車掌24号 不自由研究特集 ¥667+税
自由ヶ丘はあるのに不自由ヶ丘はないし、自由民主党はあっても不自由民主党はない。
夏休みの自由研究はあっても、不自由研究はない、というわけで休刊したかと思うほどの長い年月を経ての不自由研究特集。
不自由研究にちなみ、編集長の塔島ひろみは日頃から不自由を心がけ、PTAの役員から学校行事の係まで引き受けまくり、ついに父母会会長にまで昇りつめ、同時に職場でもパートから常勤に昇進し、多忙を極めたためにガスコンロを新しく使いやすいものに買い替え、夫に半額負担することを強く迫ったところが、家出されてしまい、そのまま離婚に至り、シングルマザーとなっったころから、ますます働くこと事を余儀なくなされ、ついに皮膚が次々とはがれ、全身に水泡ができる謎の病に冒され、ようやく不自由すぎた事に気づき病院に行くと「水泡性類天疱瘡」という難病と診断され入院にいたる。
と、不自由すぎて進まなかった編集作業が捗るばかりか、本格的治療をはじめる前に快方に向かい2週間で退院。再び、懐かしい不自由で多忙な日々にカムバックした。
そんなわけで内容も、同人たちが無作為に不自由究のテーマを選び、さらにその研究方法にも制約を設け不自由を盛り込み、編集作業にも制約を設け、最終的には、各人のテーマを細かく分断し、辞書形式に五十音順に並べた400超ページの読者にとっても不自由なものに。表紙の刷り色も薄いです…。
価格も決まっておらず、お店にとっても不自由な一冊。
そこで、内容は全く同じですが、価格もいくつか設けさせていただきました。
B5判 402pages