月別アーカイブ: 2011年6月

芝浦慶一「絶対安全!原子力はつでん部」

絶対安全!原始力はつでん部

芝浦慶一「絶対安全!原子力はつでん部」¥630

憲法9条を、憲法9条萌えの中学生の射精によって現れたヒロインに仕立て、憲法萌えラブコメ風ライトノベルにしてしまった『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』の芝浦慶一さんが、今度は原発問題を学園に持ち込みました!

【あらすじ】
太陽学園高校の発電部には、被曝が趣味の鉄腕アトム、火炎放射器が手放せない小富士見コロナ、自称性同一性障害の田無ミヅキ、知恵遅れの怪力少女フー子など、魅力的なきちがいが集まっていた。ある日学園を巨大な揺れが襲い原子炉はメルトダウン、校内が放射能で汚染されてしまう。顧問の天才理科教師・米田リカの指揮で情報を隠蔽しつつ事態収拾にあたる発電部。原子炉の冷温停止を目指して、大被曝覚悟の決死の作業を敢行するが——?
学習小説か歴史書か、はたまた新たなる聖典か。時代を象った前代未聞の原発事故小説、ここに誕生!

【部立】
●第一章 ひばく星人は白血病
1 趣味は被曝
2 明るい未来の 冷えない原子炉
3 校長先生、決死の大被曝
●第二章 情報隠蔽は盛り上がる
1 第一回 隠蔽工作会議
2 「安全だよ派」VS「危険だぜ派」
●第三章 でろでろ100万シーベルト
1 れろれろ、らふはん、ひいへるほ
2 二元論をこえて
●第四章 核戦争(グッド・バイ)からはじめよう
1 横糸、縦糸、たすき掛け
2 子供たちの核兵器
3 絶対安泰! 原子力はつでん部

新書判108P

放課後 保健室号「特集 突破力」

放課後 保健室号

放課後 保健室号「特集 突破力」¥525

前号では、理系と文系の相互理解を考えたり、まさに授業外の研究テーマを毎回特集とする「放課後」。今回の特集は、停滞を突き破り、生き抜くための「突破力」

その1 古武道の突破力
文科系諸君!お前らは本当の古武道をまだ知らない〜某古武道師範代あぼかどうさんに聞く古武道の突破力

その2 ビッチの突破力
うることやって死にたいの 非実在ビッチ ヤリマン化するヒロインたち

その3 獄中記の突破力
ムショに行ったて生きている 放課後獄中記 東京拘置所で二週間過ごした「ムショ上がり大学生」かく語りき

その4 魔ゼルな規犬
15000字インタビュー 魔ゼルな規犬 我々にもっとバイオレンスを、ビッグサプライズを、モアモアハピネスを。

B5判56P

カレーファン全員集合!「CURRY CARAVAN」

CURRY CARAVAN

CURRY CARAVAN(ベンチプレス)¥840

中央線系カレーイベントなどを主催する当代きってのカレーマニア、島田真人さんが、溢れるカレー愛を込めて自費制作したカレー本。
「中央線のお薦めカレー店レビュー50」や、カレー番長、スパイス番長の対談、ネパール・スリランカ・パキスタンなどの旅カレーエッセイなど目玉企画多数。堀道広、齋藤裕之介らのカレーマンガやカレーエッセイなども。

企画・編集:島田真人
デザイン:永井ミキジ
表紙イラスト:東京ビッチ
【コンテンツ】
東京カリー番長対談 水野仁輔(東京カレー番長調理主任)×伊東盛(東京カレー番長リーダー) 番長レシピつき
インタビュー スパイスジャーナル編集長 カワムラケンジ
中央線沿線カレー50選
レポート 飯塚敦「極東のはずれのパキスタン」
漫画 堀道広「宇宙出前Jポーイ」
コラム 大西祥平「千吉にて」
コラム 永井ミキジ「顔ジャケ カレーラーメン」
コラム 野村麻紀「なか卯をハシゴ」
コラム 島田真人「手みやげカレー」
コラム セラチェン春山「遠い昔、遥か彼方の能登半島で…」
漫画 齋藤裕之介「店主が3m以上もあってなおかつおいしいカレー屋」
レポート 歩りえこ「ネパールの偽サドゥーとスリランカの大家族」
インタビュー インド料理ユニット マサラワーラー
漫画 武田尋善「マサラマーンとマサラワーラー」
東京スパイス番長対談 水野仁輔×野口慎一郎 番長レシピつき
CURRY BOOK REVIEW
A5判88P

発行元のベンチプレスは、漫画家の齋藤裕之介、堀道広、デザイナーの永井ミキジ、編集人の島田真人、成田敏史、ビキニライン/東京ビッチ、イラストレーターの菱沼彩子/等今日ビッチら、各ジャンルの人々が集まった謎の集団で、メンバーは自称ベンチウォーマー。各人が極めた趣味やコレクションを毎回、好き勝手に書きまくります。

漫画雑誌・山坂 05

山坂5

漫画雑誌・山坂 05(山坂書房) ¥300

なんでもあり、の自費出版の世界ですが、山坂書房の二人の漫画家、山坂ヨサンセンこと、三好吾一と大西真人は、この雑誌では、あえて過剰さ、過激さを避けた丁寧なイラストで、日常の情景を描きます。夏の日、赤信号の交差点でたまたま、同じように自転車に乗ったまま信号機を見上げた通りすがりの人…、ずっと同じ小中学校で家も近所だったけど話をしたことがなかったちょっと浮いてたあのコ、久しぶりに帰った実家での親との微妙な距離…
限定200部(シリアルNo入り)、ハンディな小冊子ですが、上質な掌品ぞろいの漫画誌になっています。

■山坂ヨサンセン「去年の夏のことですやん」
■永田智子「プレゼント」
■藤本和也「三本足の怪獣」
■炭子部山貝十「アタリメ君」
■大西真人「小春日」
■三好吾一「デジカメ」
■山坂ヨサンセン「山坂四コマ作品集」

A5判74P

CD 直川礼緒「西比利亜 発 電脳空間 行」

西比利亜発電脳空間行

直川礼緒「西比利亜 発 電脳空間 行」(円盤)¥2625

たぶん日本一の口琴狂、直川礼緒さんがソロデビューしました。そもそも口琴とは、小さなフレームに弁がついた簡単なフォルムで、ビヨ〜〜〜ンという愉快な音を出す楽器ですが、粘菌類みたいな単純でいてつかみどころのない楽器に魅せられた直川礼緒さんは、日本口琴協会を立ち上げ、古今東西の口琴を調べたり、世界の様々な演奏家に出会い、ますますその世界にはまってゆきます…。
およそ楽器というものからイメージする様々な旋律を奏でる機能や理論があてはまらずに、ビヨ〜〜ンと響くばかりの口琴を模索するうちに、自らの口腔に反響させ自身も楽器の一部として響き合う、演奏する人によって音色が変り、人との違いを音やテクを極める=自分を極めるというスタイルに気づき、どんどん道を突き進みます。
高円寺の特殊音楽スペース、2003年に円盤がオープンした直後から、定例会を行なうようになり、情報交換にはじまり、やがて口琴演奏家、口琴に理解のある他楽器の演奏家を招いてのライブを開催、口琴の可能性を引き出すことになりました。100回近い定例会を経て、満を持して! 円盤プロデュースで、これまでセッションしてきた中村明一(尺八)、サワン・ジョシ(シタール)、関根秀樹(振り回し楽器)各氏をゲストに招き、ソロCDが完成しました!

直川礼緒さん自身が口琴の出会いからリリースにいたるまでの口琴人生&口琴の魅力を書き下ろしたEPサイズのブックレット(英語併記)つき。口琴の響きを表す同心円の表紙は、やはり口琴と同心円が描かれた透明カバーからスライドさせるとき、楽しいグルーヴィーな視覚効果が生まれます!!  デザインは創作折り紙などで知られるcochae。

直川さん自身が編集したCDブック「口琴のひびく世界」もお取り扱い中!