月別アーカイブ: 2013年11月

三条友美「アリスの家」

アリスの家

三条友美「アリスの家」(おおかみ書房)¥1300+税

エロ劇画を中心に漫画を紹介するブログ“なめくじ長屋奇考録”による、商業誌で掲載されながら、単行本化されない名作を書籍化する自主制作レーベルおおかみ書房。

「寄生少女」に続く第二弾は三条友美再び! 凶悪さ二倍増しホラー短編集です。

第一弾「寄生少女」にも収録されなかった過激な加虐描写を含む、少女への暴力を詰め込んだ悪夢のような凶悪作品群!巻末には作品解説や描き下ろしも収録。

【収録作品】
赤ん坊階段/アリスの家/開けないで/催眠ドレイ/交霊ごっこ/願い事携帯/心霊術師(サイキスト)1〜4/花音(カノン)の宝物/絵物語「地獄めふり」(描きおろし)/友美と劇画狼のさくひんかいせつ/心霊術師(サイキスト)69(人妻人形アイ・epiosode:0)(描きおろし)

A5判214pages

11月30日より発売につきご予約承り中。(発送は30日以降となります)

仕事文脈 03 女と仕事

仕事文脈 3 女と仕事

仕事文脈03  特集:女と仕事(タバブックス)¥600+税

女の時代とか、女性活用 で経済成長、働く女VS専業主婦、ソーシャルとか ノマドとか言われるけど、なによりも、ふつうに仕事するのが難しすぎる!
小さいけど深くてモヤモヤすることが大すぎる女の仕事。ふだん見ないことにしている部分についてのお話を集めてみた特集。

ちょっと堅い?テーマですが、“フリースタイルなお別れ雑誌 葬”の奥山晶子さんや、経堂にあったブックカフェ・ロバロバカフェを閉店して山口で本屋×カフェ×展示イベントスペース・ロバの本屋を運営するいのまたせいこさんが登場したり、関根美有さんのマンガやmakomoさんのイラストも楽しめる読み物となっています。

◎特集 女と仕事–コラム

インターネットと有名税  雨宮まみ
労働系女子ドラマとして観る「あまちゃん」 トミヤマユキコ
–対談
『しごととわたし』と仕事を語る  梶山ひろみ × 近藤佑子
女と金と仕事〜女性誌30年分から見えてきたもの  宮川真紀×奥山晶子
–仕事をきく
転身、転職、引越の末、開き直りの起業という名のフリーランス  金子一代
お店をしていることが好き  ロバの本屋・いのまたせいこ
ポジティブ非正規女子ワーカー
–仕事を考える
不安な女子学生と先生のダイアローグ  渡辺説子
もやもやワークライフバランス  井上佐保子
–仕事とカルチャー
旅と私のあいだ  林あい
仕事文脈書店(仮):女と仕事本棚
マンガ わたしのしごと  関根美有
shigotobunmyaku photo  田中由起子

【連載】
無職の父と田舎の未来第3回  僕が1年考えた、「田舎の未来」について。 佐野和哉
むずかしくない会社と仕事 宮川真紀

表紙イラスト makomo
A5判80pages

丸亀発! 沼田元氣の撮影による「丸亀御案内写真帖」

丸亀御案内写真帖

「丸亀ご案内写真帖」(丸亀市)¥286+税

瀬戸内国際芸術祭などをきっかけに丸亀を訪れる女性に向けて、同市が作成した観光ガイドブック「丸亀御案内写真帖」。
本島や丸亀城、中津万象園などの観光スポット、猪熊弦一郎現代美術館、泊海水浴場、金比羅街道、東光寺など風情ある町並みを背景に、地元の女子高校生“亀まる子”ちゃんをモデルに、沼田元氣さんが撮影したレトロな趣きの写真で丸亀をご案内します。

21cm×12.8cm80pages丸亀市

丸亀御案内写真帖

近藤聡乃「近藤聡乃作品集」

近藤聡乃作品集 表紙

近藤聡乃「近藤聡乃作品集」(ナナロク社)¥3600+税 サイン、イラスト入り(サイン入りは在庫なくなり次第終了となります)

1998年から2013年開催の個展出品作まで10年以上に渡る 、アニメーション、ドローイング、油彩、マンガ等、 約160点を年代順、カテゴリー別にまとめた作品集。

解説:朝吹真理子(作家)、
荒木夏実(森美術館・キュレーター)

A4判上製224pages オールカラー
装丁:寄藤文平、鈴木千佳子

近藤聡乃作品集

近藤聡乃作品集

近藤聡乃作品集

近藤聡乃作品集

車掌24 不自由研究特集

車掌24号 不自由研究特集

車掌24号 不自由研究特集 ¥667+税

自由ヶ丘はあるのに不自由ヶ丘はないし、自由民主党はあっても不自由民主党はない。
夏休みの自由研究はあっても、不自由研究はない、というわけで休刊したかと思うほどの長い年月を経ての不自由研究特集。

不自由研究にちなみ、編集長の塔島ひろみは日頃から不自由を心がけ、PTAの役員から学校行事の係まで引き受けまくり、ついに父母会会長にまで昇りつめ、同時に職場でもパートから常勤に昇進し、多忙を極めたためにガスコンロを新しく使いやすいものに買い替え、夫に半額負担することを強く迫ったところが、家出されてしまい、そのまま離婚に至り、シングルマザーとなっったころから、ますます働くこと事を余儀なくなされ、ついに皮膚が次々とはがれ、全身に水泡ができる謎の病に冒され、ようやく不自由すぎた事に気づき病院に行くと「水泡性類天疱瘡」という難病と診断され入院にいたる。

と、不自由すぎて進まなかった編集作業が捗るばかりか、本格的治療をはじめる前に快方に向かい2週間で退院。再び、懐かしい不自由で多忙な日々にカムバックした。

そんなわけで内容も、同人たちが無作為に不自由究のテーマを選び、さらにその研究方法にも制約を設け不自由を盛り込み、編集作業にも制約を設け、最終的には、各人のテーマを細かく分断し、辞書形式に五十音順に並べた400超ページの読者にとっても不自由なものに。表紙の刷り色も薄いです…。
価格も決まっておらず、お店にとっても不自由な一冊。
そこで、内容は全く同じですが、価格もいくつか設けさせていただきました。
B5判 402pages