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Stéphane Blanquet「Le Lombric」

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Stéphane Blanquet「Le Lombric」¥945

 セリフも擬音もない、サイレント映画のようなマンガ。釣り糸に吊るされて魚にのまれたミミズが、その魚とともに再び陸に引き上げられ、有為転変に翻弄されながら、事故や事件の現場に居合わせ、人々の人生をまた翻弄してゆく、ミミズの大河ロマンが描かれています。
170×110 64P

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 この小さなBDの本は、手塚治虫や水木しげる、林静一、安部慎一など日本のマンガのフランス版も多数出版しているEditions Cornéliusから発行されています。タコシェでは、ステファン・ブランケ以外にも、シュールでナンセンスなピエール・ラ・ポリスの書籍もお取り扱いしてます。今、コーネリウスの書籍をお求めの方に、同社のマスコット ジルベールの紙人形(組み立て式)をプレゼント中。

Stéphane Blanquet「La chair nue s’articule」

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Stéphane Blanquet「La chair nue s’articule」¥2625

 ステファン・ブランケが、女性の体に影絵を直接描いた作品集。黒バックの中、肉体だけが白く浮かびあがり、背景と一体化した黒い影絵が女性の体に広がります。
 地下の旅行鞄の中に封じ込められていた人形が、長い眠りから目覚め、生気を取り戻してゆく様子を60以上の写真で構成しています。
 
180×220 48P

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※ステファン・ブランケの著作をお求めの方に4月10日のサイン会の整理券をお渡ししてます。通販でも御希望の方には同封いたします。

ステファン・ブランケ「幸福の花束」

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ステファン・ブランケ「幸福の花束」(パロル舎)¥1680

 3月末に個展のために来日が予定されている、ステファン・ブランケの唯一の邦訳絵本です。残酷な童話5編が、夕暮れ時のように叙情的な影絵とともに繰り広げられます。バラバラ殺人事件や人肉ハム、監禁愛など、歪んだ欲望の形が、残酷かつファンタジックに描かれます。

原題“Bouquet Bonheur”(ブーケ・ボヌール)
第一話:Sucré Salé あまくて からいもの
第二話:La Peau de Chagrin あら皮
第三話:Les Yeux Lourds 目が重くなると
第四話:Le Chagrin du Chêne カシの木のかなしみ
第五話:Le Kit Princesse プリンセス組み立てキット

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AB変判上製 60P

この本に著者プロフィールによると—-

ステファヌ・ブランケ(Stéphane Blanquet)
 1973年生まれ。コミックスをはじめ、イラスト、絵画、アニメ、彫刻など多彩な領域で活動するフランスのアーティスト。16歳で出版社をおこし、1993年に第一作『ケイヴウーマン』を発表。外国での翻訳出版や個展の開催も多く、有力日刊紙「リベラシオン」や高名なロック雑誌「レ・ザンロック」などにもイラストを提供する。
1997年の「色彩の混合」から短編アニメの制作にのりだし、最新作「あら皮」は本書『幸福の花束』の第二話をアニメ化したもの。
コミックス、画集の出版は40冊以上におよぶ。代表作を集成した『涙の個人全集』は映画『カルネ』の監督ギャスパー・ノエに絶賛された。

 タコシェでは4月10日のサイン会にむけて、著作を揃えてゆきます。この本のフランス版も少しご用意する予定です。フランス版はソフトカバーですが、タイトルのほか、中のストーリーの文字もすべて作家の手書きになっていて、文字列自体がキレイです。ステファン・ブランケは自らのレーベルで日本人作家の本を出版するときは、(未知の言語で文字もよくわからないけど)独自のセンスでクレジットなどを手書きで原語表記してしまいます。そんな味わい文字も注目です。

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 こちらがフランス版です。(1943円)タイトルまわりの文字はみな手書き。

高野文子「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」

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高野文子「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」 ¥410

 漫画家・高野文子による絵本!

 「しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん。あさまで よろしくおねがいします」夜、眠りにつく前のひととき。男の子は「おしっこがでたがりませんように」「おっかないゆめをみませんように」……と、しきぶとん、かけぶとん、まくらたちに、そっとお願いをします。すると彼らは「まかせろ、まかせろ」と男の子を優しく、暖かく、包み込んでくれるのでした。
21cm×20cm 24P
 作家による作品解説や、編集者によるメイキング話などをおさめた、保護者向け小冊子もはさみこまれています。

 ふとんやまくらにおねがいする男の子、まかせろ、まかせろ、と男の子を包む込むふとん、繰り返されるおねがいと返事、繰り返し描かれる男の子とふとんのシンプルな線が作る形と色合い…なのに、読み終わると本を閉じても頭の中で、なんども言葉や絵が再生されてしまうからフシギ。でも、挟み込みの小冊子には、依頼から長い年月をかけてじっくり練り上げられた過程が言及されていて、納得。(こどものとも年少版2月号)

赤井都「豆本づくりのいろは」発売記念 ガチャポン登場

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赤井都「手で作る小さな本 豆本づくりのいろは」 ¥1680

 これまで、すてきなお手製豆本や、製本技術を使った紙ものグッズの数々を納品してくださった豆本作家の赤井都さんが、豆本作りの入門書を河出書房新社より出されました。

 自身の豆本10作品を例に、写真と丁寧な解説とで作り方を伝授しています。(また、そのうちの一部は,タコシェ店頭で販売もしています)
 作り方を紹介している本の形と技法は—–
 カード式豆本(一折中綴じ)、アコーディオン折本、巻きもの(軸なし/軸あり)、のり綴じソフトカバー、糸で綴じて作るハードカバー(二折綴じ)、函つき布表紙のハードカバー(パピヨンかがり)、革表紙のソフトカバー(ロングステッチ)、 和紙の接ぎ表紙豆本(一本パピヨンかがり)、 豆帙入りハードカバー(本かがり)、とつ入り和綴じ、足継ぎ
 また、これとは別に自身の、また国内外の作家の豪華豆本も写真で紹介しています。

 必要な部分はイラストで見やすく手順を解説したり、コツを囲みコラムで伝授したりと、初心者にも親切に、手ほどきしてあって、本格的な豆本が、特別な製本道具などなしに、できるようになっています。(完成度はともかくとして)
 実用としてだけでなく、赤井さんの作品集でいて、その構造と工程まで図解した本としても楽しめます。
B5判変型ジャケット装 96Pオールカラー

 これにあわせて、本p34〜P39で紹介された二折綴じの豆本ができるキット(¥1000)もご用意いただきました。 

 

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 さらに、赤井さんを含む11人の豆本作家さんが手作りした、豆本20種類以上をカプセルに入れてのガチャポン(一回¥100)も、店頭に設置しました! 1月初旬までの期間限定で、豆本が手製本につき補充分がなくなりましたら終了となりますので、どうぞお早めに! 豆本を身近に、ということで作家さんたちが手作りしている、小さいけれど本格的な作品を提供してくれていますので、この機会に豆本を手にとってみてください。クリスマスの小さなプレゼントにもよいかも!

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