月別アーカイブ: 2018年12月

漫画 ナマエミョウジ「名作集 2013-2016」

ナマエミョウジ「名作集 2013-2016」 ¥1300+税

ナマエミョウジの名作集第2弾。(第1弾は2010〜2012年の作品集)

「全部のせ昔話」では、海亀にもらった玉手箱をあけたとたんに、おじいさんおばあさんになってしまった夫婦。以来、赤ん坊を拾うは、子供や動物が次々に迷い込むは、おじいさんのほっぺにコブができるは、雀からつづらを貰う、犬は外で吠えっぱなしで大忙し! それでもキャラクターは増える一方、収拾がつかなくなった昔話はどこへ向かう?

大切な人に手編みニットを贈るための「亜美先生の手編みニット教室」。
変わったパートナーを持つ生徒たちが何を贈るか先生にアドバイスを求めます。彼氏や夫が鉄火巻きだったり、漢字だったり、メロンだったり、はては拡張子だったり。しかし亜美先生は、どんな人も優しく包み込む名解答を連発! そして衝撃のラスト。

ほかにも形を持たない”ドラムソロ”の一生を辿ったり、猥褻物や残忍なものを隠したりプライバシーを守るためにメディアで大活躍のモザイクを主人公にしたりと、奇抜な発想の作品が次々繰り出されます。

『名作集 2013~2016』
・全部のせ昔話
・ちょっと待ってくださいよー!!
・ケンカの仲直り
・加持会長のお宝自慢
・亜美先生の手編みニット教室
・ドラムソロの一生
・イン・ヘヴン
・モザイクくん
・人間やめて無人島へ行こう!
・2013年お年玉回避の旅
・ダジャレを言うのは

A5判196pages 2018.11.25

映画誌 南海 4「ペテン師グラインドハウスにダマされたい!/底なし映画俳優 バート・レイノルズのB面」

南海4 「ペテン師グラインドハウスにダマされたい!/底なし映画俳優 バート・レイノルズのB面」¥1000+税

2年8ヶ月ぶりに出た第4号の特集は2本立て。

まず「ペテン師グラインドハウスにダマされたい!」と題して、80年代末にエクスプロイテーション映画の最底辺ともいえる『ロボポリス』などを2本立てで上映したチェーン、プラットフォーム・シアターをとりあげます。

もうひとつは「底なし映画俳優 バート・レイノルズのB面」。
2018年9月にこの世を去ったタフガイの後半戦を、レンタル落ちVHSと輸入DVDでたどります。また彼の最晩年の傑作『The Last Movie Star』を監督自身のエッセイとレビューで紹介します。

〈特集1〉 ペテン師グラインドハウスに?ダマされたい!
●インタビュー「ロボポリス宣伝指令! JAVN作品配給・宣伝奮闘記」
岡村尚人(宣伝プロデューサー、元メイジャー宣伝部)
江口?浩(フィルム・アーキヴィスト、元JAVN)
●寄稿「新宿ピカデリー3に思い入れはないが……」中原昌也

〈特集2〉 底なし映画俳優 バート・レイノルズのB面
●寄稿「ビデオでみるバート・レイノルズ」小坂裕司(Kプラス/ビデオ博物館)
●作品ガイド「レンタル落ちVHSと輸入DVDでめぐるバート・レイノルズのB面ツアー」
●作品評「ラスト・ムービー・スター 現在進行形の映画スター、バート・レイノルズ」Murderous Ink(映画批評/映像史)
● エッセイ+追悼文「あこがれのヒーローとついに巡り合う。そして訪れる、つらいお別れ。」アダム・リフキン(『The Last Movie Star』監督) 訳=川原理世

〈シリーズ企画?〉 フリードキン逆襲 [第1回]?『恐怖の報酬』
●論考「「重力」としての映画音楽 フリードキン版『恐怖の報酬』の魔的なる音楽使用法」後藤護(暗黒批評)
●コラム「『恐怖の報酬』テレビ版カットについて」山村英己

18.7cm×10.4cm四六判変形 120pages

二艘木洋行 Hiroyuki NISOUGI+平山昌尚 Masanao HIRAYAMA「NEW HORISON ニューホライゾン」

二艘木洋行 Hiroyuki NISOUGI+平山昌尚 Masanao HIRAYAMA「NEW HORISON ニューホライゾン」(Talion Gallery)¥2000+税

「お絵かき掲示板をはじめとしたペイントソフト環境に、プリンタや手描きの描画環境をエミュレートする、あるいはその逆を行うことによって、いくつかの意図的なエラーを発生させようとする」手法の二艘木洋行と
反対に「太さが一定で線に肥痩を生まないフェルトペンと定規を用いて、ひとつひとつの描線が持つ絵画内容に関与的な諸情報を可能な限り減少させようと試みている」平山昌尚の
カップリング画集。
2つの画集の表紙が繋がっていて、広げるとステレオで並行して見ることができる造本です。

29.7 x 21cm 56pages English/Japanese
テキスト:副田一穂、中尾拓哉/デザイン:刈谷悠三+角田奈央/neucitora
それぞれのアーティストの名刺大のカードつき

ラトビア発のコミックアンソロジー š! #33「Misery」

š! #33「Misery」 ¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!の33号の特集はMisery。

人生には、仕事がなくなっちゃったり、病気になったり、独裁政権になっちゃったり、ルームメイトが皿洗いをしなかったり…人生には大小の悲惨がいっぱい。24人の各国のアーティストが悲惨をテーマに寄稿。

表紙: Tara Booth (USA)
執筆者:Adriana Marineo (Italy), Alice Fiorelli & Andrea De Franco (Italy), Christopher Sperandio (USA), Cole Johnson (USA), Ema Gaspar (Portugal), Emma Roulette (USA), Franz Impler (Germany), Ganmu (China), Ilaria Boscia (Italy), Ilze Ance Kazaka (Latvia), Karlīna Marta Zvirbule (Latvia), König Lü. Q. (Switzerland), Lea Loos (Germany), Lote Vilma Vītiņa (Latvia), Mārtiņš Zutis (Latvia), Oskars Pavlovskis (Latvia), Syhmen (Russia), Tara Booth (USA), Tor Brandt (Denmark), Toyoya Li (China), Triana Muñoz (Spain), Wolfgang Matzl (Austria) and Yan Cong (China).

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

あじいる asile vol.2 特集:祭り男の花道


あじいる asile vol.2 特集:祭り男の花道 ¥185+税

隅田川周辺の野宿者を対象とした医療相談会やフードバンクあらかわの共同作業からうまれた「あしあとプロジェクト」。

「ホームレス」「野宿者」「生活保護受給者」等々、ひとくくりにしてしまうことで、遠くの他人事として見えなくなってしまいがち。そこで、それぞれの置かれた事情や歴史を、丁寧に聞き取ることから取材をはじめています。

仲間への配慮から写真が少ない分、イラストや再現漫画で、家族と過ごした少年時代が生き生きと描かれていたりして微笑ましい部分も。
青年期は、ランプ工場、その後、パチンコ店、新聞店と職を変えながら、空き缶収集業をはじめる一方で、趣味は15才の頃から御神輿をかつぐことという亀山さんを様々な角度から紹介!!

A5判24pages

創刊号はフリーで、足尾銅山で働いていた坪一さんを特集しています。