日別アーカイブ: 2015 年 8 月 17 日

ドキュメンタリーマガジン neoneo #5 完全ガイド 音楽ドキュメンタリー100[洋楽篇]/敗戦70年 亀井文夫 戦争の記録

neoneo #5 音楽ドキュメンタリー100洋楽篇/亀井文夫 戦争の記録

ドキュメンタリーマガジンneoneo #5 完全音楽ドキュメンタリー100[洋楽編]/亀井文夫 戦争の記録 (neoneo編集室)¥1000+税

特集I「完全ガイド 音楽ドキュメンタリー100 洋楽篇」
特集II「敗戦70年 反骨のドキュメンタリスト 亀井文夫 戦争の記録」

第1特集では、ガイドが少ない音楽ドキュメンタリーをとりあげ、まず洋楽に絞って、ロック、ポップス、R&B、ヒップホップ、パンク、ヘヴィメタル、ジャズ、ボサノヴァ、クラシック、オペラ、民族音楽まで広がる「音楽ドキュメンタリー」の歴史と魅力を、豊富なガイドと座談会、インタビューなどでご紹介。

第2特集は、「敗戦70年」にあたって「亀井文夫  戦争の記録」。
日本を代表するドキュメンタリー映画作家・亀井文夫(1908-87)は、戦中、『上海』『戦ふ兵隊』を作って検閲にあい、監督資格を奪われて投獄された。亀井研究の第一人者である牧野守のインタビューをはじめ、村山匡一郎の作品論、平野共余子、御園生涼子、フィオードロワ・アナスタシアによって、この「反骨のドキュメンタリスト」の肖像を再検証する。

[contents]

特集1 完全ガイド 音楽ドキュメンタリー100 洋楽篇

[インタビュー]萩原健太インタビュー「音楽映画はぼくらの教科書だった」 若木康輔
[エッセイ]ライヴ盤よもやま話 A to Z  鈴木並木
[論考] ザ・クラッシュ『ルード・ボーイ』とパンク・ロック 藤田修平
[座談] 音楽ライター×映画ライター座談会 「音楽と映画、アナタはどっち派?」
原田和典×樫原辰郎×鈴木並木×若木康輔
[論考] 音楽ドキュメンタリーの映画史  萩野亮
[ガイド]音楽ドキュメンタリーガイド100[1957-2013]

『真夏の夜のジャズ』『ドント・ルック・バック』(ボブ・ディラン)『ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間』『エルビス・オン・ステージ』『ビートルズ/レット・イット・ビー』『グレン・グールド 27歳の記憶』『ザ・ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』『ラスト・ワルツ』(ザ・バンド)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT!』『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』『パリ・オペラ座のすべて』『炎のジプシーブラス 地図にない村から』『永遠のモータウン』『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『メタリカ:真実の瞬間』『アバ ザ・ムービー』『ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~』…

[コラム] 執筆陣によるコラム

『サッチモは世界を廻る』を見た
動く音楽を求めて 戦前アメリカの短篇音楽映画
フィルムコンサートからライブビューイングへ
アンタなんでコレ撮ったの? 謎のキャリアinハリウッド
まだある!逸品more50+未公開作品

特集2 敗戦70年 亀井文夫 戦争の記録

[インタビュー] 牧野守(映画史研究者) 亀井文夫とニッポンの戦争期
[作品論] 亀井文夫のリリシズム/リアリズム―『上海 支那事変後方記録』 村松泰聖
[作品論] 『戦ふ兵隊』とその時代  村山匡一郎
[作品論] 亀井文夫監督の『日本の悲劇』  平野共余子
[コラム] 亀井文夫の封印されていた資料  大澤佳枝
[作品論] もんぺをはいたベルさん――『女ひとり大地を行く』にみる「はたらく女」の闘いとドキュメント  御園生凉子
[作品論] 「生命」を描くことの倫理―『世界は恐怖する―死の灰の正体』 若林良
[エッセイ] 亀井文夫と小川紳介  伏屋博雄
[論考] 自分の詩(うた)に立ち塞がった男ー亀井文夫の戦後作品『生きていてよかった』  フィオードロワ・アナスタシア
[論考] 砂川のインディアン 亀井文夫とデニス・バンクス  金子遊
[ガイド] 亀井文夫監督ー作品・文献案内  吉田孝行

A5判132pages