尊厳「食に淫する2 趣味と癖」¥925+税
食と性を文芸や写真を通して語るミニコミ誌『食に淫する』第二弾。特集は趣味と癖。
巻頭でブリヤ・サヴァランの「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう」の言葉を引用し、栄養や空腹を満たすもの以上の食について、あるいは食に対する過剰な欲望についてをロミ「悪食大全」、アラキミドリ「Junk Sweets」、樋上公実子「フルーツパフェ逍遥」、斧屋「東京パフェ学」、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『城の中のイギリス人』/澁澤龍彦『華やかな食物誌』『快楽主義の哲学』などのフェティッシュなブックレビューを通して検証します。
パフェ評論家斧屋と編集人尊厳の対談「パフェ・萌え・アイドル フルーツパフェのエロティシズム」、ぎんしょうによる論考「シュヴァンクマイエルんぼグロテスクな食のマエニラ」、堀千晶「蜜の供え物」なども収録。
クリームやベリーをのせたタルトやケーキを食べる、口元や指先の写真からも食のエロスが伝わってきます。