TRASH-UP!! 2008.March ¥1365
「ソランジェ 残酷なメルヘン」「デリリウム」などをリリースしたTRASH MOUNTAINというDVDレーベルの企画・制作に携わっていた編集人が、当時の仲間とともに、この路線を映像だけでなく音楽やコミックにも広げ、TRASH CULTUREという括りで、様々なレビューやインタビューを詰め込んだファンジンが、遂に創刊されました。
内容は—-
・輸入DVDレヴュー(byビデマボーイズ)
・レナート・ポルセリ、裸と猟奇の小宇宙 (by山崎圭司)
・大怪奇映画俳優、ポール・ナッシーの軌跡と奇跡!(by伊東美和)
・フィリピンの映画王 シリオ・H・サンチャゴ(by餓鬼だらく)
・失われた天才、マシュー・ブライト監督の軌跡 (by岡本敦史 )
・怪奇ホームドラマ”The Munsters”(byネモト・ド・ショボーレ)
・日本のミイラを求めて–湯殿山の即身仏(by柳下毅一郎)
・暗く冷たく殺伐としたアクション映画の時代–闇を見つめた映画監督・西村潔の世界(by真魚八重子)
・コミック「殺しの落胤」(byうぐいす祥子)
・80年代に消えた発狂ワンダーランド スカムホラー作家「川島のりかず」の世界 (by木野下ヨリ太郎)
・「ダークサイド・ミラーズ」ロング・インタビュー(by funerica)
・「GENODCIDE」インタビュー (by前田毅)
・アルゼンチン・ロックの伝説 チャーリー・ガルシア(byそらみつ)
・ハリウッドから来たホラー・ガレージ・バンド THE FHASTLY ONES(by Wild Ox)
・おかしなおかしなワンマン・バンドの世界(by Money child)
・ストレンジ・ミュージック・レヴュー
コラム:古澤健(映画監督)、バウスシアター武川による「バウス日記」等々…
B5判100P
MIX DVDもついています!
日別アーカイブ: 2008 年 3 月 25 日
山松ゆうきち「インドへ馬鹿がやって来た」
山松ゆうきち「インドへ馬鹿がやって来た」(日本文芸社)¥1575
40年以上のキャリアを持ちつつ、「インドへ馬鹿がやって来た」で、生まれてはじめてのサイン会をタコシェにて行なった山松先生。発売と同時にいきなりサイン会という突然さにもかかわらず、熱い山松ファンにいらしていただき、お一人お一人、一冊一冊に楷書で丹念にサインを入れ続けた充実した二時間余りでした。
この「インドへ馬鹿がやって来た」の馬鹿とは、言うまでもなく山松先生ご本人のこと。56歳にして、現地語はもちろん英語もできない、何ら伝手もないインドに渡り、漫画が普及していないらしいというこの土地に日本の漫画を持ち込んだら、すごいビジネスになるかも!?と、マーケティングリサーチもせずに閃きを頼りに、平田弘史先生の『血だるま剣法』を携え、編集・出版・販売に奔走するのだが…、不慣れな土地で作業は遅々として進まず、ようやく完成しても、販路もなく路上で呼び込みするもインド人は誰も興味を示さず…。インドという一筋縄ではいかない国で、インドと同じくらい捉えどころのない山松先生が起業し、どんどんとわけのわからないことになってゆく…。
これまでのインド紀行に見られた聖俗巡礼や不思議発見とは全く違った、インドを舞台にしたエッセイ漫画です。初回入荷分にはサインが入っています。
インドで作成されたヒンディー版の「血だるま剣法」もお取り扱いしています。