日別アーカイブ: 2015 年 7 月 8 日

ことばの映画館 vol.02

ことばの映画館 vol.2

ことばの映画館 vol.02 ¥370+税

職業や年齢、趣味嗜好がばらばらの映画好きたちが、映画へのあふれる想い?をそれぞれに綴った冊子。

vol.2のお題は、「映画に関わる人物を一人取りあげて書く」。

ジョニィ・ディップ、山田孝之、ファン・ジョンミン、藤純子、前田敦子、キム・ギドク、杉野希妃、イザベル・ユペール、水久保澄子、飯田蝶子、スティーブ・マーティン、ロビン・ウィリアムズ、岩井俊二、山戸結希…。
別々に書かれたテクストなのに、編集者の遊び心か? ひとつのテクストの中に出てきたワードが次のテクストを呼び寄せるような関連性がなくもなく…映画への想いとテクストの連鎖が、幸福な空間を作っています。

タトゥーが語るジョニー・デップの世界/軸のない俳優、山田孝之/ファン・ジョンミンを追いかけて/~特別寄稿~藤純子 緋牡丹お竜 賛/前田敦子の顔/魅惑の不快感-キム・ギドク/縁の人、杉野希妃/イザベル・ユペール/~特別寄稿~チョコレートガールの余白に/~特別寄稿~No choko,No life!/大器晩成型コメディアン~スティーブ・マーティン/その笑顔、永遠に。/時時刻刻の岩井俊二模様/山戸結希監督作品について思う~一瞬の花/~特別寄稿~すでに死んだひとりの女/You Are The World-リサ・ヤンと『牯嶺街少年殺人事件』/刃物を持って、皆殺せ!/アッバス・キアロスタミ/

A5判84pages

檀上遼「馬馬虎虎 vol.01 気づけば台湾」

馬馬虎虎

檀上遼「馬馬虎虎 vol.1 気づけば台湾」¥602+税

日本人の父と、台湾出身で香港在住を経て日本にやって来た母の間のハーフというアイデンティティを持つ筆者は、大学卒業後、職を転々した後、自身のルーツである台湾への語学留学を思いたつ。
成り行きのようでいて、出生以来の問題でもある台湾行き。家庭では日本語だけで育ったものの、おふくろの味は中華、母の出身は台湾だが、親族は香港に移住しており、ハーフである自分の日本以外のもう半分を台湾とも香港とも中国とも言い切れないという中華圏に寄せる複雑な思いのある筆者が2012年~13年の1年間、台北で暮らして定点観測した台湾。
ガイドブックとも旅行記とも違う視点で,台湾での生活を描いています。
町中の昼寝景色やなじみの場所など、日常を切り取った写真も多数収録。タイトルの馬馬虎虎は「まあまあ」「いい加減」といった意味だそう。逆柱いみりさんの単行本にも同じMaMaFuFuというタイトルがありましたね。

★目次★

1.まえがき
2.ハーフの私と中華圏
3.なぜ台湾なのか
4.台北生活
5.留学生生活
6.酒と夜市
7.古亭的麥當勞
8.南へ
9.中国と私
10.台湾の同性愛社会
11.サウナにて
12.最後に
13.あとがき

B6判80pages