月別アーカイブ: 2007年3月

文・蜂飼耳 絵・宇野亜喜良『エルカルゴの夜明け』サイン本入荷しました


 昨年(2006)5月に青山のビリケンギャラリーで行われた、宇野亜喜良さんの個展「肉屋の娘』は、誕生日に贈られた子豚をいとおしみながら、肉屋を父親に持ったがゆえに哀しい運命を辿る少女と子豚のストーリーをイラストと人形で表現した、食とエロスとロリータが交錯するAquiraxワールドでした。
 これにインスピレーションを得た蜂飼耳さんが、今度はエスカルゴたちを育てる少女が、少年とと出会って二人でエスカルゴを食べてしまう…という、愛と食と喪失のお話を作り、今度は宇野さんが絵をつけて、「肉屋の娘」の絵とあわせて一冊にしたのが、この「エスカルゴの夜明け」です。
 昨年末に出た本ですが、宇野さんのサイン本が入りましたので、まだの方はこの機会に。
 それにしても、お肉にして食べてしまうという究極の行為はナタリー・レテ「boucheries(お肉屋さん)』やお肉系オブジェにも通じますが、ロリータや”かわいい”に時として妙にマッチします! 

注目の中年!? 雪見錦之助「中年巨人の星」

雪見錦之助「中年巨人の星」 ¥1995

 今年54歳になる注目の作家が登場! 雪見錦之助さん。時代ものから、ホームドラマ、スポコン、純愛ものまで、映画やアニメ、テレビドラマなど映像化を射程に構想したドラマを、自らノベライズして本にまとめています。
 リストラにあった後、30年ぶりに野球をはじめ、最高球速166キロのスピードボールを投げる45才・驚異の新人投手・読売三四郎。原監督率いる読売巨人軍にドラフト8位で入団、大活躍をするタイトル作(映画化想定作品)ほか、「生きていたインカ帝国の人」「ラブ・ストーリー お見合い」『女野獣オードリー・モンロー」「七並べのシンデレラ」「正義の味方 逆さ富士の錦ちゃん」などを収録。
 制作発表が行なわれた場合の席順の図や、舞台の立ち位置の図解なども、入っています。
A5判254P

大越孝太郎 新刊「猟奇刑事マルサイ」サイン会決定!!

 大越孝太郎『猟奇刑事マルサイ』(コアマガジン) ¥1575
 2007年4月15日(日)15:00より タコシェにてサイン会

 ニャン2倶楽部に連載され、ながらく単行本化が待ち望まれていました、大越孝太郎さんの「猟奇刑事マルサイ』がいよいよ4月2日より発売になります!
 
●ストーリー
 複雑化し、様々な問題をかかえる現在の東京には、これまでの犯罪者とは違った「猟奇的犯罪者」が現れ、従来の操作方法では歯がたたなくなってきた。そこで、警視庁は特殊能力を持った刑事たちを集め、猟奇事件専門の部署をたちあげた。それが「マルサイ」である。
 常識でははかり知れないあの手この手の奇妙な犯罪で己の欲望を満たそうとする以上犯罪者どもに対して、マルサイは鮮やかに彼らを裁いてゆく!
 タコシェでお求めのお客様に整理券をお渡しします。(入荷後、通販でも整理券つきの本をご購入いただけるようにします)なお、当日は原画も展示の予定です。

新漫画雑誌創刊 漫画少年ドグマ

漫画少年ドグマ001 ¥630  漫画少年ドグマ002 ¥630


 この前に紹介したレコードを売らないで本を売るレコードレーベル「ノーディスクレコーズ」もそうだし、大橋裕之さんが一人でいくつかのペンネームを使い分けて連載から読み切りまで長短様々な作品を描き、一人で編集・発行する「週刊オオハシ」にも通じますが、作品発表の場や手段として出版を行うのでなく、エッジのきいたコンセプトを固めて作品もメディアも作るというスタイルがここにも。
 漫画家・香山哲が、架空の出版社ドグマ出版を立ち上げ、自らに新人賞を与えたのちに、修業三部作を発表し、さらにこのドグマ出版名義で「漫画少年ドグマ」を創刊!
 創刊にあたっての巻頭言、作家紹介、個々の作品に加えて、新人賞も設けてあり、漫画出版、執筆の運動体としての様相を呈しています。
 執筆者は  編集発行人・香山哲はもちろん、「少年ジャンプ」ギャグキング賞受賞のぼんじろう、「まんが中学歴史」でビューしたうおりゃー大橋ら。A5判192P
 2号目では、創刊号の新人賞応募作を掲載しているほか、漫画を描線のひとつひとつまで丁寧に読んで深く味わってほしいというせつなる思いから、全作品にレビューコメントをつけて、見所をあげるという試みを行っています。同人もふえて、質量ともにアップしています。 A5判232P

椋陽児先生がアダルトフィギュアに…

椋陽児の世界 つゆだく天使 ¥735

 好評の、カプセルや函に入ったアダルトフィギュアコレクション=エロポンの第三弾は、幼さを残す女性の鉛筆縛り絵で人気のの椋陽児先生のイラストをもとにした「つゆだく天使」!(7種+シークレット/特製トレカ3種入り)。
 タコシェでもお取り扱い中で、中身はあけてみないとわかりませんが、畳と縄を小道具に使用したちょっとロリータかつアダルトなフィギュアは海外みやげにも喜ばれるのでは…。
 このエロポンを出しているトレジャーワークスさんの企画で、インリン・オブ・ジョイトイさんを広報部長に迎え、この夏、幕張メッセで日本初のアダルト・エンタテイメントADULT TRESURE EXPO2007が開催されるのだそう。アダルトなEXPO(通称SEXPO)! 何が出るのでしょう!?。
 ちなみにラスベガスではすでに毎年大規模なADULT ENTERTAINMENT EXPOが開かれていて大盛況とのこと。