月別アーカイブ: 2013年2月

読んでるうちに一杯やりたくなっちゃう!?  パリッコ「大衆酒場ベスト1000 01」

大衆酒場ベスト1000  01

パリッコ「大衆酒場ベスト1000 01」¥476+税

ミュージシャン、漫画家、ライターであるパリッコがポータルサイトサイト「ピコピコカルチャージャパン」に2009年12月から2010年5月までに連載れた「大衆酒場1000」を再編集したジン。

といっても、ガイドブックやデータベースではなく、趣味のお酒を楽しめるエンターテイメントとしての酒場の楽しみをシェアしようと加筆修正したうえ写真も追加し、対談を付して編集したもの。
酒場で居合わせたごきげんお兄さん、あるいは酒場慣れした段取り上手の友人のごとく
(はやる気持ちで)「まず、速やかにドリンク注文しちゃいましょう」、(メニューをみて)「(創作料理メニューの)どれもめちゃくちゃ興味そそられちゃうのがまた創作マジックなんすよね」、(料理が到着すれば)「このシュウマイがうまいだよな〜」、(具沢山のおからを食べれば)「あなたの『おから感』を爆破解体するほどのポテンシャルを盛ったおからがここにあります!」
という調子で、なんだか座持ちもよくて、陽気なお酒!?

食通でもなく、お手頃メニューを紹介しているけれどB級グルメでもなく、あえて言うなら、これ自体が酒場の愉しみ方のひとつのような。
連載はまだまだ継続中、1000店を収録しているわけではありません。
また、紹介されたメニューおよび価格は変更されている事がありますので本の趣旨を汲んでご理解のうえ、お楽しみください。

〈収録内容〉
・ かぶら屋 (池袋) / 赤ウインナーフライ
・ 金の字 (清水) / ポーク焼き
・ 平家 (板橋) / 焼豚
・ ゆたか (石神井公園) / レバ刺し
・ もつ鍋帝王 ふるさと (池袋) / もつ鍋
・ とんぼ亭 (大泉学園) / いぶりがっこのクリームチーズ和え
・ いせや総本店 公園店 (吉祥寺) / 手作りシューマイ
・ 久昇 (藤沢) / おから
・ 楽楽屋 (池袋) / 羊肉串
・ 友愛 (練馬) / 牛ミスジ大霜さし
・ 四文屋 なん八 (下北沢) / 煮込みライス

酒場対談 ゲスト:スズキナオ(チミドロ)

A5判40pages

ゆるキャラ的ジン? KAMIBU 04 特集:シティボーイなんてきらいだ

KAMBU2

KAMIBU04 特集:シティボーイなんてきらいだ ¥300+税

フリーペーパー界のゆるキャラ的存在として2008年頃から活動を開始したKAMIBU。
その紙部員たちも学校を卒業して大人になってきたということで、フリペを発展させた、小説、コラム、マンガや雑談などを盛り込んだジンを発行。
前回は、季節にあわせた“栗”特集でお手製巾着袋入りでしたが、今回も、小さな観音開きのページがあったり、シールのおまけがついていたり、英訳が別冊であったりと、工夫と手作りいっぱい。(英訳もgoogle翻訳という、ゆるさがなんともいえません)

特集は「シティボーイなんかきらいだ」では、あまりにキメたシティボーイも苦手だけど、もしかしてシティボーイのイメージをがんばって体現した人がシティボーイだったりして?なんていう鶏卵論みたいな疑問から、シティボーイあるあるやボーイの区分けチャートを作って、シティボーイを観察しています。
ほかには紙部員が選んだ2012年の一冊(本と漫画)や2012年の面白かった漫画について語る「漫画と雑話プロローグははじまっている」など、漫画・本情報が充実。

B6判20pages+シール+A6判16pages Japanese/English 100部

KAMIBU2

KAMIBU2

企画漫画誌 ハッシュマグ04 特集「smile」

ハッシュマグ4 smile

ハッシュマグ 04 特集:smile  ¥900+税

各号ごとに前号で予告したテーマの漫画(もしくは、それに準じた)作品を集めた、片桐ナントカ編集の企画漫画誌。今号のお題は「smile」。巻頭はカラーのアート作品、それに続いて、これまで以上に作風のヴァラエティに富んだマンガ11本を収録。

参加作家は—-
巻頭カラー 玉野綾子
序幕 片桐ナントカ
「くちのかど」玉川桜
「梅杏実」死霊のすがわら
「笑って!スミレちゃん」uncoro
「会議」内田百合香
かなみとも
「天邪鬼」鳥彦
「bored fuXX u SMILE」postposseNR
「にこちん」ゆの
ボルタネクスト5
次号予告 片桐ナントカ

A5判100P (うち4ページはカラー)

ハッシュマグ4 巻頭カラー

ハシュマグ4

ハッシュマグ 4

丸尾画報DX Ⅱ サイン本入荷しました

丸尾画報DX II

丸尾末広「丸尾画報DXII」¥3800+税

『丸尾画報EX II』(2005)に最新図版や随筆を増補し、デザイン一新!

〽 俺も行くから君も行け、狭い日本にゃ住みあいた。
敵中横断三百里、雲と流れて西東。
因果応報。怨敵退散。堕地獄仏法。曼珠沙華。
饅頭怖いと涅槃で待てば、まっかな太陽燃えている。
丸尾末広一座、昭和頽廃大サーカス凱旋公演の始まり始まり!!!

随筆:丸尾末廣 中川翔子氏 荒俣宏 種村季弘 永瀬正敏

B5判 210pages サイン入り(数に限りがございますのでお早めに)
丸尾画報DX Iもあわせて少し追加が入りました。(サイン入り)

助産師さんが作ったジン TRAUBE no.0創刊準備号「出産の自由を求めて」

TRAUBE no.0 創刊準備号 表紙

TRAUBE no.0 創刊準備号 特集「出産の自由を求めて」¥680+税

自由に、たのしく、あたらしい助産のことをはなせる場が欲しい、と助産師のみきかよこさんが作ったジン。“お手紙を書くような気持ちで綴ってあなたにおくります”のスタンスで、出産や助産師の仕事を通して、日常、見聞きしたこと、面白いこと、気になることを届けます。

TRAUBE(トラウベ)とは、胎児心音聴取器のことで、これを発明したドイツ人のお医者さんの名前に由来。また、ドイツ語の「ぶどうの房」で、なかまや群れの意味もあるそういです。

創刊準備号の特集は、映画「出産の自由を求めて」を通して考えるお産のこと、助産師のこと。
欧州では出産医療の発展や行政的な制度により自宅出産が禁じられている国があったり、出産事情も国によってまちまち。“Freedom for Birt” (邦題)「出産の自由を求めて」では、自宅出産をめぐるハンガリーの裁判を発端に、様々なインタビューを収録しています。
この映画のダイジェストはこちらからご覧いただけます。
出産に関する様々な意見、日本での反応、監督、翻訳者インタビュー、出産イエローページ的な情報サイトや書籍の紹介などを収録しています。

A5判20pages