檀上遼「馬馬虎虎 vol.01 気づけば台湾」

馬馬虎虎

檀上遼「馬馬虎虎 vol.1 気づけば台湾」¥602+税

日本人の父と、台湾出身で香港在住を経て日本にやって来た母の間のハーフというアイデンティティを持つ筆者は、大学卒業後、職を転々した後、自身のルーツである台湾への語学留学を思いたつ。
成り行きのようでいて、出生以来の問題でもある台湾行き。家庭では日本語だけで育ったものの、おふくろの味は中華、母の出身は台湾だが、親族は香港に移住しており、ハーフである自分の日本以外のもう半分を台湾とも香港とも中国とも言い切れないという中華圏に寄せる複雑な思いのある筆者が2012年~13年の1年間、台北で暮らして定点観測した台湾。
ガイドブックとも旅行記とも違う視点で,台湾での生活を描いています。
町中の昼寝景色やなじみの場所など、日常を切り取った写真も多数収録。タイトルの馬馬虎虎は「まあまあ」「いい加減」といった意味だそう。逆柱いみりさんの単行本にも同じMaMaFuFuというタイトルがありましたね。

★目次★

1.まえがき
2.ハーフの私と中華圏
3.なぜ台湾なのか
4.台北生活
5.留学生生活
6.酒と夜市
7.古亭的麥當勞
8.南へ
9.中国と私
10.台湾の同性愛社会
11.サウナにて
12.最後に
13.あとがき

B6判80pages