陽気幽平「首帰える/おぶさりダルマ」 ¥1365
「とり小僧」に続く、貸本時代の謎の漫画家・陽気幽平の作品集第二弾です。
墓場鬼太郎14巻に収録された「おぶさりダルマ」、河童の三平2に収録の「消えた森」、ギャグものの「首かえる」の3作品。
森の中を彷徨ううちにフリーキーな世界に入りこんでいたり、だるまに取り憑かれたり、ばんばん首がとんだり…という派手な仕掛けも堂々巡りの方向音痴感覚のうちに、呆気なく終わる、おいてけぼり感てんこもりの、脱力系怪奇漫画です。
A5判192P
月別アーカイブ: 2008年9月
映画時代 創刊号
映画時代 創刊号 ¥500
神代辰巳×萩原健一を特集した創刊準備号が好評だった「映画時代」の創刊号が出ました。
表紙の印象は変わりましたが、映画に対する硬派なスタンスはそのまま。
今回は「死ぬな、殺すな! ―テロルの季節―」がテーマ。世界を変えるには暴力<テロ>しかないのか? ということで映画が描くテロルをとりあげる。
【インタビュー】
井土紀州(『ラザロ』監督)
「あらゆる場所で局地戦を展開せよ!」〜現代テロ映画『ラザロ』の監督による”希望”のアジテーション。(取材・港岳彦、佐藤洋笑)
永野絵理世(『三菱重工爆破事件〜あれから(仮)』制作中)
東アジア反日武装戦線”狼”が74年に起こした三菱重工爆破事件。その被害者を父に持つ永野監督が見つめるテロの加害者/被害者の埋めきれない溝。(取材・港岳彦)
【論考】
映画×テロ(港岳彦)
若松孝二×足立正生 映画とテロルの時代(モルモット吉田)
破壊! 破壊! 破壊! 反体制娯楽映画列伝(佐藤洋笑)
「日常の破壊」という名の幻想〜押井守とテロリズム(西村大樹)
==作品レビュー「90年代以降のテロ映画」==
『過激本番ショー 異常者たちの夜』(オギミユキ)
『マークスの山』(港岳彦)
『痴漢電車 感じるイボイボ』(鈴木由理子)
『腹腹時計』(モルモット吉田)
『凶気の桜』(仙道勇人)
『紀子の食卓』(安倍まりあ)
『相棒 劇場版』(安倍まりあ)
『ナショナル・アンセム』(わたなべりんたろう)
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【連載】
柏原寛司の日本のハードボイルドを訪ねて――検証・日本テレビ火曜9時――
映画が茶の間に殴りこみ、そして占拠した、あの時代。『大都会』、『探偵物語』など、今も語り継がれる名作アクション・ドラマが放たれた”日本テレビ火曜9時枠”を、ホスト:柏原寛司(脚本家/映画監督)と、番組ゆかりのゲストが述懐する豪華対談。
★第一回ゲスト:山口剛(『大都会』シリーズ、『大追跡』、『探偵物語』、『大激闘』などのプロデューサー)。
A5判52P
なお創刊準備号は在庫僅少で今後の入荷予定はありません
PLANETS 05 特集 テレビドラマが時代を映す ―ゼロ年代テレビドラマの肖像 入荷しました!
PLANETS 05 特集 テレビドラマが時代を映す ―ゼロ年代テレビドラマの肖像 ¥1575
最近では「ゼロ年代の想像力」(早川書房)も発表し、ますます言論活動を活発化している宇野常寛が編集・発行する「PLANETS」の第5弾が出ました!
最近では文学、テレビというメディアを通してゼロ年代を論じるPLANETS。今回もNHK朝の連ドラ、俳優・大森南朋、三木聡、小谷野敦らに取材し、テレビを番組としてではなく作品として語ります。