日別アーカイブ: 2016 年 7 月 8 日

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」(大福書林)¥2000+税

ブックデザイナーの松村大輔が、町を歩き、古い看板からコレクションした「まちの文字」の図鑑。
日常にコンピュータもフォントもなかった時代、町の看板屋さんはグラフィックアーティストだった!それぞれが、お店や商品にあわせて作ったユニークな文字を追って町を歩いてみたら。

シリーズ第一弾の本書は、ひらがな編。町の文字の中から、デザイン的に優れた約350のひらがなを厳選して五十音順に掲載、字源とともに紹介。一文字ごとに、様々な書体が紹介され、ページをめくると、看板全体とその所在地も紹介されています。

看板職人の手描き文字やレタリング全盛時代のバリエーション豊かな文字、書体デザイナーの競演する舞台。たくさんの「よきかな」がある町を訪れるガイドとしても活用できます。

A5判判224pages

橋本慎一「昭和エロ本 描き文字コレクション」

橋本慎一「昭和エロ本 描き文字コレクション」

橋本慎一「昭和エロ本 描き文字コレクション」(カストリ出版)¥1800+税

昭和4年生まれ、2016年で87歳の現役描き文字職人 橋本慎一氏が、昭和30~40年、新樹書房『週刊特報』『漫画Q』を中心に手掛けた、貴重なエロ本の描き文字(レタリング)コレクション集。

描き文字を、縦組み、横組で大別し、内容によって「事件・告白・ルポ」「ハウツー・医学」「流行・芸能」の3ジャンルに分けて収録。「パンティはなぜズタズタに裂かれたか」「ご存知ですか 性器のおしゃれ」「アベック旅館の1984戦術」など、時代を感じさせるタイトルとそれぞれの内容にあわせた手描き文字が味わえます。

■橋本慎一氏インタビュー
現役描き文字職人 橋本慎一氏へインタビュー。
これまでの経歴や新樹書房での描き文字職人に至るまでの軌跡を聴き取り。

■『漫画Q』創刊号からの「エロ挿絵」を附録
〝最狂のエロ本〟と名高い、新樹書房『漫画Q』で挿絵も手掛けていた橋本慎一氏作による
目次ページ挿絵を特別附録。現在では極めて入手困難な『漫画Q』創刊号から約30点の挿絵を収録。

■藤木TDC・解説
昭和文化・風俗史に造詣の深い、藤木TDC氏による「描き文字」解説。

■比嘉健二・エッセイ
「GON!」や「実話ナックルズ」などを立ち上げた編集長 比嘉健二の初エッセイ『あい竜太郎』。
エロ本や実話誌を手掛けてきた氏がこれまで見てきた〝忘れられた天才描き文字職人〟のエピソード。

21cm×21cm 92pages
初版にはエロ本描き文字シールがつきます。

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橋本慎一「昭和エロ本 描き文字コレクション」