月別アーカイブ: 2019年1月

なおこりん  漫画「何でアイドルじゃなくてストリップに通うんですか?」

なおこりん  漫画「何でアイドルじゃなくてストリップに通うんですか?」¥650+税

2017年から、ストリップ劇場にはまってしまったアラサー女子なおこりん。
地方の劇場にまで遠征し、その様子を漫画に描いてジンを作ったところ、大きな反響があり、ストリップを取材したNHKの番組から取材を受けることに。

そこで受けた質問がタイトル通りの「何でアイドルじゃなくてストリップに通うんですか?」。
はじめて観たときに心を奪われ、夢中でストリップを追いかけてきたなおこりんにとっては当たり前すぎて、虚をつかれたような質問に、答えに詰まってしまい、その不完全燃焼を解消すべく考えて描いたコミック”私がストリップ劇場に通うようになったわけ”が本作。

踊り子さんのダンスの見事さ、ひたむきさはもちろんのこと、女性のなおこりんにとって、むしろ女子としてはコンプレックス抱えたOLにすぎない自分だったから、胸があつくなった、女性の個性や在り方、どの踊り子さんもファンを大事にして大事にされる世界の魅力が描かれています。

これまでは、踊り子さんやお客さん、劇場の魅力を伝えてきたなおこりんが1ファンとして自身のストリップ体験を描いた作品。
ストリップに興味がある人はもちろん、性やエイターテイメントを仕事にすることに関心やら疑問のある人にもおすすめです。

B6判20pages

ムライ 漫画短編集「おおかみとおちゃのじかん」イラスト集「かいぶつたちの国」

ムライ「おおかみとおちゃのじかん」¥450+税

ムライが自身のtwitterやフリーペーパーなどのために描きおろした数ページ単位の短編をまとめたもの。

いつもの狼少年のお話とはちょっと違った結末とその作品をさらに俯瞰した入れ子のような構造の物語など、物事を多面的に捉える作者の視点によって見慣れた景色や聞き慣れたお話が新鮮に映ります。

A5判48pages


ムライ「かいぶつたちの国」¥450+税

ムライが2018年12月の個展「かいぶつたちの国」で展示した作品の一部をまとめたイラスト集。

漫画で描いたキャラクターたちも登場。
旅人達の風、ピクニックな人、鳥人、植物人、電球人、鳥の本棚、絵に閉じ込められた少女、記憶を食べる人、ティーカップに寄生された人…
など、ヘンなかいぶつ、怖いかいぶつだけでなく
見た目はかわいいのに怖いのや
なんでもないようでいてゾワっとするかいぶつなど
いろいろ。

一筆箋にもなるメモ帖のおまけつき(中の絵柄は3種類)

A5変型(14.8×14.8 ) 36pages

切通理作責任編集 シネ★マみれ 第2号 「特集・世界を変えるための映画」

切通理作責任編集 シネ★マみれ 第2号 「特集・世界を変えるための映画」¥1500+税

切通理作が、映画を制作・監督をする一方で、映画について語って書くことを実践する「シネ★マみれ」。2号目は、2018年に話題になった「カメラを止めるな!」「菊とギロチン」「止められるか、俺たちを」3作の監督が登場し、それぞれが作品や映画を語るほか、切通による映画について書く事の講義を収録。
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●特集
完全採録 切通理作集中講義『世界を変えるためのライター術』
司会◎西尾孔志(映画監督)

範田紗々撮り下ろしグラビア 木漏れ日を泳ぐ 撮影・杉本晋一

●2018年「事件」を起こした映画たち
・激論!『菊とギロチン』VS『止められるか、俺たちを』 瀬々敬久×白石和彌 監督対談

・『カメラを止めるな!』を観て、鬱が治りました 上田慎一郎(監督)×枡野浩一(歌人)対談

●切通理作・2019年陽春 最新作レビュー
阪本順治監督『半世界』/イ・ジュンイク監督『金子文子と朴烈』/岩合光昭監督『ねことじいちゃん』

●review&column
・人は映画の狂人に何を託すのか 『恋のクレイジーロード』 文◎後藤健児(オンラインVHSレンタルショップ「カセット館」主宰)
・『寝ても覚めても』~不穏さに満たされた日常~ 文◎北島直樹(映像作家)
・安全な地はどこに〜『ラッカは静かに虐殺されている』 文◎山口あんな(国際映画祭スタッフ)
・名画座で毎週オールナイト上映を行うということ 文◎花俟良王(文芸座スタッフ)
・謎の横川銀映 文◎倉井スエ(横川銀映)
・「事件はトイレで起きてるんだ!」映画における新概念、トイレバトルシーンについての考察。 文◎滝口アキラ
・『龍宮之使』への道 なんちゃってプロデューサーの映画製作 文◎浅尾典彦(夢人塔)
・大島薫初主演作品『歌ってみた 恋してみた』 文◎やぶさきえみ
・一目惚れした美女はやがて《妄執の異形》 へと化した 安西郷子主演『結婚の夜』の疑似恋愛体験 文◎小嶋千聖(本誌編集)

●切通理作初監督作品『青春夜話 Amazing Place』各地上映から2作目への道のり~

・批評「『青春夜話』はオールナイト妄想天国映画館だった! 文◎にいやなおゆき
・地方公開トークショー採録
竹内義和 切なさやわびしさも、視点を変えることでアメイジングになるんです
菱田信也 深琴っていうヒロインはメフィスト・フェレスでもあるのかな
堀内正美 切通監督が演じたあのホームレスは俺もやってみたいと思う
・セレクション・レポート
坪井篤史(名古屋シネマスコーレ)/嶽本野ばら/原一男/井口昇/佐藤佐吉/北村早樹子/三留まゆみ/高橋洋
・切通理作監督第2作撮影日誌・尾道編

●国沢実・監督 切通理作・脚本 『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』
脚本家・切通理作インタビュー 聞き手◎編集部・小嶋千聖
シナリオ採録

A5判154pages

中国-台湾-日本 visual arts zine 凸凹dekoboko vol.1

visual arts zine 凸凹dekoboko vol.1 ¥1852+税

日本に滞在中のマンガ好きアーティストChou(周)とJiaxi(佳西)の二人が、日本のマンガやイラスト系ジンに刺激を受けて、中国、台湾、日本の3カ国のアーティスト9人の作品を集めてオリジナルのジンを創刊。

製本や印刷も楽しめる、より自由なマンガやイラスト表現を目指しています。
表紙も小さなページを重ね貼りしたり、ページの途中に貼りものがある遊び心ある造本です。

アートやグラフィックを勉強中の編集人にとって、中国ー台湾ー日本に共通する象形文字凸凹は個性的でキュート、なおかつ漢字を知らない人たちにもそのニュアンスが伝わります。くわえて、日本語で読むオノマトペみたいな発音がかわいくて、誌名を決めたとか。

創刊号のテーマは髪。
9人が様々なアプローチで髪を描いています。

●目次
Wenkai Mao Bedtime Barbery
OlgaZ Submerge
内堀結友  New Hair 8scissors 10 hand 12 hair brush
周  美容院
amomo Bald Head Xmas
Sunonebird Dears
neon 髪.無題
xin xin 髪的物語
佳西  Dance

About DEKOBOKO
Author info

B5判60pages 100部 English / Chinese

趣味の製麺 08 2018 December

趣味の製麺 08 2018 December ¥1500+税

製麺機に魅せられて発行した専門誌も8号目。しかしネタがつきるどころか、増える一方で、厳選しているという編集人。その内容は安定して製麺機の研究と麺づくりで、一切のブレはなし。しかし、麺を愛する各界からの寄稿者が増え、内容はますますディープになっています。

巻頭グラビアは小野式2型を特集。あわせて小野式の系譜も時間軸に沿って写真年表形式で紹介しています。
読み物では、国立公文書館にて明治以降の製麺機に関する資料をひもときながらの、玉置標本による「資料で知る製麺機の歴史」が圧巻。
また『日光號』を製造していた牛窪鉄工所の現会長インタビューもあります。

「うまい麺を作りたい」のコーナーでは、プロに学びながら、うまいラーメン、そば、うどんをオールラウンドに打ちます。

【内容】
■小野式2号型、それは大きい製麺機/写真:オカダタカオ
■小野式製麺機の系譜/小野式製麺機のシリアルナンバー新説登場!!
■トルコの定番スープ「チョルバ」で麺を食べたい
「牛ハチノスのトルコ風つけ麺」
■「資料で知る製麺機の歴史」玉置標本
■「グラマラスホディの製麺機「日光号」を製造していた牛窪鉄鋼所の現在」玉置標本
■うどんの生地を踏むロボット、ふみちゃんは鳥取にいた
■「僕は製麺3年生」鬼頭哲
■うまい麺を作りたい
家庭用製麺機で打つラーメン屋に習う
製麺機の鬼門、蕎麦打に挑む
小野式の公式レシピでうどんを作る
うどんの技法で手打ち中華麺を打つ
老舗の製麺所で麺作りの心と技を学ぶ
■切刃を自作した男「トーカイ麺機」インタビュー
■小麦粉の澱粉を絞り出せ! 「涼皮」作りに挑戦しよう

◯漫画・イラスト・小説ーーーー
おぐらなおみ、川崎タカオ、オカヤイヅミ、市川ラク、スケラッコ、寺島令子(うどん会)、てふや食堂
のそこ、土井ラブ平、小迎裕美子、白ふくろう舎(近藤ゆかり)、山口マナビ、いぬん粉、 ras

A4判64pages