『鈴木先生』2巻、短編集「掃除当番』も出て、サイン会も好評のうちに終了した、武富健治さんの、これら単行本にまだ含まれていない同人誌も好評お取り扱い中です。
もっと、武富作品を読んでみたい、という方はあわせてどうぞ!
「掃除当番」は、鈴木先生以前の同人誌活動を軸に漫画を描いていた頃の短編を収録したもので、地味ながら、鈴木先生にいたるまでの手法やキャラクターを解読することもできて、武富ファンには嬉しい一冊。
この頃の作品群と前後して描かれた同人誌作品で、まだ収録されていない自費出版物はこちら。「鈴木先生」や「掃除当番」とあわせて御覧ください!
「蛇を飼う女」¥300
「屋根の上の魔女』¥300
『異色短編集『M』『J』』 ¥400
月別アーカイブ: 2007年3月
パリの田亀源五郎先生 フランスで翻訳が出て大人気です!
田亀源五郎さんのパリでの展覧会の模様です。
パリのArtmenParis ギャラリーで田亀さんのイラストが展示されています。
Gengoroh TAGAME Fantasmes Hard-Core 2007.3/2〜4/30
その展示とオープニングパーティ、書店BLUEBOOKPARISでのサイン会の模様などを GTこと田亀さんご自身の、撮影+編集+音楽で短い映像にされましたので、ご覧ください。
ハードなSMが盛り込まれたゲイコミックとは違った、お洒落な映像処理、コンポーザーとしての手腕が発揮されていて、田亀さんの多彩ぶりにびっくり! 田亀作品には、まだまだ未知の扉がたくさんありそうで、レディコミにも活動の場を広げはじめた田亀さんの今後の作品や展開も楽しみですね!
チェコ情報誌CUKRの別冊が出ました
別冊CUKR「チェコってやっぱりアニメーション?」 ¥1680
2005年に創刊された、チェコ総合情報誌CUKR(お砂糖の意味)も、順調に5号までを出し、創刊号や2号は品切に。
バックナンバーの中でも、好評だった「チェコアニメ」関係の記事を選び、その後の情報やインタビューなどを加えて、初の別冊が作られました。
内容は、
●2006年チェコアニメ映画祭:2006年に上映された最近の作郡の解説。
●シュヴァンクマイエル監督:『ルナシー』の臨む監督のインタビュー+ァン3人によるシュヴァンクマイエル作品を論じる座談会+作品解説。
●チェコアニメの古典:イジー・トルンカ、カレル・ゼマン、イジー・バルタ、ヘルミーナ・ティールロヴァー、ルボミール・ベネシュ、ズデニェク・ミレルetc.
●チェコ人の生活、日本にみえるもの:チェコ人にアニメーションや日本についてインタビュー。
付録として、CUKRの中でこれまで使われたイラストを元にしたかわいい特製ペンダントヘッド(3種類あって、いずれかひとつ)がついてきます。
A5判、112p、並製カバー
『精神病の本』復刻
『精神病の本 増補版』 ¥300
タコシェにフリーペーパー『月刊精神病新聞』(タコシェにいらした方は、外のチラシ、フリペコーナーをチェックしてみてください。B4ペラの色上質紙に印刷された個人新聞です)を置きにきてくれる、鬱病女性・小林絵理子さんが書き下ろした小冊子。
2001年に発行されましたがほどなく売り切れ、書き下ろし6ページを加えて増補版として復活しました。
内容は、精神病者とのつき合い方、入院日記、精神病薬について、自殺考、調子のよいときに描いたイラストと悪いときのイラストを比較するギャラリーコーナーなど自身の体験をふまえて綴った記事で構成されています。
学校に行き、就職し、仕事の傍ら漫画を描く青春時代を送りつつ、高校時代からの鬱病が次第に顕在化し、自殺未遂やら入院を体験し、それでもフリーペーパーやミニコミを作ったり、コスプレしてみたりという、鬱病ライフが綴られています。
A5版32P