書籍」カテゴリーアーカイブ

呪みちる 短編集「顔ビル/真夜中のバスラーメン」

呪みちる「顔ビル/真夜中のバスラーメン」 (トラッシュアップ) ¥1400+税

ホラー漫画家・呪みちるの単行本未収録だった近年の作品を集めた、最新短編集!

2003〜2017年の間に発表した「ピアスの白い糸」や「魔法のダイエット」など都市伝説をモチーフにした作品を中心に編纂。

イベント、サディスティック・サーカスのために描きおろしたイラスト2点もカラーで収録。巻末に餌食姫による各作品の解説つき。

「さあ、今すぐページをめくれ! 恐怖という名のサーカスが、白と黒で描かれた極彩色のカーニバルがはじまる! 」黒木あるじ(作家)

【収録作品】
「秘密のダイエット」、「顔ビル」、「第3京浜の追跡者」、「宇宙耳かき」、「ヤキトリ奇談」、「アメリカのコート」、「真夜中のバスラーメン」、「地下街の怪」、「ピアスの白い糸」、「雲脂肥育法」、「七色の脳みそ」

A5判240pages (トラッシュアップ)

「顔ビル/真夜中のバスラーメン」発売記念
呪みちる サイン会
2018年9月2日(日) 16:00〜

本書をタコシェでお求めのお客様にサイン会の整理券を配布します。
行き違いを避けるため、通販での整理券つきの書籍の発送は27日までにお申し込み分までとさせていただきます。発送は、先行発売予定日の8月23日以降となりますのでご注意くださいませ。

小川たまか「「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。」

小川たまか「「ほとんどない」こちにされている側から見た社会の話を。」(タバブックス)¥1600+税

日常で、何か疑問や違和感、悩みを感じても、それをSNSで発言すれば炎上したり、揶揄されたりで、建設的な議論にならないまま放置されがちな性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo運動などのテーマ。

この問題に、”あえて踏み込み、自分の足で取材し、背景を調べ、その根底にあるものを探り、それをネット上の文脈にものせて、普通の人でも読みやすく書く”小川たまかの初単著。

2016年に着手して、過去の文章を加筆修正しながら新たな文章を書き、2年がかりでまとめたものだそう。

執筆・編集の間に、高橋まつりさん過労死自殺、伊藤詩織さんの事件があり、#metoo運動、発行と前後して東京医大の試験問題があり、常に問題になりながら決してよくなる兆しがみえないこのテーマについて、ただ正義をふりかざすのではなく、自らも傍観者になっていた過去や、ともすれば加害者側にまわりうる危うさを意識しながら、日常の中で「ほとんどない」ことにされている問題や状況について考え、語ります。

四六判212pages

黄島点心の黄色いシリーズ第2弾「黄色い円盤」

黄島点心「黄色い円盤」(リイド社)¥1389+税

「黄色い悪夢」に続く、黄島点心の黄色いシリーズ第二弾。
webリイドカフェに掲載された作品やコミック特盛 新耳袋アトモスに発表した作品に、描きおろしを加えた全5作品を収録。

地球のいたるところに飛来した円盤がやがて地球を覆い、地球のこれまでの壮大な歴史を再生しはじめ、終末に向かうとき、円盤を御して地球滅亡の危機を回避しようとDJが立ち上がる奇想ホラー「黄色い円盤」をはじめ、連続脳みそ消失事件と、動き出した巨大仏像のミステリーを描く「盲脳」、セクシーモデルのはずかしい体のコンプレックスが思いがけない快楽のツボとなるのだが、その先に予想外の結末が待っている「プラスマイナスゼロ」など、SF、ホラー、コメディ、お色気×エロ、スペクタクル、ファンタジーetcと、黄島点心の引き出しがこれでもかー、というほどにおしみなく、開かれています。

A5判288pages

 

縄文時代をテーマにしたフリペ”縄文ZINE”から生まれた「縄文ZINE(土)」

縄文ZINE(土)¥1480+税

縄文時代をテーマにしたフリーペーパー「縄文ZINE」1~4号の合本。

毎号、土器、土偶、貝塚など、縄文時代にまつわるテーマについて、遺跡や博物館を訪ねて取材した、読み応えある特集があります
歴史の授業では、貝塚はゴミ捨て場と習ったけれど、はたして大量の貝殻を円状に同じ場所に貯めて土器や土偶までもが出土する場所が、現在の私たちが考えるゴミ捨て場と同じ意味があるのか? そもそもゴミの概念があったのか?…と疑問を掘るうちに、今日の視点とは違う縄文の暮らしや思考をおぼろげに感じとることができます。

CONTENTS

巻頭インタビュー:都会の縄文 人片桐仁

●縄文ZINE,1 –2015 SUMMER
見せてもらいました芹沢圭介さんの縄文コレクション
発掘された縄文時代の”土鈴”の音を聴く
信濃の火炎土器の発祥仮説とものづくり気質
ー縄弱”のための縄文時代質疑応答/立話、最近の縄文人/
縄文人のおすすめ映画/小山健 縄文漫画 どきおくん

●縄文ZINE,2 2016 WINTER
となりの縄文人 イ・ラン
土器は燃えているかのーー現地に博物館に火炎土器が作られた背景を取材
東北の亀ヶ岡様式~縄目と描かれた模様や刷り消しのミックスした様式~と狩猟スピリット
ー縄弱”のための縄文時代質疑応答/立話、最近の縄文人/縄文なう/私を狩りに連れてって
縄文人のおすすめ映画/縄文人のためのドングリクッキーレシピ/小山健 縄文漫画 どきおくん

●縄文ZINE,3 2016 SPRING+SUMMER
貝塚はアルカリ性の夢–貝だけでなく土器や土偶も出土する貝塚はほんとにゴミ捨て場なのか?
土偶のおっぱいについて 女性を象りながら微乳が多いのはなぜ?
都会の縄文人 藤岡みなみ
ー縄弱”のための縄文時代質疑応答/立話、最近の縄文人/縄文なう/
縄文・の・ようなもの~インド亜大陸の土偶のようなもの/縄文人のおすすめ映画/
ハードボイルド土器解説・焼町土器/小山健 縄文漫画 どきおくん

縄文ZINE,4 2016 AUTUMN
アイヌに会いに~縄文文化とのつながりを求めアイヌへ
氷河期から人が住み始めた北海道に寒冷地の狩猟文化、石器を取材。
都会の縄文人インタビュー 野田サトル
ー縄弱”のための縄文時代質疑応答/立話、最近の縄文人/縄文なう/
縄文・の・ようなもの~インドの石棒のようなもの/縄文人のおすすめ映画/
ハードボイルド土器解説・焼町土器/こやまけん 縄文漫画 どきおくん

YAYOI ZINE,
縄文みたいな弥生の土偶
短編恋愛小說 古墳と縄文のあいだ 窓から見える弥生時代

A5判138pages

刈部山本「東京「裏町メシ屋」探訪記」

刈部山本「東京「裏町メシ屋」探訪記」(光文社)¥820+税

町歩きをしながらの大衆食(ラーメン・町中華・食堂・酒場等)レポを、ブログ”デウスエクスマキな食卓”やミニコミ同人誌で発表してきた刈部山本の約15年分の記事からセレクトしたものを大幅に加筆訂正してまとめた350ページ越えの文庫本。

日常の風景の中の赤線・軍需工場・闇市の痕跡を巡りながら、地元の食堂や町中華、酒場で食し、銭湯に立ち寄る、東京休日旅のガイド。

目次
第1章 板橋しっとりチャーハン ~板橋を見れば東京大衆食の近代史が分かる!?
第2章 明治からのレンガを追う ~銀座・日本橋・神田、路地裏の穴場老舗が見えてくる
第3章 関東大震災からの復興 ~上野東側の裏路地に見る和洋定食・男子メシ紀行
第4章 多摩湖から玉川上水を巡る ~近代水道の発展から、郊外の地グルメに会う
第5章 戦争への足音が響いた町 ~板橋から北区へと広がった軍用地は今!?
第6章 戦中から戦後へ ~空襲からドヤ、ちょんの間と経た横浜ストーリー
第7章 赤線のあった頃 ~吉原・向島・鳩の街・玉ノ井ラビリンス
第8章 物流が町を変える ~貨物船から臨海部へ、葛飾・江東・品川の旅
第9章 東京の拡張・郊外の変革 ~モータリゼーションが起こしたロードサイド文化、足立

文庫358pages

※これまでタコシェにて、長年にわたり多くのお客様に”デウスエクスマキな食卓”をお求めいただいたご縁から、著者より50ページ、オールカラーの特典冊子をつけていただきました!