月別アーカイブ: 2017年6月

陳藝堂 Etang Chen 「飛肥匪廢 FATFATNOTCOOL」

陳藝堂 Etang Chen 「飛肥匪廢 FATFATNOTCOOL」¥2130+税

獣医の経歴を持つ台北の異色の写真家・陳藝堂Etang Chenの写真集。

ライブや舞台をはじめ318ひまわり運動…と躍動する被写体を捉え、日本、中国など赴いた先でも町や人々の鼓動を切り取る写真が印象的な陳藝堂Etang Chen。

台北の音楽、ファッション、zineなどを扱うショップwaiting roomから発行されたこの作品集では、ライブの楽屋、仲間や知人たちの日常の姿、町の景色、動物たちなどが一見ランダムかつ絶妙な組み合わせで収録されています。
町中のゴミゴミした景色もあれば、突然つき抜けるような海辺の青い広がりが出てきたりしてその振り幅やセレクションも含めて楽しめます。

18cm×26cm 56pages 無線綴じ 500部

須藤由希子「須藤由希子画集 Yukiko Suto 2003 – 2014」

須藤由希子「須藤由希子画集 Yukiko Suto 2003-2014」¥2500+税

須藤由希子が作家として絵を描きはじめた2003年から2014年までの作品73点を自ら編集・発行した画集。

東京や横浜など、作家の生活圏を中心に住宅地の景色を鉛筆(+絵の具)で描写したもので、道端の花壇、庭先、鉢植えの草木、紅葉の頃の小山、畑や菜園、ある家族が代々暮らしてきた邸宅を取り壊す前に記念に描いた家や庭、空き地、旅先の草木が繁る道、玄関先などが緻密に描かれています。

そこにある葉っぱや花びらのひとつひとつにいたるまで水や栄養を吸い上げて生きている様をいとおしむように葉脈や葉の色の変化まで丁寧に描きとっています。

全画像のクリーニングと色の調整作業を作家が行い、紙や印刷にもこだわった作品集。

21cm×21cm×7mm、80pages、ソフトカバー、帯付き、言語は日本語と英語
2015年9月13日発行

石川次郎 Jiro ISHIKAWA 「NOVUO」

石川次郎 Jiro ISHIKAWA 「NOVUO」(Le dernier cri) ¥1400+税

2017年の春から、フランスでの三都市巡回展の最終会場マルセイユのLe Dernier Criでのアトリエ展示にあわせて作成された作品集。

90年代の作品から、展示のために滞在したフランスで描いた最新作まで、イラスト、コミックの一部など様々な作品を収録。

15.5×21.5cm 80pages
表紙はセリグラフ4色刷。本文はオフセット。
500部限定

夜舟 金魚絵作品集「金魚鉢」

夜舟 金魚絵作品集「金魚鉢」¥900+税

2015~2017年に描いた29点の金魚作品を収録。
出目金や流金のような実際の金魚から、鱗を牡丹や菊、アジサイ、椿などの花びらに置き換えた創作の花金魚、
長いヒレを持った彗星金魚、得意の植物をともに描かれた金魚など、金魚づくしの画集です。

14.8cm×14.8cm スクエア型 36pages ソフトカバー

やまもとありさ コミックエッセイ 「連載中止」

やまもとありさ「連載中止」¥278+税

女子中学生が、キャラクター化した自らの性器と会話をするという、ちょっときわどいアイデアが採用されて初連載が決定した筆者は、新たな仕事に専念するためにアシスタントを辞め、編集さんの要望を聴き手直しをしながら5話分の原稿を用したにもかかわらず、「不健全図書」に該当する可能性を指摘され、掲載2日前に連載中止に…
編集長からの連載中止宣告、自分でもSNSで散々宣伝しまくった後のフェイドアウトで発売日には周囲から問い合わせを受け、経緯をブログに書いたところが、ブログが大炎上。テレビ局や週刊誌の取材や諸々の応対に追われながら、一時の話題になっただけでお蔵入りしてしまうことを諦めきれずに、つにクラウドファンディングの単行本化プロジェクト立ち上げるまでの騒動の顛末を描いたやまもとありさのエッセイ漫画。

A4 34pages