誌を作ってみたら”の言葉をきっかけに、ジャーナリスティック×カルチャー系テイストに身近なテーマや気になる人物に取材・編集したミニコミの第二弾。
編集人や書き手が80年代生まれの20代ということで、今回のテーマは”ドメスティックな世代?”。海外旅行が国内旅行よりも安い昨今、学生や若者の渡航は90年代後半をピークに現象傾向。海外に行けば自分が探せるってもんじゃないだろ、という達観、もしくはわざわざ行かなくてもネットから入ってくるでしょ、という現実のせい? ドメスティックと表裏の関係にある海外観を坪内祐三氏へのインタビューや、外国村考、洋楽観、メディアの中の海外、同世代の海外旅行紀や留学体験記の中から探り出し、ドメスティックな理由を考える。
もう一つの特集は、第一の特集とも関係ある”異邦人が記した〈日本〉”。幕末から明治にかけての異邦人の紀行文や日記から失われた日本を旅する試み。
また11月17日をもって閉店する書肆アクセスの畠中理恵子店長の生い立ちから、職歴、今にいたるまでを訊き出すインタビュー「団地妻になりたかった」を収録。本屋の店長さんの誕生から今日までというインタビューも珍しいですが、直接存じ上げている人の半生を活字で読んで知らなかった様々な過去を知るという感じが不思議です…。お話したことがなくても書肆アクセス店頭で彼女をご覧になっている方にも「え、あの人にこんな過去が…」と面白いのではないでしょうか??
ほか各種連載記事。
B5判74P