湯浅学詩集『緩玉』(ゆらたま)¥525
手製本で作られboidより発行された、湯浅学詩集。ホチキス綴じで、ペーパーナイフでページを切り開いて読むようになっています。
演奏や声を取りのぞいて、目で追う歌詞は、CDやライブで聴くのとは違った部分がひっかかってきて、新たな印象を受けます。48作品を収録。
表紙イラスト、挿絵も湯浅学によるもの。
<目次>
分別溶解
ミノルの明日
化石の夜
役人の家
どんなどんな
無意識の直列
野猿の庭
ゆらたま
歯のはえたケツの穴
茶柱とガイコツ
戦争と平和
そよ風と私
春無峠
無痛旅行
海辺の女
わたしのくまちゃん
いとなみと死
俺の心に豚がいる
春の日
おぼえたてのあいうえお
煙粉
猿に似たおばさん
シェーの果て
豚は悪くない
傷口は傷口でしかない
あの人は何?
おまえのカタチをなくしたい
色は何色
わたしはおめい
気配と木霊
穴をほれ
亀と俺と
野仏野(「野イタチ」より改題)
水源
あのデブ
亀一郎
漁業王子
穴園
めし白く
整体節
腰痛夫人
よるべない王子
つじつまの丘の上
なまこをふんだら
俺が剃髪された宿
知別
柔らかい太陽
ミミズ
A6判72P