月別アーカイブ: 2010年11月

「クッキー缶の街めぐり」発売記念 田中六大フェア

田中六大さんの 漫画単行本「クッキー缶の街めぐり」(青林工藝舎)を記念して、絵本原画の展示、来店イベントをタコシェにて行ないます。

同作品に加えて、UZOなど田中さん自身が発行した同人誌や作品集、童話集などもご用意します。期間中、新刊、および田中六大さんの著書をお買い上げのお客様に特製ポストカードをプレゼントの予定です。

田中六大さん関連書籍をオンラインショップにアップしました。限定の自費出版物や絵本も用意してます。お買い求めの御客さまに、カード2枚をプレゼント!

●田中六大さん来店アワー 12月5日(日)午後3時〜5時くらいまで

作品の感想を伝える、あるいは質問、サイン、何でもお気軽にお声をおかけください!

アート系ジンいろいろ,充実!island Magazine、ART CRITIQUE、Repli

ここ最近、充実したアート系ジンが多く創刊し入荷してます。

まず

island Magazine vol.1 ¥1050

islandとは元magical, ART ROOMの伊藤悠、結城加代子、アーティストの遠藤一郎、アートディレクターの中島雄太らにより千葉県の柏に発足したアートスペースで、展覧会だけでなくアーティストマネジメント、Web、雑誌、制作などを多岐に渡って手がけている、注目かつ元気なスペース(柏の地域イベントにも参加したり。2010年末には3331 arts chiyoda内にも情報発信拠点を開くそうです)
ギャラリーらしくタブロイドサイズで大きく贅沢に図版を盛り込み、作品やアーティストの情報を紹介しています。こちらは、先日、紹介したMOGRAG MAGAZINEと並んでギャラリーが発信するジンらしく、ライブ感があるのと、初心者にもオープンな語り口でおすすめ。店頭には見本を置いてますので、ぜひ中を見てみて!

contents
●大原大次郎:ピエール瀧の書籍や空手サイコやsakerockらのCDのデザインでその手作り感が新しいデザインの到来を感じさせる大原大次郎に、小学生時代から作っていたという過去のジンやカードコレクションを披露してもらいながら、その足跡と広範囲にわたるフィールドワークを探るインタビュー。
●読者投票を募り表現を批評にさらすコーナーsurvival freeでは頭山ゆう紀・小林希史・林絵美子・加茂昂・chu(イカナニ)・狩生健二・野口行範らが1人1ページ1作品で寄稿。
●無作為に抽出したテーマに基づくレビューコーナーでは阿部壁男・遠藤一郎・岡澤浩太郎・ドラムの人・三宅美千代・行友太郎らがそれぞれ、Baguette Bardot「Best of Baguet Bardot」、松本零士「銀河鉄道999」、アミタヴ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」、「リング完全版」、Su Friedrich「THE FILMS OF SU FRIEDRICH:VOLUME1 THE TIES THAT BIND」、佐藤零郎「長居青春酔夢歌」を紹介。
●INFOMATION 10s SITEでは2010年代を占うカルチャースポット10選。VACANT、Public/image.3D、CULTIVATE、0000 GALLERY, waitingroom, MORGA, MOGRAG GARAGE, FORESTLIMIT、黒目画廊、などを紹介してます。
●TALKでは、DJのL?K?O・公園内のテント村でアート活動を展開するいちむらみさこにインタビュー。
●グラビアは20TN!@FOREST LIMIT、Toastie

タブロイドサイズ 24P(オールカラー)
700部

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そして、評論誌系も登場。

ART CRITIQUE No.01 ¥788

「知るというアート」をキーワードに、美術・社会思想・哲学などに関する、レビューや論考、インタビュー、ディスカッションを収録。京大の大学院生を中心にアーティストらが加わり創刊されたそうで、京都発の若い評論誌どす。

コンテンツは—–
序 「技術/芸術としてのクリティ—ク」

[interview]
絵画とモダン——この時代の表現の基盤を問う 松浦寿夫さんに訊く
[art review]
・記憶が受肉する場——曺徳鉉展「FLASH BACK」
・フラットであることの豊かさ——ヨックム・ノードストリュームの絵本 「セーラーとペッカ」
・関係の幾何学–竹岡雄二展をきっかけに

[interview]
西宮船坂ビエンナーレ——藤井達矢ディレクターに訊く
[theory]
・〈市場社会〉の隠された諸前提をめぐって——交換不可能性、主権、親密なるもの
・「中国台頭」後の世界システム–G・アリギ「北京のアダム・スミス」について

特集 ネグリ/ハート『〈帝国〉』の現在
[interview]ネグリで何を語れるか?——市田良彦さんに訊く
[presentation1]ポスト・フォーディズム的労働の両義性
[discussion 1]———生成する自由と恊働の未来
[presentation2]〈帝国〉のパラダイムにおける死の欲動について
[discussion 2]———生きることの時代、死の場所はどこにあるのか?
[book review]  ネグリ/ハート新著『コモンウェルス』

A5判176P

そして、ハンディなバイリンガルのブックレットがこちら

Repli 01 ¥1050

“アート発のカルチャー誌”repli。
アート、哲学、社会をフィールドに、同時に「書物」のありかたや役割も探求するアート×出版活動。アートの内なる詩を読み解いたり、哲学的にその世界観を抽出したり、社会における多様なコミュニケーションに参加する…という志をかかげて創刊されました。

特集「デリケート・モンスター」
2008年原宿のK.S.Galleryで開催された石塚智寿氏の展覧会「Delicate Monster」と特集。石塚氏自身が語るデリケートモンスターと、Repli編集室による哲学的考察、また美大とは無縁に独自に絵画を描く石塚氏の活動から視野を広げて、アートのメインストリームとは別の民芸やアウトサイダーアートに言及してゆきます。
■目次
[アート]
Delicate Monster——生きること/描くこと:石塚智寿
[哲学]
線の生成と現在——新自由主義体制下における生の泡沫:Repli 編集室
[社会]
日本民藝館——変わらないもの、無意のもの:佐々木悠人
「アウトサイダーアート」という語義矛盾——美術史の排除と包摂をめぐる差異のポリティクス:小森真樹
K.S.GALLERY 原宿——ギャラリーで出会うということ:石塚智寿&K.S.GALLERY 原宿
[情報]
デリケート モンスターをより楽しむための20点 今回の特集に関連した書籍や音楽、映像20点をセレクト。

100×148mm 46P

Art Brut Japonais

今、タコシェがある中野ブロードウェイの館内、階段の壁面を利用して、パリで開催中の日本のアール・ブリュット展に出展している作家さんの作品が展示されているんです。同展に出品中の作品のコピーもあれば、オリジナルもかなりあり、通り慣れた階段だけど思わず足をとめて見てしまいます。階段は一カ所だけじゃないので、ブロードウェイにいらした方、エレベーターやエスカレーターを使って見落とさないで!

アール・ブリュットとはフランスの画家ジャン・デュビュッフェが提言した、既存の文化、美術教育などに影響されていない芸術のこと。

同展を開催しているアル・サン・ピエール美術館は、19世紀の美しい金属建築知られる市場を1986年に改装して、オープンしたパリ市立美術館。モンマルトルの丘の麓に位置あって、現代のポップ・アート、ワイルドアート、アウトサイダー・アート、奇抜なアートを積極的に取りあげています。

今回のArt Brut Japonaisは、滋賀県社会福祉事業団の運営する「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」と共同で企画されたもので、63人の日本の作家が参加。約1000点の作品が日本中から集められ、この展示の図録が作成されました。その図録がこちら。観たいけどパリは遠いな〜、という方はタコシェにありますよ。

すごい密度、凝縮度のめくるめく作品群に圧倒されます。(200×235mm 224P テクストは英仏の二カ国語表記です。¥4515)

関連サイト アール・ブリュット・ジャポネ展

LA HALLE SAINT PIERRE

秀水さんの革や毛皮の眼帯、リストバンド、バレッタ

タコシェで人気のおしゃれでお手頃な革製眼帯の納品していただいている秀水さんの新作が入荷しました。

まずは、定番の眼帯。実は通販でもお取り扱いできれば…と思っていたのですが、リーズナブルな価格で提供できるよう、作家さんが工夫して、小さな端切を選んで利用したり、その時々のお買い得な革を選んで仕入れてくださっているものなのだそう。また同じ一枚の革でも部位によって色や風合いが微妙に違うので同じ質感のものは2つとできない、ということで、残念ですが、店頭でご覧頂きお求めいただくようにしているのです…。色は基本的に黒と赤の二色は常備するようにしています。年末のパーティシーズンでも活躍しそうなアイテム。(¥800)。

それから今回の新作はピンクのファーに、義眼を嵌め込んだ、リストバンドとバレッタ。リストバンドはフリーサイズでスナップボタンでとめますが、ふわふわなので繋ぎ目がわからずかわいい。洋服の上からつけても面白いです。(¥4400)

バレッタは、髪飾りにしてもよいし、髪をまとめて留めるのに使うとこれが、かわいすぎず怖すぎず、おしゃれに決まります!(¥4400)

HAIR STYLISTICSのCD-Rコーナー

2009年にマンスリーシリーズと称して、月一でCDをboidよりリリースしたHAIR STYLISTICS/中原昌也さんですが、2010年には、それ以上のペースで100枚以下の単位で自主制作CDをリリース中!というわけで、気がつけばすごいタイトル数になっていた、このシリーズをオンラインショップの中でまとめてみました。

ジャケットイラストやデザインも自身が手がけています。すでに在庫僅かなものもあるほか,タコシェのみの特典つきもあり。詳しくはこちらから!