さくらいみか「旅に出たくな〜る しまね’19」¥650+tax
島根生まれ、デイリーポータルZ等のライターをしたり、趣味の少女雑誌収集が高じて『りぼん』の同人誌を発行したり、編み物作品を作るさくらいみかさんによる島根(+鳥取西部)ガイド。
島根を案内するのは、著者手編みの人形キャラです。
表紙に「どうでもいい情報満載」とある通り、通常のガイドブックにはない情報、島根県人の本音やピンポイント情報が気前よく放出されています。
冒頭「島根ってどこ?」では、他県民に「砂丘あるところですよね」と言われがち、とその地味さを自覚して、鳥取との位置関係を説明して、地図上の位置確認からスタート。あわせて、マップに松江城と城下の言い伝えを盛り込むなど豆知識を授け、他の地域からのアクセス情報も丁寧に説明しています。
ほかにも、東京23区920万人に羽田空港ひとつ、対して人口124万の山陰に空港5つ問題からの空港使いこなし術。山陰にしかないチェーン店の酒屋「酒ゴリラ」の看板のゴリラが店ごとに微妙に異なること、島根でしか買えないパンやお菓子、はるさめ入り茶碗蒸しなどのローカルフード紹介etc.とエピソード満載。
多くは、著者が長年当たり前に思っていたけれど、島根を出てはじめて全国的には普通じゃないことに気付いた、ご当地ものたち。
いくつかの観光コースもご提案。現在のmapでなく80〜90年のmapもあったり、地元目線の貴重な島根が体験できます。
A5判46pages