円盤のレコブック series 「アリスは不思議な飛行船」¥1000+tax
谷村新司、堀内孝雄、矢沢透の3名からなる日本の産業フォークのモンスター、アリス。
今振り返ると、不思議な組み合わせのこの3人の音楽はどこから来て、誰に向けられたものだったのか…
昭和のある時期、テレビやラジオに当たり前にあふれていたアリスの音盤をたどりながらその数奇な運命や個々の思惑を浮き彫りにしてゆきます。
カレッジフォーク、ウッドストックなど60-70年代の音楽シーンの中に身を置き、影響を受けたアリス。
万博ブームなど国際化の中で組織された若手ミュージシャンの北米ツアーに参加して、レッドツェッペリンやジャニス・ジョプリンを目撃するなど、強烈な体験を経て結成された誕生秘話も。
音楽産業の中で、タイアップ音楽やチャリティソングなどの先鞭をつけ、成長する一方でソロ活動も開始しヒットを飛ばしながら、81年に『謀反』という穏やかでないタイトルのアルバムを最後に解散します。
そんな紆余曲折、謎の背景を音盤と時代考証によって検証します。
SNSのなかった時代、ラジオやライブを通して試みたファンとの交流がどんな形で実現したか? 今ならどんな可能性があるのか、考えさせられます。
※こちらの商品は、アリス関係の中古レコードが一枚必ずおまけで付きます!
A5判51pages