「車掌」編集長・塔島ひろみさんの新刊でました。

 日本に一番多いといわれる「鈴木」さんを特集したり、げっぷをサイコロ代わりにすごろく旅行をしたり、毎回ユニークな特集で楽しませてくれるミニコミ『車掌』編集長・塔島ひろみさんの日常を綴った文庫本シリーズがまた出ました。

「続続・大安の日はあんぱんを食べる」¥420
 大安の日にあんぱんを食べるとよいことがある〜たとえば、買った覚えのない高そうなコートがタンスから出てきたり、知らない人がチョコをくれたり、券売機からお金が増えて戻ってきたり〜「車掌」編集長でもあり主婦でもある塔島ひろみがあんぱんがもたらす幸せを求めて息子とともにあんぱんを食べ続ける執念の記録第三弾!
 大安の日、夫・とうじ魔とうじ氏にビールがあたったかと思えば、同じ大安の日でもパンにあんとマーガリンを挟んだときは、マーガリンがいけなかったのか大手出版社からの単行本の話が企画流れになるなど、あんぱんをめぐって塔島家のひきこもごもが描かれています。たとえ大手出版社でも塔島家の幸せを阻む者には手厳しいあんぱん好きの主婦ひろみさん。あんぱんの甘さとビターな筆致のコントラストが絶妙です!
B6判 136P