日別アーカイブ: 2007 年 3 月 29 日

文・蜂飼耳 絵・宇野亜喜良『エルカルゴの夜明け』サイン本入荷しました


 昨年(2006)5月に青山のビリケンギャラリーで行われた、宇野亜喜良さんの個展「肉屋の娘』は、誕生日に贈られた子豚をいとおしみながら、肉屋を父親に持ったがゆえに哀しい運命を辿る少女と子豚のストーリーをイラストと人形で表現した、食とエロスとロリータが交錯するAquiraxワールドでした。
 これにインスピレーションを得た蜂飼耳さんが、今度はエスカルゴたちを育てる少女が、少年とと出会って二人でエスカルゴを食べてしまう…という、愛と食と喪失のお話を作り、今度は宇野さんが絵をつけて、「肉屋の娘」の絵とあわせて一冊にしたのが、この「エスカルゴの夜明け」です。
 昨年末に出た本ですが、宇野さんのサイン本が入りましたので、まだの方はこの機会に。
 それにしても、お肉にして食べてしまうという究極の行為はナタリー・レテ「boucheries(お肉屋さん)』やお肉系オブジェにも通じますが、ロリータや”かわいい”に時として妙にマッチします! 

注目の中年!? 雪見錦之助「中年巨人の星」

雪見錦之助「中年巨人の星」 ¥1995

 今年54歳になる注目の作家が登場! 雪見錦之助さん。時代ものから、ホームドラマ、スポコン、純愛ものまで、映画やアニメ、テレビドラマなど映像化を射程に構想したドラマを、自らノベライズして本にまとめています。
 リストラにあった後、30年ぶりに野球をはじめ、最高球速166キロのスピードボールを投げる45才・驚異の新人投手・読売三四郎。原監督率いる読売巨人軍にドラフト8位で入団、大活躍をするタイトル作(映画化想定作品)ほか、「生きていたインカ帝国の人」「ラブ・ストーリー お見合い」『女野獣オードリー・モンロー」「七並べのシンデレラ」「正義の味方 逆さ富士の錦ちゃん」などを収録。
 制作発表が行なわれた場合の席順の図や、舞台の立ち位置の図解なども、入っています。
A5判254P

大越孝太郎 新刊「猟奇刑事マルサイ」サイン会決定!!

 大越孝太郎『猟奇刑事マルサイ』(コアマガジン) ¥1575
 2007年4月15日(日)15:00より タコシェにてサイン会

 ニャン2倶楽部に連載され、ながらく単行本化が待ち望まれていました、大越孝太郎さんの「猟奇刑事マルサイ』がいよいよ4月2日より発売になります!
 
●ストーリー
 複雑化し、様々な問題をかかえる現在の東京には、これまでの犯罪者とは違った「猟奇的犯罪者」が現れ、従来の操作方法では歯がたたなくなってきた。そこで、警視庁は特殊能力を持った刑事たちを集め、猟奇事件専門の部署をたちあげた。それが「マルサイ」である。
 常識でははかり知れないあの手この手の奇妙な犯罪で己の欲望を満たそうとする以上犯罪者どもに対して、マルサイは鮮やかに彼らを裁いてゆく!
 タコシェでお求めのお客様に整理券をお渡しします。(入荷後、通販でも整理券つきの本をご購入いただけるようにします)なお、当日は原画も展示の予定です。