日別アーカイブ: 2009 年 5 月 15 日

田中六大「彼方の毛玉」

田中六大「彼方の毛玉」  ¥500
彼方の毛玉
 アックス、UZO、コミックFANTASYなどで活躍する田中六大さんの短編集。同人誌に発表した短編やフライヤーなどのために描いたカット、未発表作などなどが収録されています。
 童話のようでいながら、突然現実の事柄や不条理や駄洒落はたまたナイスボケが入ってくる田中六大ワールド。スクリーントーンを使わずに、木版画や刺繍のようなタッチを使い分けて描かれた、おとぎの国のような景色とかわいいキャラが暖かく味わい深いです。
A5判60P

どくろく vol.3「みんな、どっか調子悪い」

どくろく vol.3「みんな、どっか調子悪い」  ¥450
どくろく3
 「どくしんしゃによるどくしんしゃのためのろくでもないざっし」”どくろく”。といいながらも、クリスマス・イヴの夜に街に出て、寝過ごしたまま電車が終電で折り返して戻ってこれなくならないように、おこしてさしあげるなど、サンタさんのように、ステキなろくでなしぶりを発揮していた編集人。
 しかし、今回は違う。ここ5年ほど続く下半身のだるさが、いよいよ堪え難くなり、ドクターショッピンに留まらず、鍼やマッサージ、健康サプリと原因の解明と解消の手だてを求めて右往左往することに。町医者から大学病院、消化器、循環、婦人科、西洋医学〜東洋医学とあらゆる診察を受け、未病の最先端を走る編集人の七転八倒ぶりがあますところなく綴られている。
 婦人科の内診レポートなど、自らの下半身と厳しく向かい合う一コマも。
 そんな経験の中から、わかった病院のかかり方やら、奔走の中で見いだした、書くことの効能などなど。
 いつもの、孤独死問題の連載では、実際に遺品整理屋さんをお招きし、自らが孤独死した場合の部屋の片付け代を見積もってもらいインタビュー。
 また、不調時の独身者たちの直筆独白も5編収録してます。
A5判76P

乙女通信15号 夢日記のススメ

乙女通信15号 夢日記のススメ ¥400
乙女通信15号
 毎号、ひとつのテーマを、テーマに会った形のzineにする乙女通信。今回は夢日記がテーマで、その実践のお役にたつ夢を書き留めるためのノートを作成。とてもかわいくこれだけで夢心地なノートです。
 「これは夢にちがいないとうつうに思い、あとでメモをするために忘れない呪文を唱える。マゲモノマゲモノとくり返しつぶやく」(つげ義春「夢日記」)というように、夢とうつつの間を行き来した作家たちの言葉を引用しつつ、夢を書く効能を述べ、SNSなどではなくひっそり書き留めるにふさわしい夢のための特製ノートをお贈りする15号。
 リソグラフによって、何種類かの2色の組み合わせで印刷されたノートとペーパーのセットです。
ノートA5判40P+ペーパー(便箋つき)