月別アーカイブ: 2020年4月

アンパサンド Ampersand 1st issue 「詩的なるもの」

アンパサンド Ampersand 1st issue 「詩的なるもの」(灯光舎)¥2300+tax

「…と…」を意味するタイトル、&=ampersandは、音楽、美術、文学、映画、日常をつなぎ、毎回のテーマごとに、多ジャンルの作品や作り手たちが集まる場になることを願ってのこと。

編集とデザインに「空中線離書局」の間美奈子が参加し、作家や作品ごとに、冊子、カード、手紙、CDやDVDなど多様な形やメディアの詰め合わせになります。
6号刊行予定で、全部揃えると、一人の作家や連載ごとのコレクションにもなります。

「詩的なる者へ」では、近現代詩の詩文にとらわれない、詩的体験の様々な在り方へのアプローチになっています。

【コンテンツ】
●エッセイ  Philopoesis I 詩的なるもの
―二十世紀美術家たちの言葉[1] 間奈美子
さまざまな20世紀アーティストが残した「詩的なるもの」をめぐる言葉を集めて綴るエッセイ。

●創作ノート { Material Glance } 物質のまなざし
―薬指の短い薬剤師と角砂糖のハナシ 大森裕美子

● 手紙小説 遠い場所からの手紙[1]
パラレルワールドからの手紙 BOOKSOUNDS

●回文 わたしたち、言葉になって帰ってくる -抄-
[1] 鳥 福田尚代

●レイヤースコープ
写真・文 TORUS [1] 村松 桂
レイヤースコープという、写真と文を重ねて完成させる実験的形態の作品。
号ごとに一つのレイヤーが作られ、それらの重ね方によって何通りもの鑑賞方法が楽しめます。

●ポエトリ・エフェメラ
造形・文 INNOCENT[1] 天使i  川添洋司
「天使」というインビジブルな存在に詩的なものを投影した、木彫作品写真とテクスト。

大麻の現在を紹介 Yusuke Suzuki「Approach with Cannabis」

Yusuke Suzuki「Approach with Cannabis」¥2273+tax

近年、海外では、大麻についての法規制が見直される中、法に関する議論以前に、まずは大麻や大麻カルチャーの現在を伝えようと、著者が2013年か2020年3月までに、日本、カリフォルニア、フィリピン、インド、スリランカ、オーストラリア、カナダで撮影した写真をまとめたzine。

合法国でのファーム、加工場、ショップ、イベントなどの様子がおさめられています。

四六判288pages
1〜420部は最終ページにナンバリング、作者サイン入り

V.A「ニューレトロ イラストレーション」

V.A「ニューレトロ イラストレーション」(PIE BOOKS)¥2200+tax

ノスタルジックな要素を現代の感覚で再構築し楽しむ造語New Retrospectiveがタイトル。 あるいはVaporwaveを通過したアーティストたちが、懐かしいモチーフをこれまでにない視点で無化したりクールに描いたイラスト集。 40名のアーティストの作品を収録しています。

【参加アーティスト】蒼川わか/ア~ミ~/いしいひろゆき/いち/うとまる/Eimi/F*Kaori/お村ヴィレッジ/北村みなみ/ギブミ~!トモタカ/黒川ナイス/焦茶/小鈴キリカ/後藤かこ/saitemiss/坂本彩/サンレモ/ジェニーカオリ/Shiho So/神保賢志/シン・モレ/せきやゆりえ/高橋由季/電Q/Dr.MORICKY/tototatatu/とゆとゆ/中村杏子/生/ナム13/nsn/HAI/番地/冬暁/mikemori/箕芳/やべさわこ/YAMANEYOSHITAKE/りなりな/ronoh

B5判変型192Pages

saitemisss

eimi

箕芳

リニューアル第二弾「広告 vol.414 ー著作」

リニューアル第二弾「広告 vol.414 ー著作」(博報堂)¥200/¥2000

リニューアルにともない、1円価格で物議を醸した前号に続き、今号もものを作ること、ものの価値を問う特集でいて、同じ内容を2つの形態と価格で販売する、チャレンジングな内容。

活版印刷の登場とともに生まれた“著作権”は、インターネットの登場で、作品やつくり手、それらを取り巻く環境に大きな変化の時を迎えています。⠀

そこで「法のデザイン」などの著書で知られる法律家の水野祐氏に監修に、オリジナリティや作家性、著作物の保護や利用のあり方など、「著作」についての様々な論考を集めた特集。⠀

また、この出版自体、クロス装でカラー印刷のオリジナル版(2000円)と同内容を廉価コピーしたコピー版(200円)を同時発売し、販売価格1円で物議を呼んだ前号に続き、ものの価値を問う形で販売。

A4判224pages

オリジナル版。中身はカラーで図版も多くクロス装。

横山裕一 Yuichi Yokoyama 「燃える音 」

横山裕一 Yuichi Yokoyama 「燃える音」 ¥3000+tax

横山裕一による描き下ろし作品集。

コミックから、ストーリーやキャラクターを削ぎ落とし、
じゃない要素の濃度を極限まで高めたような、実験的作品集。
ノイズ、スピード、炎などが紙面にミチミチバキバキ!!!!

「本作は現代詩を模倣し物語性を極力薄くした実験漫画である燃え上がる擬音は戦災火災自然災害とは無関係だ「プラザ」「アイスランド」「F密室」広島展「ハンター」の失敗原画を合成制作したコラージュ漫画であるためこの4作場面を各所に見出す事が出来よう私自身による不気味な装丁に帯だけ専門家のデザインだから帯だけ美しい製造500冊芸術を愛好する皆様早急入手しないと〈すぐなくなるぞ〉」

20.3×20.8cm 上製 64pages