本日、18日より初来日中のLe Dernier Criを率いるPakito Bolinoパキート・ボリノの展示がはじまりました。
BDと日本のマンガがミックスされ、エネルギッシュに描かれたパキートのマンガ。作品は、日本でも「大発作」などの作品で知られるDavid Bを含む作家たちによって90年に発足したBDの出版社L’Associationより発行され、中はスミと黄色の2色刷りになっています。文章は英語、でもBDやマンガの要素(どこかで見たことあるようなキャラたちも登場!)が入り混じるカオス状態です。
パキートの描いた原画は、スミ1色ですが、材質の違う紙(裏には鉛筆のデッサンが描かれていたり、シルクスクリーンの試し刷り?があったり)を自分で適当な大きさにざくざくとカットして、枠線もページごとに大きさが違っていて、マンガ専門の原稿用紙なんかに慣れた目には、そのプリミティヴな手法にびっくり。クロスばりの上製本になった出版物からは思いもよらない、紙から切り方から描き方まで、すべてがワイルドなオリジナルをぜひぜひ見てみてください。(このワイルドさに匹敵するすごい原稿は根本敬さんくらい)
タコシェもワイルドに直接、壁にバンバンと原画を並べてみた!
ついでに長いジャバラ本も長いまま展示してみた!
パキートがアートディレクションを担当しているLe Dernier Criの本や関連書籍もたくさん入荷しています。手にとってご覧いただけるようにしているのと、来日記念と円高還元とでお安くしてますので、ぜひこの機会にご覧ください。本の詳細は「Le Dernier Cri Japan Tour 2010」ブログをご覧ください。こちらで各本のタイトル部分をクリックするとオンラインショップでお買い物もできます!(今後も追加の予定、品切れになった場合はご予約を承ります)