月別アーカイブ: 2006年12月

『日々』リニューアル第2弾は松長絵菜さんと京都へ…

日々6「おくりものがたり」 ¥735

 このシーズンにふさわしく、本全体をリボン掛けの包装に見立ててお贈りする日々6号。日々の生活の中で大事にしたいモノゴトを探すをコンセプトに毎回、特集がユニークな形で組まれますが、今回は—-
 お料理の本を出すのにも、お料理やお菓子作りから、スタイリングや撮影までひとりで作りあげる松長絵菜さん。そんな一貫したこだわりを持つ彼女が、かねてから行きたいと思っていた京都・下鴨神社の糺の森の古本市に出向きながら、ごひいきのお店に立寄ります。
 88才の松永ユリさんが作るりんごがぎっしり詰まったタルト・タタンのお店LA VOITURE、パリ帰りの初代がカルチェラタンのカフェを手本に開業した京大前の軽食喫茶・進々堂。
 帰宅して、お世話になった方たちへのお礼に、手作りのお菓子と手作りレターセットに手紙をしたためるまでをひとつの旅として追います。
 工房訪問では、わたらせ渓谷鉄道の終点に工房を構える郡司庸久・慶子夫妻を訪ね、夫が成形、妻で絵付けや装飾という分業で作り上げる緻密な器を紹介。
 ほかに飛田和緒さんの「レシピ絵本」、米沢亜衣さんの「イタリアの日々のごはん」、「江戸前鮨の仕事」たまごやき、など。
B5判 40P

小説・詩×写真・漫画・グラフィックのリトルマガジン spore

spore4 「そしてわたしは恋をする」¥1050

 メディアに消費されつくし、リアリティを失った恋愛を敢えてテーマに選び、小説、写真、マンガ、エッセイ等の「物語」の視点からアプローチすることにより、「恋愛」を取り戻すことを試みる特集!内容は—–
◆Interview:「恋愛のことなんか描かない」やまだないと/柳下毅一郎×中原昌也が観てイタい映画、身につまされたり彼女なんかいらないと現実的な気持ちになれる映画について語る「恋愛映画のリアリティ」/「ラヴリィな存在達について」田口賢司
◆Story:「アナタと私のディスタンス」笹俣房子/「Amour I Love You」アオキ・カズヤ/「初体験」オレリア・オリタ/「二人の女について」川井俊夫/「幕開き」ケン・ニイムラ/「スリーパーズ」加藤リリ子/「六日に菖蒲、十日には菊が咲く」星希代子/「Real:Unreal」山崎史/「散歩日和」クリストファー・コソフスキー/「春の結婚式」富田英三/「Winter Song」Little Fish/「スロウ・エモーション・リプレイ」小島弘光/「浸透する花」アニュウリズム/「もう一度会いたい」小野真由美/「ある季節」小林英治・トリイツカサキノ/「パール」蜂谷朋子/「崩壊を、この手で/他2編」岩槻渉/「Our Love Songs」村上朋子、ミッコ、一ノ宮薫子、藤原ことり、富永民紀、佐山暁子/表紙:笹俣房子/裏表紙:キクチ・キミエ/協力:ブックピック・オーケストラ、Punctum、クムボン、世田谷233
145×190 178P

星園すみれこさんのゴシックオカルト少女趣味画集

星園すみれこ『少女集』¥550

 女の子の脳内で密かに築かれた怪奇と幻想のパラレルワールドを、ゴシックオカルト少女趣味に描いた漫画作品集『創世記』で単行本デビューした星園すみれこさんがモノクロ画集を作られました。
 表紙はピンクに金と黒の乙女なカラー。中にはドールハウス、タロットカード、蝶や花、額ぶち絵、双子や相似など、独特なモチーフにあふれています。
B5判 22p

駕籠真太郎さんの伝説のイベントが映像に!「納涼うんこ祭」

企画・監修/駕籠真太郎「納涼うんこ祭」¥2500

 漫画における容赦ないスカトロ描写にもならず、自らうんこフィギュラを手作りしたり、糞便専科のミニコミを作成したりする駕籠真太郎さんが企画・進行したあのイベントが映像になりました!
 2003年7月10日、新宿ロフトプラスワンにおける駕籠真太郎主催イベント「納涼うんこ祭」のみどころが余すところなく収録されています。
○TVショッピング形式で、通信販売用の浣腸器の実演!様々な液体を女の子に注入し排泄まで見守る「浣腸器通販」
○女の子たちにサイコロをふってもらい、出た目にあわせたうんこトーク(実話)を披露してもらうトークショー。ただし、当たり目が出た場合は生排泄!という「うんこサイコロトーク」
○ステージ上の用紙に女の子が排泄物を噴射して行う「うんこ習字」
 70min DVD-R

架空社の絵本が入荷しました

 鴨沢祐仁「お父さんのクリスマスツリー」をはじめ架空社さんの絵本が入荷しました。
 架空社さんは、スズキコージさん、片山健さん、たむらしげるさんをはじめ、様々な絵本を世に送り出している小さな出版社さんです。タコシェでも、丸木俊さんがイラストを描いた「ロシアのわらべうた」、鴨沢祐仁さんの「お父さんのクリスマスツリー」といった本を仕入れるのをきっかけに、ほかの絵本も入荷しました。

○「ロシアのわらべうた」¥1365
作・内田莉莎子作、絵・丸木俊絵で、1969年に発行された本が、目白の書店+ギャラリー・ポポタムの編集で復刻されました。
 チュコフスキー、カルナウホウ、ブラートフといった旧ソ連の児童文学者や、民話の研究家が集めたわらべうたの本、幼稚園や小学校で使っている音楽の本などからわらべうたを内田莉莎子さんが選んだ歌集で、楽譜も入っているうえ、青春時代にモスクワに長期滞在した丸木俊が絵をつけています。
 北海道から出てきて独力で女子美術専門学校で学び、戦前、ミクロネシアやモスクワに長期滞在するなどエネルギッシュに活躍した丸木俊は夫・丸木位里との「原爆の図」で有名ですが、多くの絵本も描いており、そこには愛らしい動物や子供たちにあふれています。店頭には見本もありますので、ぜひ手にとってご覧ください。

12月16日(土)に来店予定の鴨沢さんの「お父さんのクリスマスツリー」¥1050を事前にお求めのお客様も、サイン入れやカードプレゼントなどのサービスがございます。事前にカートでお申し込みいただけましたら、サイン本を通販でお送りいたします。