月別アーカイブ: 2020年4月

田中六大「にしおかのタピオカ」

田中六大「にしおかのタピオカ」¥400+tax

2020年春、徳島のいちご農家、西岡さんで個展を開催することになった田中六大が、展示にあわせて作成したコミック。

西の丘にあるタピオカ屋さんに行けば
魔法使いになれる—と夕暮れ色?の
ちょっとおどろおろどしい町をゆく子供たち。
さて、タピオカ屋さんはどんなところ?

A6判 16pages オールカラー
※表紙裏に作家によるデッサンがついています。
(絵柄はそれぞれ異なります)

いちご農家 西岡産業さんでの展示は、コロナ感染防止のため延期となりましたが、収束後に再するそうです。こちらのアイコン&かわいいジャムラベルは田中六大さんによるもの。

糟谷恭子 Kyoko KASUYA「Listen to the voice of the sea」

糟谷恭子 Kyoko KASUYA「Listen to the voice of the sea」¥1400+tax

在パリのアーティスト糟谷恭子が、太平洋戦争の戦没学生の手記をおさめた「きけわらつみのこえ」に触れ、フランスにもそのこえを届けたいと、場所をフランスに置き換え、戦争に赴く直前の若者の家族や友人へ向けたメッセージを映像化。
ヨーロッパでは特攻隊のイメージが強い日本兵以前の、一青年として、その心情を描いた映像から誕生したzine。

下敷きになったのは、海軍特攻隊に所属し、22才で戦死した東大生、佐々木八郎の日記。
舞台をリモージュに置き換えて、抗いきれない大きな運命を前に、親しい人たちへ自らの気持ちや願いを託しながら気持ちを整理し、彼らの幸せを願う青年を淡々と描く。

フランスでは、マクロン大統領が国民に向けてコロナ感染拡大防止のアナウンスの際に、「これは戦争だ」と強く訴え、それを聴いた戦争体験世代のお年寄の中にパニックになってしまった方がいたと聞く。
このジンを納品していただいた当初、(日本人として、原爆の悲惨さや戦没学生の悲惨を語り継ぐことの大切さは分かっていても)正直、なぜ今? フランス?という疑問がなくはなかった。が、コロナ禍の中、前述のエピソードから、一介の学生や市井の人が否応無く抗い難い力や運命に巻き込まれた時、どのように受け入れるかを考えさせられると同時に、人間同士の戦いとウィルスとの戦いという違いを腑分けして解決に向き合う姿勢も問われているように思います。

A5判28pages フランス語+日本語+英語

カルチャー & タトゥーマガジン「SUMI(スミ)vol.2」

カルチャー&タトゥーマガジン「SUMI(スミ)vol.2」¥500+tax

タトゥーを入れている人も、入れてない人も楽しめる、タトゥー×カルチャーマガジン。

エッセイ、インタビュー、ラーメンや本の紹介から銭湯情報まで…
登場するのはタトゥーを入れたアーティスト、紹介されているお店はオーナーのタトゥーの有無にかかわらず、タトゥーに寛容なスペースです。

タトゥーは、ときには背景になり、ときに前に出て様々な話題が楽しめます。

内容はーーー
RAHに感謝 JNKMN×MEN YARD FIGHT
読むDRUG ILNESS お悩み相談+おすすめ本
[インタビュー]濱本祐介 盆栽作家
[インタビュー]釈迦坊主 ラッパー
[フォト]ぼく脳
[フォトショット]LISACHRIS
松本湯(銭湯・中野)

A5判34pages(表紙含む)