月別アーカイブ: 2013年9月

広島 鞆の津ミュージアムにてLe Dernier Criのポスターをお求めいただけます

築150年の蔵を改装したアール・ブリュット専門の美術館、鞆の津ミュージアムでの「ようこそ鞆へ! 遊ぼうよパラダイス」の展示期間中(10月20日まで)、フランス・マルセイユの出版美術集団Le Dernier Cri(ル・デルニエ・クリ)によるシルクスクリーンのポスターがお求めになれます。広島初上陸です!

アール・ブリュットというと、障害者アートの印象が強いかもしれませんが、ここでは、アカデミックな美術から逸脱したアートを広く紹介しており、今回の展示では、人々からあまり注目されない素材やテーマを手掛ける地元の作家やいわゆる「おかんアート」も含めた多種多少な表現を紹介しています。

一方、ル・デルニエ・クリは、最近では、日本のアートマガジンerect magazineやmograg magazineでも取材される出版そのものをアートとする集団。アーティスト自らが、国内外の作家を自らの直感とセンスで発掘し、その作品をシルクスクリーンで印刷し、製本も手掛けています。奇しくも、彼らが不定期に発行する、オムニバスのグラフジンのタイトルは「HOPITAL BRUT」。日本からも太田螢一、根本敬、市場大介、セキンタニ・ラ・ノリヒロらの作品をヨーロッパに紹介するきっかけを作りました。

太田螢一 なやまし時計  Marthes  Bathosi"Worscht"

Matt Konture: Psyche Organic 

CAROLINE SURY : Vertige Parano   Ichiba Daisuke : Man ko

Didier Progeas / COMALIBRE  Kérozen - Ex Voto

Craoman : Elvis Dead  NUVISH / PUPPE

なお、ギャラリー,ショップへのLe Dernier Criのポスターの展示・販売の委託も承っています。ご希望の場合、左のお問い合わせフォームよりご連絡をください。

沼田元氣責任編集 こけし時代 第八号 特集 鳴子コロニアル

こけし時代8号 表紙

「こけし時代 第八号 鳴子コロニアル」(こけし時代社)¥1600+税

沼田元氣責任編集のインディペンデントにして請託な雑誌、こけし時代の第八号の特集は鳴子コロニアル。
鳴子以外の鳴子こけし、すなわち鳴子で修業の後、ほかの土地で鳴子スタイルを継承する外鳴子のこけし転校生としてご紹介します。

今回は実験的な試みとして、ページの一部を白黒で印刷。こけしだけでない東北のモノクローム写真集という趣ですが、こけしをはじめとして、カラーで紹介したい部分は、折り込みのフォトカードとして挟みこまれているので、ガイドに従って読者が切って貼るコラージュ仕様になっています。
毎回楽しみなおまけは、銀山温泉おしんこけし木製板絵はがきと、貼り込みこけしフォトカードです。

【内容】
●イントロダクション「鳴子番外地とは/外鳴子への旅」

●外鳴子の源流工人たち(十和田・大湯)小松五平/奈良吉弥/高瀬善治・時男・長谷川清一
(一ノ関・花巻)宮本惣七・永吉/守谷九蔵/鈴木豊/大沼俊春/秋山忠市/佐藤末吉・一夫
(由利本荘)河村清太郎・守/北原鉄造
(銀山温泉)伊豆定雄(瀬見温泉)庄司永吉
(山形その他)佐藤乗太郎/土谷幸作/山口収一/伊藤長一/三浦光美/志田五郎八・栄
(音海温泉)本間留五郎(七ヶ宿)鈴木庸吉

●産地温泉とこけし工人訪問の旅
青森十和田 産地1休屋
秋田 産地2大湯温泉・こけし館 小林和正
青森 産地3嶽温泉 今晃
秋田 日景温泉
秋田 産地4由利本荘 菅原修・強首温泉
山形 産地5瀬見温泉 庄司永吉の後継者たち(桜井昭二・昭寛/吉田勝範)
山形 産地6銀山温泉 伊豆護・徹
山形 産地7村山・新庄 海老名一郎/小林繁男
宮城 産地8七ヶ宿 小島長治郎 宮城・その他 小形律子/伊藤松一/佐藤實
島根 産地9出雲 温泉津温泉 松谷伸吉
島根 三朝温泉

●木形子感傷・こけしせんちめんたる「ヨウシンとむく犬」作/樋口達也 画/大橋美由紀
●こけし散歩
MANGA(作家の愛したこけし/菅野修)PRESENT (今号の付録)SHELF(こけし棚拝見)
●こけし後記
推薦文 小原真史

257×183mm 182P

こけし時代8号

こけし時代8号

こけし時代8号

こけし時代8号 ふろく

山口マオ2014年 カレンダー

山口マオ  カンレンダー2014

山口マオ 壁掛けカレンダー2014(ポイントライン)¥1200+税

毎年、好評をいただいている山口マオカレンダー。
壁掛け式は、ここ数年のものよりちょっとスリムになりました。
カレンダー部分は、祝日や六曜、前後の月のカレンダーが印刷されていて便利。メモを書き込む余白も十分あります。
2014年はファンタジックな木版画。童話や不思議なお話の一場面のような想像のふくらむ絵柄の連続です。最後の見開きにはマオ猫自身による、毎月の絵へのコメントが。

天地228mm×250mm 中綴じオールカラー28P 壁掛け式
山口マオ 壁掛けカレンダー2014山口マオ 壁掛けカレンダー2014 山口マオ 壁掛けカレンダー2014   山口マオ 卓上カレンダー2014

山口マオ 卓上カレンダー2014(ポイントライン)¥580+税 牛乳パックの再生紙を使用した組み立て式のフレームに、毎月一枚のカレンダーが入った、定番卓上カレンダー。2014年は乗り物モチーフのフレームです。 小さいながらも、祝日や六曜が印刷されていて、前後の月のカレンダーも見ることができます。メモを記入する余白もあって実用的。 125mm×160mm 2色印刷、13枚入。
taco.shop-pro.jp/?pid=63700105

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吉本たいまつ「おたくと田中角栄」

おたくと田中角栄

吉本たいまつ「おたくと田中角栄」¥600+税

『日本列島改造論』をぶちあげ、首相にまで昇りつめ、新幹線や高速道路を整え、郵政事業や電波行政を掌握した政治家・田中角栄。
学生運動や労働運動が下火になる中で、日本が整備された70年代。それは「おたく」の呼称が現れる80年代、前夜のことでした。

というわけで、おたく史のスペシャリスト吉本たいまつが、おたく文化の発展に欠かせない通信網や流通網に大きな影響を与えた田中角栄にスポットを当て、戦後保守政治とおたく文化の関係を語ります。

B5判48pages

あの蘇民祭の同人誌「妙見山石黒寺蘇民祭同人誌」

蘇民祭同人誌

「妙見山石黒寺蘇民祭同人誌」¥714+税

2008年に、褌姿の体毛の濃い男のポスターがきわどいとJR東日本が掲示を拒否したことで、一躍全国に知られることになり、以後、奇祭として注目される蘇民祭。

地元に根ざし、このお祭りに参加する編集人が、黒石寺の歴史から、お祭りのプロセスや構成はもとより、褌の締め方、蘇民祭グッズ、参加者たちの体験談や座談会など、蘇民祭全般を図版やマンガなどを交えて紹介。

天平元年(729年)に遡る歴史を持つ黒石寺は、国の重要文化財にも指定される僧形坐像や四天王立像を擁す由緒正しいお寺。
須佐之男命にノアの箱船のノアみたいに選ばれ、子孫繁栄を託された蘇民への信仰を起源とする蘇民祭は毎年旧正月七日に行なわれます。
祭りに参加する者は、大人も子供も一週間前から、動物性食品や香味野菜を一切摂らない精進潔斎につとめ、身を切るような寒さの中、男たちは褌ひとつで祭りに臨みます。
そんな、ストイックでワイルド、辛いけど幸せなお祭りの様子や、お祭りに関わる人々のことを蘇民祭の内側からお伝えしますー。

B5判62pages

蘇民祭同人誌  蘇民祭同人誌

蘇民祭同人誌