今、タコシェがある中野ブロードウェイの館内、階段の壁面を利用して、パリで開催中の日本のアール・ブリュット展に出展している作家さんの作品が展示されているんです。同展に出品中の作品のコピーもあれば、オリジナルもかなりあり、通り慣れた階段だけど思わず足をとめて見てしまいます。階段は一カ所だけじゃないので、ブロードウェイにいらした方、エレベーターやエスカレーターを使って見落とさないで!
アール・ブリュットとはフランスの画家ジャン・デュビュッフェが提言した、既存の文化、美術教育などに影響されていない芸術のこと。
同展を開催しているアル・サン・ピエール美術館は、19世紀の美しい金属建築知られる市場を1986年に改装して、オープンしたパリ市立美術館。モンマルトルの丘の麓に位置あって、現代のポップ・アート、ワイルドアート、アウトサイダー・アート、奇抜なアートを積極的に取りあげています。
今回のArt Brut Japonaisは、滋賀県社会福祉事業団の運営する「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」と共同で企画されたもので、63人の日本の作家が参加。約1000点の作品が日本中から集められ、この展示の図録が作成されました。その図録がこちら。観たいけどパリは遠いな〜、という方はタコシェにありますよ。
すごい密度、凝縮度のめくるめく作品群に圧倒されます。(200×235mm 224P テクストは英仏の二カ国語表記です。¥4515)
関連サイト アール・ブリュット・ジャポネ展