月別アーカイブ: 2011年7月

アニメルカ vol.4 特集:岡田麿里とアニメの物語論

アニメルカ04

アニメルカ vol.3 特集:岡田麿里とアニメの物語論 ¥1575

前号の「アニメ表現論」と対置する形で「岡田麿里とアニメの物語論(ナラトロジー)」を特集。

【巻頭インタビュー】
脚本家 岡田麿里 インタビュー:現代を代表する気鋭の脚本家・岡田麿里に対して、過去の取材を分析した上で、これまでになかった生理や射精、ニワトリ等のモチーフにも斬り込む。

【クロスレビュー】
岡田麿里作品 クロスレビュー:岡田麿里がシリーズ構成・脚本に関わった中から主な20作品をとりあげ、一作につき三人の論者によるレビューを付す。執筆者は石岡良治、サカモト、しねあい、杉田u、喉、bono、反=アニメ批評

☆クロスレビュー対象作品(18作品+2作品)
『おとぎストーリー 天使のしっぽ』
『まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん』
『シムーン』
『砂沙美☆魔法少女クラブ』シリーズ
『RED GARDEN』/『デッドガールズ』
『護くんに女神の祝福を!』
『こどものじかん』
『スケッチブック 〜full color’s〜』
『シナモン the Movie』
『true tears』
『ヴァンパイア騎士』シリーズ
『とらドラ!』
『黒執事』シリーズ
『CANAAN』
『戦う司書 The Book of Bantorra』
『おとめ妖怪 ざくろ』
『フラクタル』
『放浪息子』
(+『GOSICK』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』)

【論考】
村上裕一「ノスタルジーの文法——岡田麿里が描く自然」:『シムーン』『true tears』『とらドラ!』『放浪息子』、そして『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』までの主要作品を巡りながら、岡田作品に描かれる死や生=性、自然、ノスタルジーを論じる。

しねあい「あらかじめ運命を定められた子供たち——『とらドラ!』の歴史=物語をめぐって」:ミクスチャーマガジン『BLACK PAST』編集でもあるしねあいが『とらドラ!』をとりあげ、主役のひとり川嶋亜美の特殊な立ち位置に注視しながら、天使/元天使、メタプレイヤー/プレイヤー、ポストモダン/モダンといった対比を軸に、「運命」の認識を問う。

杉田u「本当の『フラクタル』の話をしよう。」:ブログ「ばべのれ」管理人で、『エロ年代の想像力』メンバーでもある杉田uが、問題作『フラクタクル』について、監督の山本寛、原案の東浩紀、そして脚本の岡田麿里、それぞれの役割や来歴を精緻に分析。

喉「身体が声を呼ぶ——アニメ『放浪息子』と、ある願いへの応答」:アニメ批評では珍しく心理学・精神分析を援用し、身体と声をめぐるキャラクターの成長と物語を論じる。


【対談】
脚本の物語、演出の物語、希望の物語
平川哲生(『川の光』監督) × 反=アニメ批評

アニメルカ白熱教室——トランスメディアな物語論へ向けて
石岡良治(批評家) × 反=アニメ批評

【論考】
泉信行「魔法少女アニメの過去と未来——『魔法少女まどか☆マギカ』が描けなかった少女たち」:日本における魔女っ子/魔法少女の起源から、一大ジャンルを形成した魔法少女アニメという物語の歴史を体系付ける力作。100作品あまりを網羅した魔法少女アニメ年表つき。

麻草郁「まぼろしの怒り」:「原作レイプ」問題を論じる。

【座談会】
「背景から考える(中編)——移動・記憶・アフターザクェイク」みやじ・はるを・よしたか × tricken × 反=アニメ批評:アニメにおける背景表現を論じる座談会シリーズ。

【論考】
米原将磨「声と死と」:『新世紀エヴァンゲリオン』とほぼ同年代生まれの現役高校生論客が新世代の『エヴァ』論を展開。

【座談会】
Axel Terizaki、Enthousiaste、nyoronyolo、Pazu、Tetho、mt-i 「フランスにおけるアニメ・漫画・ファンダムの歴史=物語」:6人の現地フランス人が英語圏とも日本とも違うアニメ事情—ネット文化とアニメ、フランスにおけるアニメ・マンガ受容の歴史、アニメイベント、萌えとセクシャリティ、フランスにおけるアニメ批評等々—を語る。

【表紙】
梅沢和木

【アニメルカイラスト】
斉藤新人
しまこ
Sedeto
手折
mossko

【責任編集】
反=アニメ批評

A5判202P

CDR 「ヒキコモリックサマー2011」

ヒキコモリックサマー2011

CDR「ヒキコモリックサマー2011」¥500

改めてアーティスト名はCDR。作品はCD-R製。

なんだかんだ好評で秋になっても冬になって、さらには春になっても、ご注文をいただいた2010年夏リリースのhikikomoric summer。というわけで、より強力にhikikomori、眩しく(特別アルミ箔装)2011年版のヒキコモリックサマーが出ました! 10トラック入り。

少部数で次々にリリースし入れ替わってゆく自主制作のCD-Rとは違ったCD作品「Monomaniacal Pops」もお取り扱い中です。
ひきこもり感=凝縮度高い猛烈な勢いでブレイクコア/エレクトロニカな音を出しつつ、ときびリリカル。しかも、それをアルミ箔に包んでガムテで巻いておにぎりみたいにリリースしてます!

トレパネーション 実践者ドキュメンタリーDVD「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」」

A HOLE IN THE HEAD

「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」(アップリンク)¥3990

山本英夫の人気コミック『ホムンクルス』(小学館『ビッグコミックスピリッツ』に連載)で話題となった頭蓋骨穴開け手術「トレパネーション」。そのの真実に迫るドキュメンタリー。

【内容】
◆60年代、現代にトレパネーションを復活させたバート・フーゲスの貴重なインタビュー
◆ジョン・レノンがバートに穴を開けてくれとたずねてきたときの顛末
◆頭蓋骨に穴を開けて意識を覚醒させる「ブレイン・ブラッド・ボリューム」仮説
◆バートに感化され、自らも穴を開けた伝説の女性実践者アマンダ・フィールディング
◆トレパネーション希望者のサポート団体「ITAG」の主宰者ピーター・ハルヴォーソン ◆アフリカ・キシイ族の原始的な穴開けの模様など
【スタッフ】
監督:ケヴィン・ソリング
字幕監修:ケロッピー前田

こちらでトルパネーションを通して見えてくるカウンターカルチャーシーンについての字幕監修のケロッピー前田さんの興味深いインタビューがあります。

また、タコシェでは、このDVDを含めケロッピー前田さんが制作にかかわった書籍や映像のちょっと楽しい(?)イベントを開催する予定です。

「風俗資料館 秘蔵画選集2 秘匿の残酷絵巻〜臼井静洋・四馬孝・観世一則」

秘匿の残酷絵巻 表紙

「風俗資料館 秘蔵画選集2 秘匿の残酷絵巻〜臼井静洋・四馬孝・観世一則」(アトリエサード)¥2100

ひとりの好事家の欲望を満たすためだけに描かれた、臼井静洋、四馬孝の未発表の残酷絵の数々と、観世一則の責め絵を収録した秘匿残酷絵のコンピ!
《絵物語》 臼井静洋「ギブス娘製造医院」 四馬孝「包帯夫人」 収録
特別寄稿:室井亜砂二

長い間、風俗資料館で保管され、会員のみに閲覧が許されれていた秘蔵の個人のコレクションが、風俗資料館 秘蔵画選集2として出版されました。
謎の画家、臼井静洋については、こちらをご参照ください。画力でもって描くとは対極の、はじめに欲望ありきの迫力に圧倒されます!

秘匿の残酷絵巻

秘匿の残酷絵巻

Le Tampographe Sardon スタンプの紹介(2)

今回は、組み合わせが楽しい、スタンプのセットの紹介です。色を違えて版画のように楽しんだり、動きをつけることができます。

usage de faux pop art

Usge de faux pop art ¥3750

ウォーホールっぽいマリリンが二版に分解されています。
ゴム部分は40×40mm(背景)、35×38mm(顔)、台部分は40×40mm.
箱入り。50×70×55mm

mode d'emploi john willie

Mode d’imploi John Willie  ¥5000

ジョン・ウィリーのデッサンを元にした8つのピースが入っています。
ひとつのはんこは、だいたい30×42×18mmの大きさ。
95×135×20mmの箱入り。

Maman Brigitte

Maman Brigitte ¥6300

かわいい二頭身骸骨が頭部分と体部分にわかれています。
スタンプは40×60が2つ。50×70×55mmの箱に入っています。

Maman Brigitte

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le grand esquelette

Le grand esquelette ¥8500

精巧に彫られた骸骨が16のパーツにわかれています。スタンプを押しながら骸骨に様々なポーズをとらせることができます。
様々な大きさのパーツがぴったりおさまる箱(95×1353×27mm)に入っています。
(といっても、一度出したら、収められなくなっちゃう?という心配のないよう、蓋の内側に配置図も貼ってあります)

esquette exemple

le grand esquelette